HAKATA  KAGAYA 30 06 2015

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第三部も途切れた
3夕食~帰宅 色気より食い気 花よりタンゴ
 
2015/05/30(土)1700--2200   これも文章が切れたので再掲載
先付  ①<金時草と岩蛸の梅とろろ>
     加賀府太胡瓜 茄子青煮 
 
     金時草ーキンジソウは忘れた赤い色の葉をした笹みたいな形 その上に
    蛸に自然薯を掛けて梅肉ソースで味付けた小鉢 野菜の一つ一つ美味い
    小鉢はダイエットに向いているそうだボリューム感が出て
 
    ②<水無月豆腐>
     雲丹 蒪菜 山葵 美味出汁ゼリー
  
    切子の夏らしい器にサイコロより小さい豆腐(普通の豆腐ではなかった)と
   出汁で煮付けただろう蒪菜を添え、 豆腐の上に雲丹と山葵アクセント
   更に出汁を少し柔らかめのゼリー状にして全体に塗す
   冷製の「オードブル」でこれから始まる大レースが開始された
   出される料理の説明 解説 食べ方は係りの人が説明してくれますその都度
 
     
煮物椀 ③<はも葛たたき>
     冬瓜 管ごぼう 五三竹 丘ひじき  青柚子
 
       鱧といえば京都の夏の名物みたいなイメージがある白魚
   勿論骨きりをした白身のお吸い物です、鰹だしか昆布だしかの区別も出来ません
   冬瓜 中央部が空洞の牛蒡ー管ごぼう かなり小さく細く飾り主体に使われるー五三竹
   ちょっとこりこりした食感の茎みたいなー丘ひじき 
   それらを一緒に頂きますこれが唯一塩分を感じたかな
   鱧も久しぶりに頂きましたふわふわしたすり身みたいになってる
   県内でも手に入るし決して高くはないが骨の処理が不可能です
 
お造り ④<本日の鮮魚三種>
    ( 鯛  鰤 鰹  ーーー紫蘇 芽紫蘇 ゼリー )
 
ちょっと大き目の小鉢というか鉢にクラッシュした氷を敷き詰めその上に金網を置き
そこに刺身を盛る 刺身と言えば大根の千切りがつき物だがここにはそんな事で
盛ろうという意識はない 小さく小さく野菜を削った感じで飾りに沿え 鰹には
生姜が僅かに添えられている 味もまあまあだが うーーーーーん 貧乏症の
私としては「庶民的な価格の魚を大量に食う」と言う魅力も捨てがたい
佐世保近辺で鮮度抜群の魚を安くて沢山食わせてくれるところは多くあるが
今回はあくまでも 会席の中の一品だから少なくても仕方ないか
 
 
焼八寸 ⑤<すずき若狭焼き>ズッキーニXO醤炒め パプリカ 貝柱
 
    焼き料理でこの若狭焼きは別の角皿で出されるのだが、この皿がまた
    凝ったデザインですモダンアートみたい今まで小粒小さめの食材が
    多かったからか切り身が大きく見える、ズッキーニやパプリカ等の西洋野菜と
    コラボレーションをして新鮮味と斬新さと和食の進化も取り入れている(のかな)
    「焼き一生」と言われるくらい焼き鳥も難しいらしいが、こっちが遥かに難しいだろう
    焼き魚 食材によって火加減とか手加減が異なるからね自宅で白身魚を焼いたのでは
    味わえないような脂加減柔らかさが楽しめた
    
   
  八寸 カロリーボリュームでは次のステーキが「メインディッシュ」的になるのだが
  この八寸がもはや「芸術」と言える飾りつけで出てきた 料理が小さいのもあるが
  品数も多い、直径が約30cm程度の黒く丸いお盆のような大きな平皿に
  和紙を乗せ 5品提供 その後ろに小さな板を乗せ高低差をつけ 小鉢に胡麻和え
  更にその上に玉蜀黍の天麩羅、珍味の干口子が出てくる
 
   ⑥<白芽茎と金針菜の胡麻和え>
   この両方の野菜は知らない食材で能登北陸の地場野菜みたいなものかな
   脚付きの御猪口みたいな小さな器に盛られ葱みたいな食感(白芽茎)と
   インゲンみたいな食感(金針菜)だったかなほんの少し甘い感じの和え物
 
   ⑦<しゃこ砧巻き黄味酢>
    しゃこ貝をきぬたで巻いてその上に卵の黄味と酢を混ぜたものをのせた1
    貝といえばアサリくらいしか頻繁に接する事は無いので珍しい味わいかな
    
   
   ⑧<とり貝柴寿司>
     手毬寿司みたいな小さい小さい大きさの寿司です 御飯は味付けも
    していた感じで混ぜ込んだ色の赤みが付いてその上にとり貝をのせのりで巻いた
    寿司、おちょぼ口の私のために考案され提供されたみたいなもので下品な女優共みたいに
    大口開けて食べる必要も無い、普通の廻らない鮨屋でも出てこない創作寿司で
    美味しかった(日本料理店なんかがかえってこういう寿司がある)
 
   ⑨<空豆麩田楽>
   葉っぱのフレディーみたいな器に日傘代わりに和傘を刺して(カクテルなんかにさしてある傘)
   そら豆の緑の色と形をした 生麩を甘い味噌で頂く(因みに味噌は上にではなく下に敷いてある)
   生麩の餅餅した食感と味噌の味が見事マッチングして生麩と言うよりアンコ餅みたいな感じだ
   デザートがもう出てきたのか?と勘違いした
 
   ⑩<燻製鴨アスパラ巻き>
    アスパラを巻く料理といえば一般的には豚肉かベーコン(も豚だが)が普通だが
    鴨は和食洋食共に高級食材高級料理だな、ローストダックで切り込みも入った
    肉の中にアスパラを巻いて艦隊入港(爪楊枝)位の大きさの竹串を刺し崩れないようにしている
    鴨肉も久々に味わえたちょっと高めの弁当なんかにも入ってるね、味付けはあの手はソースだが
    こちらは殆ど肉本来の味だけだった
 
   ⑪<チーズ桜桃>
    チーズをサクランボに見立て丸めて緑の枝を刺していた チーズと何かを混ぜていたと 
    説明されたが忘れた チーズは酸味や臭みも無く美味しく頂けました和食にチーズか。。。。
 
   ⑫<玉蜀葱掻揚げ> トウモロコシ
   ボイルしたのかな~ 生だったのかな~その違いは分らないがトウモロコシの掻き揚げ
   この加賀屋のメニューは変換も一番難しいのを選択しているな 粒々感とトウモロコシの
   甘みが美味しい  因みにお造りの刺身醤油とステーキソース以外は
   塩とか調味料は無い
 
   ⑬<能登珍味 干口子>  
   これは説明があって 何の魚か忘れたが 卵巣か精巣を干した カラスミみたいなもの
   指の爪程度の一切れで数百円しそうなくらい高級食材みたい 
   そしてそれに添えられていた葉は石川県の県木の葉だったらしく
   それを財布に入れておくと「あてにしていなかったお金が入り込む」みたいな
   縁起物らしく「お持ち帰りに為って下さい」と言われたので今現在財布に入ってます
 
 
 
 
強肴  ⑭<能登牛ステーキ>
    (焼き野菜茄子 ポテト ズッキーニ ししとう レタス添え )
    (ミディアムレアカッティング済み バター添え おろしソース)
  
    肉もいいが特別格別大好きと言うほどでもない特に牛肉は::::
    その理由は多分「普段喰いつけてない」つまりあまり頻繁に接する事も無い
    食材というのが原因だろう、既にカッティングされた薄切りステーキだが
    肉は確かに柔らかくミディアムレアで中はジューシー 外はちょっと噛み応え
    と二つの食感が楽しめた 卸しソースもいいバターも添えてあるが
    肉本来の味付けだけで つまり何も無くとも十分美味しかった
    レモンだけ絞って 折角なので一切れづつバターと卸しソースをつけた
    付け合せの野菜も焼き加減もよい味もいい、野菜が素焼きで美味しいのは
    そこそこいい野菜なんだろう
 
 
温物 ⑮<穴子豆腐けんちん玉蒸し>
    初夏の野菜彩々ーー(オクラ ヤングコーン トマト) 生姜餡掛け
   
      けんちん玉蒸しだから茶碗蒸しとは少し違うけど茶碗蒸しみたいな食感です
   玉子でといた出汁を蒸してその中に穴子のすり身を少し大きめに入れて
   周囲にグリーンピースやヤングコーン オクラ トマトで彩りそして
   一番上に生姜のトロミをつけた透明なアン(アンコではない餡)が
   上澄みにたいになっている、食感はほんと茶碗蒸しみたいな感じ
   それより弾力があるかなもっとも店によって食感とか違うか
   だし汁も美味しいし 梅雨の時期のメニューで夏メニューに近い中
   これが一番熱々で頂けました
 
酢物 ⑯<鮎風干し>  
    焼き川海老 焼き甘長唐辛子 白舞茸 若布 割ぽん酢味
 
   鮎の酢の物と言っていい感じ、一夜干しみたいにあまり塩味もきつくない
   干物と言うより「シメサバ」みたいな感じです 勿論鮎だが
   その上に”ししとう”と白舞茸の酢の物 若布の酢の物
   そして川海老です小さいから丸ごと頂きましたぱりぱりして美味しい
   海老以外のポン酢はどちらかと言うと甘酢にちかいので
   酸味と甘みが調和してた
 
お食事⑰<新生姜の炊き込み御飯>
   日本料理の真髄”御飯”です 「日本料理」としている店でのコース料理では
   殆ど”炊き込みご飯”でここは新生姜を薄く細切りにして人参とシイタケみたい
   なものと混ぜていて一番上に飾りと匂いで木の芽を少しのせて出す
   出汁も効いていておコメの味も硬さも丁度よく美味しい
   
留椀 ⑱<金沢の味噌仕立て>
 
   若布とキノコが具材で少々と三つ葉を彩りとアクセントに浮かせ
   これもまた良い出汁加減で美味しい
 
    御飯と味噌汁はお代わり自由(勿論お代わりは無料と言う事だ)
    お代わりをしたかどうかを尋ねるのが野暮で「何回お代わりをしたか」
    聞くべきだ
 
香の物⑲<加賀の漬物>
    (カブ 白菜 きくらげ)
    漬物のあまり塩辛くなく美味しい 黒いのが多分きくらげだったと思う
    正直あまり食べつけてない食材だった カブは漬物に多用される
    青物野菜が少し混ぜてあるあまりに少量なので食材リストには未掲載だ
 
    
デザート⑳<能登ミルクで作った 薔薇のジェラートヨーグルトソース
     桜桃 蜂蜜ゼリー 焼き菓子>
    (焼き菓子は言葉を忘れたケデコラシオンだったかーキなんかに
      小さな板チョコみたいなのを飾るようなアクセントでクッキー)
 
   水菓子と表現する場合もある和食のデザートですがここは
   デザートとそのままの表示
   薔薇を練りこんだピンクのジェラードにヨーグルトソースをかけ
   一片のミントをのせ デコラシオンのようにクッキーを突き刺し
   サクランボとほんの少しの蜂蜜ゼリー 
   ジェラートはこういう風に少量で食べるとまた美味しい
   食いまくるとありがたみが薄れるかな・・・・・
 
 
 
以上 大変満足のいく食事でした 席が空いてるなら個室が良かったかな
展望席はテーブル2つしかないみたいでそのうち1つはパーテーションみたいに
つい立で簡易個室的だ 中央のオープンテーブル席だった もっとも景色は
悪天候で無いけどね
 入り口には胡蝶蘭まで飾ってあり そうとうなランニングコストも掛かりそう
マックと比較するほうが野暮だ