「みなさんさようなら」 フランスとカナダ



四十三      
「みなさんさようなら」 フランスとカナダ   ☆☆☆☆☆


2006年位 96分   特典映像(監督インタビュー)


父親が末期のガンで余命が短いと母から知らされた息子、父は大学教授だったので息子が投資会社で金儲けする事などで仲が必ずしも良いとはいえなかったが、イギリスから父親の看病のためにカナダへ渡る、公立病院で部屋も狭くあまり良い状態ではないので

(カナダの社会保障制度 病院の実態の一部を垣間見る 映画上だが)


空いていたフロアーの一室をポケットマネーで改装して個室にする、モルヒネの投与をしてくれないので、男性の幼馴染の麻薬に手を出した女性を通して(彼女のモルヒネ代を肩代わりすることで取引)購入して投与する(薬物中毒で気分がハイになったときに医者の問診が有ったりしておかしい)。

父の教え子にアルバイト代を払い見舞いに来させたり兎に角お金で何事も解決してゆく・・・・・・見舞いに来るのが友人に愛人、元愛人と


賑やかなんだな。娘が太平洋上のヨットで見舞いに来れずネット経由の
ビデオレターを送るのだがこのセリフで思わず泣きそう
になった・・・・・・・


末期がん患者の父親と息子を通してその関係や生命、人生の終焉など意外と明るく描いていた。原題は「蛮族の侵入」というがこれは邦題の
意訳も悪くないな