GB Ⅱ   二百二



GB Ⅱ   二百二


 


ネトウヨやネオ保守主義者は第二次大戦で日本が東南アジアを開放したと


錯覚や錯誤をしているが、その手の論法で行くと「英国を没落させたのは


ドイツとの戦争による経済力疲弊」が主因であり


日本との交戦はオマケで単なる結果論に過ぎない。


(日本がイギリス領やフランス領等を攻撃せずとも


遅かれ早かれそれらの国は独立しただろう)


 


低迷程度なら兎も角<没落>つまり再興できなかったのは


もう1つ「階層の固定化」もあるんじゃないかな?


労働者階級は子供も労働者階級の仕事を継ぐし、政治家は政治家を生む


親子が同じ会社とか当り前とか・・・・・・・・・


 


これらのメリットもあったかもしれないが、イノベーション


無理だろうな・・・・・・・敗戦国が衰退するのは歴史上では


当り前だ(滅亡だって)、しかし戦勝国が衰退してしまった


戦後は経済力--GDP--だけで言えば日本とドイツがイギリスを上回った


のは様々な要素が絡みこの社会的階層の固定化が衰退の


最大の理由ではないとは思う、しかし一因だとしたら・・・・・


 


今の日本が似た道を進んでいないかもっと心配だ


人口が減り子供が減る中で可能性も閉ざし


「家老の息子は馬鹿でも家老になる」と言われたような事が起これば


発展は不可能でせいぜい維持で精一杯で悪けりゃ衰退間違いなし。


 


もっとも家老の息子が必ず家老になれたかと言うと実際は違って


家老職は大名家にもよるが抜擢等も普通にあったそうだ。


(しかし経済力=学歴=収入職業が固定されると現代では99.99%不可能)