- 八二「君のためなら千回でも」 2007年 パラマウント
- / ドリームワークス 米(原題:THE KITE RUNNER) 本編 / 128分
- 特典映像あり ☆☆☆☆☆原題は直訳すれば「 凧を追い走る人」 邦題は作品中のセリフから主役:アミール(成人役):ハリッド・アダブラ準主役:ハッサン(パシュトゥーン人) いじめっ子:アセフ(ハザラ人)監督は「カーレイド・ホッセイニ」、小説が原作で映画の結末とは異なるがやはり
- 多額の費用を要し、幾ら「商業主義を廃し、利益至上主義ではない良い作品を撮りたい」とは言っても観客の納得、賛同を得られる方が良いに決まってる。
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冒頭:2000年サンフランシスコで妻と2人で海の近くの公園の散歩から帰ったアミールに彼が初めて出した本が届いた《作家、小説家になった》、
- 電話があり父の親友でありアミールの叔父さんみたいな”ラヒム・ハーン“からで「故郷に戻って来い」と言う《シーンが変わり1978年のアフガン/カブール》凧合戦が行われていて合戦で負け糸が切れて飛んでゆく凧を使用人の子供であるハッサンが奉公先の息子である(主役)アミールの為に取りに走る。そして見事ゲット。アミールの父(正確な職業は不明、実業家で金持ちであることは分る)がラジオを聞いてる、1980年代になりアフガニスタンの革命と選挙で民主党が勝つ放送(後のソ連侵攻に繋がる)。父親はアミールがおとなし過ぎで喧嘩になっても彼をかばったハッサンが怪我をしても黙っている事を許せない。アミールは出産時に母親が死亡した事で父親が自分を恨んでいると思い込んでいる。アミールの才能があり“お話し”を書いていたのでアヒムが私にも読ませてと言って読み褒める。アミールとハッサンが映画(荒野の7人)を見た帰りにいじめグループ(アセフら3人)に囲まれるがハッサンの武器である“ゴム銃”を出し脅して逃げる。自宅でアミールが勉強をしていると父親が酒を飲んでいてアミールは飲酒は
- 罪だと言うと父親は「この世の罪は盗み」、男を殺す→命を盗む、子供から
- 諦める(本を買えない、字が読めない)そこに父親がアメリカ車でお出迎え誕生日だからとハッサンを助手席に乗せ
- (使用人の子供とはいえ邪険には扱ってない)カブール市内を走りまくり凧(KITE)の店に行ってハッサンに「好きなものを買ってあげる」というとハッサンは店主が「良いものを選んだ」と言うくらい強い?凧を選ぶ。カブール市内で凧合戦で14個の凧に勝ち市内の最高記録を持つ父、ハッサンも腕はあったがお金が無く満足な凧が買えなく今までは勝てなかったが、良い凧を買ったので有利になりアミールとハッサンのペアが合戦で父の最高記録を破り勝つ。(この合戦のシーンはCGだが面白い)負けた相手の凧を取りにハッサンが行こうとすると
- アミールが言う「必ず取ってきて」(当然競争で他の子も取ろうとする)、
- ハッサンは「君の為なら千回でも」と言って走ってゆく、ハッサンが帰ってこないのでアミールが探しに行く、するとあのいじめっ子らに囲まれて『凧を渡せば許してやる』と言われるがハッサンは断る、アセフは「アメリカの刑務所で男がシャワー中等にやられてしまう行為」をハッサン相手にする、それを見ていた弱虫アミールは何も出来ずにその場を逃げる
- (子供に倫理を求めるほうが無理でこれが当たり前だとも思う)。家に帰ったアミールは初めて父親に褒められる、翌朝以降にハッサンが召使としての仕事に来なくなる、理由を聞かれてアミールは「病気だろう」と嘘を言う。ハッサンがお気に入りの場所で字の勉強をしているとアミールが来てトマトをぶつける「投げ返せ」と言うが奉公先の息子に出来るわけも無くハッサンは自分で額にトマトをぶつけ潰す。家に戻りアミールは彼が疎ましくなったのか、自分を恥じたのか父親に「新しい召使を雇わないの?(今いる親子はクビにして)」と言うと父親は「私の父の代から40年も仕えている、そんな事はしないお前が恥ずかしい
- 」と怒る。
アミールの誕生日に盛大なパーティーが開かれいじめっ子のアセフもくるハッサンは料理を配ったりと仕事、翌朝パーティの片付けをしているハッサン親子が仕事で家の外に出かけたときにアミールが自分の腕時計をハッサンの部屋に隠す。その後父に密告したので父が召使のアリとハッサン親子を呼び「時計を盗んだのか」と糾す、ハッサンは嘘と分っていて「盗んだ」と罪を認める、アミールの父親は「許す」と言うがアリは「ここには居られません」と出て行って辞める- (良い意味でプライドがある民族だから)。
- (その場限りの相手にする為)
- 短大を卒業する、バーで父親が将来は医者になれと言うがアミールは作家になりたいと言う、そしてその場に居た客に「今日私の息子が大学を卒業した、皆祝ってくれ」と言って酒をおごり乾杯したり「ソ連クソ食らえ」と音頭を取っていた。
アミールは父に頼みがあると言って「タヘリ将軍の娘に求婚して欲しい」と言う《説明するまでも無いがイスラムでは親の承諾、意思で女性が結婚》、父親は直に電話して将軍に明日出向くと言う、翌日電話がかかってきて将軍が承諾したと言う、そしてソラヤが話しがあるといって家に来てもらい自分がアメリカに来てからの秘密を隠しておけないと打ち明ける(内容はDVDを見て)そして2人は結婚式をして結婚、アミールの父親と同居するが父親の病状は悪くなるばかりで遂に亡くなる。2000年/冒頭のシーンに電話で戻って来いと言われアミールが妻のソラヤに- アミールは土産に出版した本を持ってくる冒頭に「ラヒム・ハーン」に
- 捧げると書いてあった、少年時代に褒めてくれたので小説家になれたと。
- 妻も射殺される。ソーラブと言うハッサンの子供は孤児院へ行った。ハッサンから預かった手紙を渡されるソーラブを助けにいけと言われたがアミールは断る、するとラヒムは本当の話をする、アミールの父親は召使アリの妻と関係してその子供がハッサンだったのだ、だからハッサンも可愛がっていたのだと。ハッサンからの手紙には『妻と3人と共にアミールの健康を祈ってます、アメリカの様子を教えてください』
- 「今のアフガニスタンは酷い世界だから子供に将来を託す、いつか花が咲き乱れ凧合戦ができるように」と。手配された運転手の車で派キスアンからアフガンに向かう
- 《タリバンらしく付け髭をして》
- 「アメリカに逃げておいて何もしなかったくせに、アフガンの為に何をした?」「僅かな金でも孤児院の運営資金になる」
- 「他の子供を助ける為には仕方ない」と反論される。翌日のサッカースタジアムに行けばタリバン将校がいると言われる。帰り道にアミールは昔の家に戻るが荒廃
- していた。サッカー試合のハーフタイムでタリバンが乗り込んできて不倫していた
- 男女を石打の刑で処刑する《日本で導入されたら年間で何人処刑されるのかな?》処刑後に将校に話しがあるがあると訪ねて行き面会の約束を取り付ける、
- そして翌日に指定された場所へ行くがアミールの前に出てきたのは別の人物で「
- 彼は忙しいので私が話しを聞く」と言われ付け髭も取るように命じられる。「男の子を捜しに来た」「会いたいか?」「はい」と答えるとダンスをする子供「ソーラブ」が来る、実は今アミールの相手をしているのはかつてのいじめっ子アセフで大人になっただけ、
- 子供はただでは渡さないと言われアミールはぶちのめされるが
- 《昔アミールが子供時代にハッサンにあげた》
- ゴム銃でアセフの片目を潰し一緒に逃げることに成功する。ラヒムのアパートへ行くと彼は去っていた、翌朝ソーラブが居なくなっていて探すがイスラムの礼拝に行っていただけ。アメリカにソーラブと帰国した、ソラヤの義理の父母と食事をしていると
- 「何故ハザラ人の子供がいるのだ」と民族差別で将軍が怒るがアミールは
- 「父の孫で私の甥」だと言うそして「ハザラ人」ではなく“ソーラブ”名前があると言う。ラストはアミールとソラヤとソーラブの3人で公園へ出かけアミールとソーラブが凧で遊ぶ、隣の子供がしかけてきたので応戦して凧を落とすそれを取りにいこうとしたアミールにソーラブが「取ってきて」と言うとアミールは「君の為なら1千回でも」と言って走ってゆく。