九六
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原題の意味は:漏洩とか 漂白ではありません<NF> ユニバーサル/MGM/20FOX ☆☆☆☆社会派ドラマ/史実更に捜査官、特別捜査官となるのか(本人の資質は勿論だが希望した上で)、FBIに入局しても直に捜査官になれないのか・・・・日本で言えば警察学校を出て直に刑事になれないのと同じかな?
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ハンセンの部下(補佐)になれという、ハンセンは性的倒錯者で内部の協力者がいるので監視して欲しいとバロウズ特別捜査官(ちょっと偉くて権限があるみたい)に言われ、ポケベルを渡され「7#」なら私からだから直に連絡をするように言われる。
- 新しい配属先は地下で窓も無い、ボロの部屋での仕事開始、エリックが先に来ていたのでハンセンが部屋に入り挨拶をすると「君の事を5つ言え4つは真実で」と自己紹介するように求められる。ハンセンが外に出たときに彼の部屋に入って少し見ていたら彼が戻って来たので自分の部屋で「支給されているPCが古い」と言うと「外にあるのを持って来い」と言われ「申請書を出します」「聞こえなかったのか申請書なんか下らない」と言われ外のを持ってくる、また彼の部屋に無断で入った事に気付かれていて怒られる(スパイを取り締まる仕事をしていたのでそんな事は簡単に分るらしい)
- ハンセンに関する報告(何時に出勤してたとか、出入りの状況、発言)の提出を毎日求められ毎日書く。
- エリックが出勤しようとアパート出るとハンセンが早朝ミサに行くからと出勤前に連れて行く、教会で私も以前は熱心な信徒ではなかったが妻のボニーの影響と言う。
- 日曜日は聖カタリナ教会に行ってランチはどう?奥さんも誘ってと言われたエリック、コンピューターの知識を見込んだと言われる、日曜日のミサの後にハンセンの家に行きランチの前に彼の部屋にいたときにエリックがこっそりパソコンの内容を見るが特別な事は無かった。⑨その夜、捜査に疑問を感じたエリックがバロウズを呼び出して彼を疑う証拠を見せて欲しいと言うと別の場所に連れて行かれ「彼は1985年からスパイで非常時に大統領や副大統領や議長が何処に移動するかとか、二重スパイの名前を50人以上ばらした(ソ連に)うち3人は確実に処刑されたがそれ以外は所在不明(まぁ大半は処刑されていて証拠がでないだけだろう)FBI史上最大のスパイ事件で新たな証拠が必要で彼に新しい処遇を用意してカメラや盗聴器、センサーだらけの部屋を用意したと言う。行方不明になることが相次ぎ特別捜査本部を設置して犯人を捜したが発見できなかった、何故ならその本部長が他ならぬ“ロバート・ハンセン自身”だったからである。⑪エリックが帰宅するとハンセン夫婦が連絡なしで訪問し料理を持ってきていたので一緒に夕食、エリックの妻はハンセンを気持ち悪がっていて帰った後に怒りをぶつけるがエリックも本当の理由を話せないので夫婦間の溝が深まる。
- エリックがトイレに入ると特捜のメンバーが来て「勤続25周年の写真撮影をするのでその間にPDAのデータをコピーするように」と指示される。ハンセンに強引に行かせるために何とか理由をつけて撮影場所に行ってもらいその間にデータをコピーするが、PDAを元に戻すときバックの表と裏を逆に入れてしまった事に気付く、ハンセンが戻ってくる寸前に元へ戻すが気付かれ「バックを触った」と怒鳴られるが「水をこぼして拭く時に触った」と言い訳してその場は収まる。
- 14時にDIA(国防省情報局)に行くのでエリックの車で出かける、その間にハンセンの車を捜索する(徹底的に分解までして証拠の採集、撮影、データの取得)DIAに到着したが急に会議が入り担当者が会えないと言われ帰る事になった、車の捜索は大量の武器が見つかるなど成果もあるが、急に戻られると駐車場で彼の車が無い事が発覚する(分解から組み立てが間に合わない)、エリック達が帰る時に渋滞にはまるとハンセンは「途中まで歩き地下鉄で帰る」と言うのでエリックは追いかけて
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ので彼らは困惑する。その時ハンセンが精神的に参って酒によってから車でエリックのアパートに来て電話で呼び出される「約束通り地下鉄出口から10分以内」に到着して彼の車に乗ってからある公園に行く、夜の公園が好きだといって車から降りて「本当にお前を信用してよいのか」命中しなかったが流石にエリックもキレる。⑯ハンセンはスパ活動を続行して最高機密文書を印刷してポリ袋に包んで「フォックスストーン公園」内にある橋のたもとに文章を隠す、別のスパイがそれを取りに来てた(互いに顔を見せないのが基本的な受け渡しのテクニック、捕まり拷問されても答えようが無い)
- ポケベルで逮捕を知らされたエリックはやっとで妻ジュリアナと仲直り出来たハンセンは終身刑になる(司法取引で様々な供述をした上で財産、年金が妻のボニーに行き渡る取引をした、ボニーの友人は“彼女を”支援した)たまたまこの映画・DVDとはまた別でこのスパイ事件 / ハンセンについての本を読んだ、中身が違うので映画では描かれていなかったハンセンと父親との確執=父は高卒で警官となり学歴が無い為に苦労したのでハンセンを医者にさせたかったがハンセンは仕方なく歯学部系を選ぶが(実習中に看護師であった後の妻になるボニーに出会う)途中で辞めて会計関係の仕事をしたりと父親には認めてもらえなかった、FBIに入局して父と同じ法執行機関に勤めても余り喜ばれていないとか(自分と同じような職業を息子が選んで過去に逮捕されたスパイの失敗を学び同じような行動を取らなかった(金銭の浪費)とか、FBIが描くスパイ像に一致しない行動を取ったとか、まあ兎に角色んなことが書いてあった映画は紹介したように逮捕される前の2~3ヶ月から彼を逮捕する側から描いていたので視点が異なるし全部は描ききれないが脚色がやはりあって、作品中は“夫婦性活”を盗撮録画したのを友人に送っていたが実際は妻のボニーのヌード写真を本人同意で撮影して隠して友人に送りつけていた(しかも逮捕前ではなくかなり前、友人は迷惑していた)
事と“夫婦性活”をその友人にベランダから覗かせていた、そしてFBIの失態は描かれていなかった(従姉妹のFBI職員がハンセンのスパイ疑惑を報告していたが他のスキャンダル処理があって見逃された、その職員は親族を悩んだ末ある意味では“裏切った”まぁ勿論正しい事には違いないが、そのような報告も活用しなかったとか)