おわりのはじまり

爆買い終了   四百二十五

広く知られたパラドックスで<テレビが流行と取り上げるころには流行は終わってる>
という皮肉がある(ただし飲食の話題は別、放送翌日の売り切れ大行列など)
例えばツイターも既に新規利用者も頭打ちの上、アクティブユーザーに至っては
負け組みの仲間入りしそうな鈍化。

ある程度はリンクすると思うグーグルトレンド<爆買い>では
2016年1月がピークでテレビ新聞も2015年末位からニュースに
していたと思う(ネット記事を見る限り2015年10月くらい)

2016年の5~6月くらいから少し言われるようになってきた、
そして最近ではその爆買い(中国人限定ではないがメインとして考える)の
消費金額が減少傾向にあるとか、高額商品が売れないとかニュースに為っている。


観光庁が発表している資料で外国人の消費行動だったか購買行動だったか
凡その支出金額を推計してるグラフがあったのだが(宿泊費用+飲食+交通費や
土産等々)そのピークが何と2015年4月で以降は一貫して減少傾向にある。

”メディアが騒ぎ出したころには既にピークの下り坂を爆走していた”
数ヶ月ごとに増減があるなら未だ伸びしろも有っただろう
中国政府の政策とか景気為替相場諸々が絡むから難しい面もあるとは思う
しかしここまでメディアの<情弱ぶり>は酷いな。

PS 沸騰ワードとか言う番組あれで取り上げていても沸騰して
   日本中に蔓延しているサービスとか流行はあったためしがない
 
   そして気付いている人は気付いていると思うけど基本的に
   その"情報提供元”か”取材先”は特定の大企業が中心で
   何のことは無い”CMの合間に見るはずの番組自体が広告同然”で
   始終CMを流しているのと全く変わらない(通販テレビショッピング並み)

  
 
  

☆爆買い終了 425/1

高額商品より中間価格の商品に移行して富裕層ではなく中間所得層が
増えたとか、訪日客数は減らず寧ろ増加傾向にあるとか可能性がある等
販売実績で見れば短期的には悪く思えるけど本来は中間所得層に価格は安くても
購入してもらえればファンになったり固定客リピーターになったりして
決して悪い事ではない(そして中間所得層の人口が日本の総人口並だ
全員に来日してもらう事は不可能だろうが)、夢物語だが輸出したら
買ってくれる可能性もある富裕層に少量では殆ど採算が厳しい。


どういうルートで来ているか知らないが佐世保のような地方都市にも
中国人や韓国人がクルーズ船や団体だけではなく”個人旅行”で訪問してる
東京大阪などのゴールデンボールじゃないゴールデンルートとは
比較にならない少なさだが、クルーズ船が寄港した場合の観光ルートは
ほぼ固定されハウステンボスか市内の観光名所?を廻ってるみたいだが
個人で来ている人のルートが知りたいし佐世保市が調査して分析して
アピールしてるかも大問題だな、佐世保市最大の某イベントにしても
”ネット上の案内も下手くそ”とか目も当てられない--佐世保市の名誉
の為に言っておくけど実行委員会方式だからその委員会の奴らが悪い。

右翼保守主義系のネットや雑誌は爆買いが縮小傾向にあることを
喜んでいるけど・・・・即ではないけど日本の小売サービス観光産業が
更に酷い業績になると分かって喜んでいるのであろうか?
普段叫んでいる”全体を通して”の思考を人に押し付ける割に
自分が全く行なっていない可能性が高い。

PS 購買額では時計などの高額品に注目が集まるけど実際にメインに
   為ってるのは<食品--お菓子やお土産の飲食物>だった・・・・