対象者より先着する尾行



☆メッリサマッカーシー 壱千

1000番台のタイトルに相応しいかは分からないがアメリカの喜劇女優
<ガルガトット>の対極にいるような存在でその体型などをネタに
徹底的にコメディーにする。差別だ?ここがアメリカの凄い所で
ネタにして笑っていてもあまり批判出来ないような流れになってる
(もちろん笑えない人もいるかも知れない)
美人はもてはやされる・・・・しかしダブルエージェントだったり
ワルだったり 世界を救ったのは不細工な女性だったという設定になるから
許された。障害者をネタにしてるがそこを逆手に取って
<差別は許されない>とかそう言った事を訴える内容とか
<当り前に>製作してる。日本のバラエティーは単純に
ネタで嘲笑しているだけだから批判されて当り前。



2箇所その強烈なシーンがあり
バーで主演助演の<見栄えしない女性>がカクテルを飲んで会話
してる時に、若い美人の同僚が入って来て周囲の男性にチヤホヤされる
そして二人を見つけて近寄ってきてバーテンに注文をする
2人は「待たされるわよ」「直ぐに来ない1時間は待たされる」というが
バーテンは<速攻>でカクテルを差し出す。それに<非美魔女>の
2人は文句をキャインキャイン吠えると
バーテンが「この2人を黙らせましょうか?」と美人に聞く。



メリッサマッカーシーがあのジェイソンステーサムに
(馬鹿なスパイを演じる、珍しくコメディーに出て
あの何時もの設定で動くが尽く失敗する)称される「事務のオバサン」
から<エージェント>に昇格した彼女がスパイ道具を受け取る為
明らかに007を意識した設定で究極の車やレーザー兵器などの
試験をしてる部屋を通って受取る時に
(目の前に凄そうな武器道具があるが彼女に渡すのではなく
単に見せるだけの演出で期待を持たせて落す、無くても良いシーンだが
強調されるから笑える)

初めに渡すのが<毒矢が入ったホイッスル>(此処までは普通)
催涙スプレー”(除菌スプレーのラベル)
「ラベルを貼りかえるなら待つ」担当者は「PCの起動は面倒だ」と断る
クロロホルム”(痔の尻拭きに入ってる)
「痔の人はこんなに使う?」担当者は「俺は痔じゃないから分からない」
”解毒剤”(便秘薬のラベル)「あなた私に何か恨みでもあるの?」
身分証偽IDの設定・・ネコを10匹飼ってるダサい格好の独身女性
担当者「国に命を捧げるとは勇敢だ」メリッサ「死ぬと決まったわけではない
私は帰ってくる」担当者「分からない」
ラッキング&リポーティングだけという厳命で尾行報告のみで
普通なら死ぬわけが無いのに・・・・・・

 スロモでクールな音楽と共に如何にもオバサンのダサいファッション
で登場し<出動>する

パリに到着してエッフェル塔の夜景とか優雅な風景と次々と見せ
高級ホテルの前を通りそこに泊まるのか?と期待させどんどん
ランクが落ちていき道端で男が”吹き仕事”をさせてる様な
場末のホテルに泊まらされる。
最後まで彼女のルックススタイルをコケにした映画だった。


全く関係ないがスターウォーズが公開された数日後に
X国空軍の公式アカウントでパロディ動画が流された
<帝国軍の戦闘機や戦艦をX国空軍の戦闘機が撃墜撃沈する動画>
普通の戦闘機の機銃発射音があのピュウピュ―とか
ユーモアがあった。