時代遅れの感性 ロックザカスバ


原題<ROCK THE KASBAH>
邦題「ロック ザ カズバ」2015年 アメリ

ビルマーレー
ブルースウィリス
ゾーイデシャネル

ロックザスターは誰かの曲名らしいが洋楽しか聞かない
私でも知らないくらい・・・一定以上の年齢層で無い限り
分からない曲(つまり幅広い年齢層に支持されない)
この映画はボックスオフィスの収入でいえば巨大失敗作で
救いようが無い、そしてその理由も鑑賞したら納得がいく。

面白くない理由が3つある、オリジナルの予告(日本国内版予告編と
編集内容が異なり日本版は1分30秒程度に対しオリは2分30秒で、
知ってる人は知ってる此処では関係ないがお笑い芸人や俳優等による余計な音声解説は入れない)<AND UP FOR ANYTHING>とか
文章や単語を細切れに挿入して状況を説明したりする。そしてこの
物語は”INSPIRED BY A  TRUE STORY" つまり
”事実に基づき誇張”或いは”事実を捻じ曲げ捏造”若しくは
”事実に着想得たとか感化された”のでありリアルストーリーではないただしBASED と書いて事実に基づきと書いていても実際には
無かったエピソードを挿入する場合も普通だ。

2つめは指摘する人がいないのが不思議なのだがアメリカ国内は
兎も角国外では驚きのあまりどっかの内閣総理大臣みたいに漏らしてしまうくらいに酷い価値観で<アメリカのオレ様主義>
<オラオラ><アメリカ ファースト>で
アメリカの価値観を外国(この場合アフガニスタン)にて強引に押し付ける流石にアフガニスタン人にお前にこの国や勇気を語られたくないと激怒されるしサリーマ/慣習上人前では歌えないのにTV出演する女性(貰えるかもしれない高額)のギャラを吸い取って自分や世話人で分配しようとする(本人の取り分が20%しか残らない、
アメリカ流を持ち込むなら本人はもっと貰えるはずだ)
これが逆でイスラム教徒がアメリカでイスラムの慣習上のことをしてるだけで排斥したり差別する現状はどうなんだ?

3つ目は一番初めに書いたことと関るが<実際には有りないだろうと思える余計なエピソードが逆に面白くない>上に<コメディー
ギャグのつもりが監督か脚本家のセンスが古びて腐っていて
全く面白みに欠けてる>コメディーとしても中途半端で
SETARA HUSSAINZADA
アメリカンアイドルのアフガニスタンバージョンに出演した勇気ある女性)に捧ぐと最後のECで掲げるのだがだったら本名で忠実に再現すりゃよかった少なからずの人は実話に関しては実話を忠実に再現して欲しいと欲する。それを面白くしようと話を捻って余計なエピソードを挿入するのが多い。そして彼女に捧げる割に全く敬意もないし感動も無い,寧ろ一瞬でもマネージャーなのに見殺しにしようとした(私刑が罷り通り法治国家でないアフガン)ビリマーレーに怒りを感じた。本当に敬意を抱くならコメディーでしか描けない批判で描くとか真面目なストーリーにすればよかった。
恐らく監督が高齢化しすぎて感覚が鈍っていて過去の人過ぎる。



IEDに普通の自動車が吹き飛ばされて1回転して無傷とか
(しかもシートベルトせず)絶対に断じて必ずや丁寧に有得ない
これまでにない真摯にインスタ映えで地方創生あなたね
責任取れるんですかともちゃんはね大臣でなく愛人なんですよ
リーマンショック前新しいアプローチと言う単なるATMで金を
ばら撒くだけの無能外交レベルで最低、腕や足を吹き飛ばされてる
程度なら良い方で多分頭を打ち付けて頚椎が折れて即死かあの
ガソリンでの演出炎上なら焼死が現実。
(こういった全く面白くないエピソードを列挙したら文字制限に
直ぐに達するのでこれ以上は記入しない)

ビルマーレーが 過去にマドンナを手がけたとか大物の歌手や
グループを列挙しあ~だこ~だと言うのも面白みを欠く
(洋楽に興味が無い人ならこの映画は更に魅力半減)
過去に縋り付く落ちぶれオヤジという設定なのだが
成功するわけが無いと分かる、未来をほとんど語らず自分の過去の栄光ばかり周囲に吹聴する詐欺師同然のクズ。
(しかもその内容が・・・というのがオチだ)


唯一優れた登場人物は脇役に過ぎないプライベート、
ただし幾らアメリカの雇用に流動性があり志願兵の年齢層
にも幅があるとしてもあの年齢でプライベートは有得ない、
忠実に再現する為に単に彼の映画上の階級をサージェント程度
にすれば多少なりともリアルになった。

1/オープニング
3/出会い
4/歌声
5/アフガンスター
6/結果待ち
7/説得
8/決勝
9/エンディング