ハッピーエンドの選び方、先生と迷い猫のダブル

☆596 
原題< THE FAREWELL PARTY>
 邦題(ハッピーエンドの選び方)2014年 イスラエル

原題<さよならパーティー

1.もしもし、神様?
2.元獣医の男
3.とある計画
4.セルフ安楽死マシーン
5.疑い
6.もう一度だけ
7.こげたクッキー
8.悪化
9.神様からのお告げ *
10.レバーナ/妻の選択
11.ヨヘスケルとレバーナ
12.スタッフロール

9*
安楽死装置が壊れるが女性に死ぬなという暗示と受け止める


イスラエルの老人ホームにいる夫婦などが知り合いの
末期がん患者などに安楽死装置をつくり最期を迎えさせる
妻の痴呆や 同性愛とか仲間割れとか諸々トラブルも
コメディーも交えてる、高齢者の死、終末期、夫婦愛
人生の最後の送り方、本人の意思も重要だが
高齢者施設や家族の関わりも重要。
イスラエル作品にも時々コメディー作品があるが
これはブラックジョークなのか?
シリアスな内容なのに笑いを含めたので
深刻にならずに見れたし笑うことで
その対極に描く死がより濃く感じるので
こういう描写が良い。


仮に日本で終末期患者は安楽死させるべきという
法案が提出され国民投票になったら
日本の新保守主義者 落合陽一や古市憲寿なら喜んで
両手で賛成票を投じるだろう(そして自分に跳ね返る)



☆539 
「先生と迷い猫」 2015年日本 100分程度

イッセー尾形 
もたいまさこ 
ピエール(今は流通禁止なのか?)
北及きい 
カンニング竹山
染谷将太

01/校長先生の日常
02/市役所の青年
03/記念撮影
04/二度と来るな!
05/猫を探しています
06/いなくなって気付く事
07/猫の集会
08/I CAN DO IT
09EC


猫好きでもあまり話題にならなかったと思えるのは
前半に猫の虐待とか実際に発生しているとは言え
ドラマやコメディーライクの映画では
触れて欲しくない部分が少なからず有ったからでは?

ラストシーンも紛らわしくたまたま字幕を
入れて観ていたから眠ってると分かったが、
<死んでしまった妻>が台詞で
「あなたこっちへいらっしゃい」と言って
過去を思い出しているのだろうが
<実際にあの世に行ったのか居眠りの夢の中
か区別が付きにくい>とか見ていて分かりやすい設定でもないし。
観客の想像に任せるという設定なら良いのだが明らかに
<単に夢を見ているが夢だと見てるだけで区別できない>のは問題

カンニング竹山とか男子小学生とか物語上無意味な登場人物
(校長先生の味覚が敏感でクロワッサンの
バターの違いが分かるとか直接的には物語には無関係、
小学生も行方不明猫の発見をするとかするでもない)
良い映画とは<無駄を削って初めて成り立つ>
訳で其れができないのは優れた作品とは言えない。

伊豆がロケ地 原作はまた別の気が・・・・


邦画をあまり見ないのはお笑い芸人とモデル
アイドルや歌手など演技力は無くとも知名度優先で
簡単に出演して実際演技力がないから
出演する意味がないのにその失敗に気付かず
延々とおなじ失敗を繰返すから。

イッセーを見たいので鑑賞した
演技は凄いが作品が悪い。