明日の世界

ネタバレなし

日本を当てこすったか?

☆158
原題<CHILDLEN OF MAN >
邦題「トゥモローワールド」2006年 
製作:ラッキーストライクプロダクション(英)  
配給UNIVERSAL
<SF作品>
<SF>本編100分/全編109分 
クライヴ・オーウェン 
ジュリアンムーア
欧州映画の得意とする所で未来、近未来で
人類の○○が無くなった世界・・的な作風の映画は多く、
ハリウッド映画みたいにCGを駆使して豪華に作るでもなく
ほんの少しだけ背景に出るがストーリーと設定が重要なの
アメリカみたいに「人類滅亡、文化が滅びた」
映画とは全く異なる。

 その○○が無くなった世界の中に入る文字は
生殖能力が全ての人間から消える・・・・
つまり人類は100年後には滅亡するわけだ、
食事中に真剣にその原因を討論していた時会話に
加わらなかった男性の言った一言
「理由は知らないけど、このコウノトリは美味い」は爆笑もの
イギリス映画はこういったウィットに富んだ台詞が欠かせない。


人類ではなく日本では人口減少が問題になってるのに
それを矮小化し楽観論で片付ける評論家が少なくない、
人口減少が絶対悪であり増加をする必要があるとは
思わないが、その結果が招く事で日本が明るくなる
理由はどこを探しても見出せない。

例えば「未来年表人口減少危機論のウソ」みたいに
それら楽観論で述べられる今後は
<仮定上の現実無視の希望的観測>で
解決すると思ってるのが手に負えない。
そして政府の対策は<チグハグ><一貫性なし>
<効果なし><現実無視><旧態依然><過去の栄光>で
解決しようとしてる。
個人主義が悪い、民主主義が悪い、夫婦別姓だと
家庭崩壊するとか指導者層やその支持層が亡霊に
囚われ見当違いのことを正々堂々と言ってる)

どういう対応をしようが現状の発想では
<衰退真っ直ぐこの道を前へ>で
爆走する事は確実で速度を落すことすらない。

BBCが時代遅れの発言を批判していたのを思い出した。
(こういう政治家がトップレベルにいる限り
 人口減少問題は解決しないと書いていた)

対案を出せ?首相や大臣レベルの給与と
調査や補佐をする官僚を同じ数だけ
与えるなら出してやる、出さないのに
同じことをやれと言う方が間違えてる。