ザ ボス

自意識過剰嘘つき真実から目をそらすボス
☆793
原題<THE BOSS>
邦題「ザボス」2015 ユニバーサル 

ミッシェル/メリッサマッカーシー 
クレア 秘書→共同経営者/KRISTEN BELL
娘アシュリー
ティモシーシモンズ
PETER DINKLAGE 

オープニングから孤児院リピーターター、里親が5年毎に
耐えられず変わるとか相当な勇気のあるコメディー。
理由は知らないがシカゴが舞台となっていて有名なオブジェが
至るとことで出てくる
(監督にとって風景としてロケしたくなる場所だそう)
下ネタも<全く嫌らしさがなく笑える>
(ユーモアのセンスがある女性なら特に納得し共感するだろう、
と言う事はNUや喜び組達には無理だな)
脇役に男が3名ほど出てくるが基本的に女性と少女コメディー
女性の女性による女性の為の映画とも言え
<安倍の安倍しぐさによる安倍の為の映像>と比較すると
何処を探しても欠点は見当たらない。

主役のミッシェルは凄腕の投資家だが人の名前は覚えない
都合の悪い事は覚えない
嫌な奴天敵ルノー
キャスシーベイツがミッシェルを嫌っていて
F用語を連発する評価をしてるのだが
「褒め言葉をピーで消した」と誇大妄想虚言癖手柄は自分に
責任放棄というあの人を女性キャラに変換してる
何事も自分の都合よい解釈と行動しか行なわない
(秘書が大迷惑で被害者)
インサイダー取引で檻に閉じ込められ刑期を終えて
出てきたらライバルの
工作活動による部分”も”あり金と力を失ったら
所詮嫌われ者のただの”人”でその嫌われっぷりが落差になり
有る意味哀れ、そして嫌われる人は嫌われる事に気付いてない
悲劇でもある立場上仕方ないのは傍らに人無きが如しの振舞いとか
誇大妄想虚言癖責任放棄の挙句では誰も擁護しない。

サプライズ(ベッド)のアクシデントは面白い
ダンデライオン クッキーのバザー(ボランティア)を
乗っ取り(ここでの古参の母親との会話やリーダーの気弱さも爆笑)
飼い猫の”スパゲッティ”が話題に為ってる。
チョコブラウニーを焼くのが上手なクレアのブラウニーを販売しまくる 
宝石の名前は騙されやすいからスカウトしろとか差別も散りばめてる
アメリカ版のキラキラネーム)
ロシア系の長身少女クリスタルセールストーク
「ブラウニーを買わなきゃ殺すぞ」OMG!(他にも泣き落とし)
旧来のメンバー女子との女性同士の喧嘩も笑える
ネタにアメリカ流の大富豪(アメリカの長者番付47位だった!)
とかそれが逮捕されるとかアメリカ流の皮肉 マーサスチュアートを
台詞に出したりボランティアを舞台にして乗っ取るとか
まだまだ日本では一部の活動だから題材にはなりにくい
そしてボランティアで貰った賞が「がんばったで賞」みたいな
高校入試や大学入試の願書に書けるのだろうか?と役立たずなので
ミッシェルが売上金を奨学金にするとか女子の教育に投資する事を
例え映画の戯言に過ぎない綺麗ごとでも流れとして持っていくのは
まあ良かった。(ボランティア自体は評価基準でプラスどころか必須)


インサイダー取引で半年刑務所という別荘に住んだ後は行くあてもなく
秘書の家に転がり込む

デート前のファッションチェックが1番笑える
もし○○○が話せるなら「クレア!ジーンズに挟まりそうで怖いよ~」
次に笑えるのは和食店でふぐの刺身を食っていて口がしびれて
唇が歪むシーン(日本的部分を幾つか描くが敬意でも軽蔑でもないネタ)
ミッシェルの元同僚でライバルになる男性が邪魔をする事が生きがいになり
尽く手を出してきてブラウニー会社を設立して順調だったのに乗っ取る
計画書を取り返す為にひと暴れその際に日本刀や甲冑が出るが
シーンは面白くない。

アメリカ発のファッションは(特に柄)FE21とかバナナ共和国とか
古海軍とかスキマとか(高級ブランドでなく悪かったな)
正直イマイチなのが多いのだけどクレアが着てるのは可愛く見えた。
某国では国防大臣に該当する女性が着こなしていた網タイは最悪で
それ以前も大臣としてコスプレをして拒絶反応と嘔吐したいのを
必死に我慢した人がいるかも。

コメディーで大切なものを伝えるのも良いし
ドキュメンタリーや史実を基にしたドラマでも良い
本当に大事なのはお金ではない愛情や友情だと
主張しても1番説得力がない国アメリカが説く映画。
メリッサマッカーシーは笑えるけど、何故か
バディー的に演出され彼女だけが活躍するコメディは
少ない。

私のレビューで不愉快な思いをしたNUの方々が
おられましたらお詫び申し上げます、指摘を受止め
今後のレビューに活かします。でもNUが不愉快なら
その人はNUなんだけどね、謝罪しているようで
実は炎上の要素を含む1番やってはいけない謝罪。