原子力空母オーバーホール

☆USN 空母オーバーホール

20分~30分の10本シリーズで計250分
もある、それだけでも驚きだが
個艦のみで完結し発信してるその
分厚い広報力にも驚き。

入梁~作業~出港までの一年間を追う
士官は基本的に艦長と入梁時の航海士以外は
殆ど登場せず、兵下士官と新入隊員(RTCの隊員)
などの人物像を描く側面が強く数人の家庭にも
カメラが入る。


宿舎に入る隊員(恐らく転属者)とバージ(バラックシップと
呼ばれるエンジンなしの宿泊船)で寝泊りする隊員がおり
その違いが分かりにくかった、
空母が母港となるバージは巨大で食堂も広く
また研修室みたいなのもあるし理髪室もあった、
システムが合理的なのはオーバーホールする時は
皿やマットレスに至るまで殆ど陸揚げするので
バージ自体にはそれらを積み込まず艦艇から
持ち込む(海自も一部そういうシステムになってる)
そしてその宿舎の部屋の広さが日本とは明らかに
桁違いで相部屋で2DKほど。
アメリカのモーテルにベッドルーム+
リビングとミニキッチンがついた感じ)

護衛艦等がオーバーホールする際に何をやるか
想像もつかなかったが、こういう事をするのかと
・・・・・艦全体にブラストをかけ再塗装や
ケーブルも全て外す、スクリューや舵、アンカーや
アンカーチェーンも全て外しチェックと塗装
電子機器類のメンテも当然するだろう。

艦艇での作業以外にも幾つかのプログラムがあり
<ボランティア><冬季の4000フィートの登山>
<再教育/警備兵なら格闘技や銃発射など>
<地域貢献プログラム/食事の配達>等々



アメリカ海軍の人事面での流れも一部描いていて
(日本では記事にならない)
本人の希望で日本へ行く人(海外は希望者が
多くないので通りやすいと思う)
空母の配属換えになる人(しかも職種も変わり
従来の作業とは異なる事をする)
ブーツキャンプ卒業予定者をスカウトするような
側面もあるらしい(艦艇側の訓練補助者/
オーバーホールで手が空いている時間に
ブーツキャンプでスポンサーと呼ばれる
教官みたいに勤めてその間に目を付けたり
アピールをするようだ)

フライトデッキで作業をする人は
基本的に空母を渡り歩いてる感じで
転属の経歴が残っていた。


PS
母港が変更となり自動車を積み込んで
移動し下ろしていたが数千台もあり
自動車運搬船としては設計されてないので
朝から夜までかかって下船した。

&5,000回以下の再生回数が意外。


アメリカ軍は原子力艦のリアクターも
エンジンコントロール室も見せないが
フランス軍はコントロールルームの
一部を見せている、室内の機器類は
モニターに一部モザイクをかけるが
恐らくエンジンタービンではなく
監視モニターでリアクターと思われる
画面も見せていた(エンジンの形状を
してない)