売れる内容がさきにきてる

☆三浦瑠璃


しきりに日本でも徴兵制を導入させようとしてる
あの本を読んでみた、膨大な書籍を読んでるのは感心。


軍隊や戦争の歴史として兵士の役割
(日本も雑兵は農民と兼任だったとか
それは書いてないけど)
その記述からはじまり各国の徴兵制を
紹介していたが、残念ながらその掲載国が
少なすぎた事とスウェーデンとフランスが
徴兵制を復活させるとしていたが、SWEは
ともかくフランスは掛け声倒れになりそうな上
<軍事徴兵>ではなく<ボランティア徴兵>
<消防徴兵>みたいな意味不明の体験学習に
萎んでる上に、当の軍側が拒絶してる。
(確かにテロ等の脅威は増してるが軍隊では
防げないのがテロ)
そして世界がとか書いてるが本格徴兵を
再開しそうなのはSWEだけつまり例外中の
例外に過ぎない。

軍事上で徴兵のメリットは確かに兵員が
容易に獲得できる事があるが、そうすれば
逆に企業活動や経済活動などで不利な面が
日本では絶対に出てくる、昭和初期までの
雇用形態と現在は全く異なり恐らく非正規社員
徴兵期間終了後は再就職活動に勤しむ必要が
出たりする事など<全体を通して>見てない、
全く記述が無い。

それ以外にも徴兵猶予や徴兵免除に殺到し
大企業経営者や政治家の子息が多数を占める
など不公平な部分でますます社会が閉塞化する。
(だいたい徴兵制を掲げて選挙を戦う
政治家が出てくるかも問題だが)


兵器の近代化についていけないという面も
あるがアメリカが廃止した理由が
<志願兵><徴兵>ではモチベーションが
雲泥の差でベトナム戦争での敗因の一つとも
言われたのが徴兵で戦線へ送られた兵士の
戦意の低さだった(もちろん戦略上や
戦争の形態が非正規戦ジャングル戦で
変化した部分も大きい)


最近の本は事実を書くことより
社会に受け入れられる主張を声高に書き
売れる事を先にするから結果的に
中身がスカスカになって出版不況が続く。
(ただしこの本の参考文献は他の御用評論家
、ゴーストラーターに口伝で語った型式や
インタビュー対談と比較したらマトモ過ぎる)

仮に日本で導入する場合は女性も
対象にしないと男女平等の観点からは
不公平になるし、女性を徴兵すれば
少子高齢化が更に加速化する事になり
どっちを選んでも地獄でしかない。
(しないと徴兵国の最新傾向に
追いついてない時代遅れになる)


以下↓脱線
マトモな銃すら開発できない国が
国防だとか軍事力低下を嘆くのが惨め。
自衛隊凄いなら89式や9mm機関拳銃みたいな
欠陥兵器を開発配備しない(性能+価格の大欠陥)
アメリカやドイツがそろそろ新型に更新するから
現状のM4かG36を格安で譲渡してもらい大量配備
したほうがよほどマシ、また欠陥高額
アサルトライフルを開発し遅々として配備するより。

BT(立検隊)に配備されてるライフルすら
日本より経済規模小国が遥かにマトモな
ライフルであったりMP5を当り前に構えてるのは驚き。
(形としては自衛隊が教える立場なのに教わる生徒が
自衛隊より良いサブマシンガンを構えるのは笑えない)

特殊作戦群がやっとでMP7を導入している
らしいのだが、自衛隊でいえばレンジャー程度の
特殊部隊に配備してる国も珍しくない。
海自の特殊部隊がMP5だが、通常部隊で
MP5を配備してる国も珍しくない
(一応訓練は平均以上の部隊だが)

BT(BP)は海外の英語表現で自衛隊はMSTだったか?


もう1つ余計な事
自衛隊国防軍 自衛軍と改称すべしとの
主張で中身は変わらないというだったら意味がない、
先制攻撃が出来るとしてもそれが絶対有利ではない、
敵前逃亡兵の処刑は憲法改正が必要になる、
反対するのは左翼というのは賛成者は右翼と
自白することになり、質問は改称の長所利点だった
のに全く関係ない回答で自ら愚答する愚者と
自白していてそういう奴の主張が罷り通る国は
お終い。