転換点は事前と自分には分からない。


☆独裁者の躓き

 

独裁者の定義があるかないか知らない、
香港の最近のデモの発端が中国による
犯罪者引渡し条令の制定に香港市民が
猛烈に反対して秩序はあるが巨大な
反政府運動と言えるデモに発展して
しまった。

アラブの春の発端は腐敗した末端の
警官が20代の男性の屋台か何かの
商売の邪魔(賄賂の要求だったと思う)に
抗議し焼身自殺をしたことが圧政に
耐えて来た国民の限度を越えた。


これらは比較的最近の事だが古今東西
の独裁者の凋落というのはこのように
ほんの僅かな理由から雪崩のように
崩落していくというのも珍しくない。
(中国の周体制は崩壊してないが)

他国や他民族の侵略が発端だとか
古代の戦争を除き内部からの崩壊というのは
圧政に耐えかねた反乱革命も珍しくない。


不思議なのが既に独裁的権力で十分に
好き放題やっていたのに何故それ以上を
求めたのか?心理的に周辺が信じられなくなり
自分が何でもやろうとする傾向になるのだろうか。

自身に反対する側を弾圧するのも似た傾向
(民主主義国家なら弾圧といっても
昇進を遅らせたり左遷がせいぜいだが
他にも例えば目障りな人間に対し御用新聞を使って
タブロイド的スキャンダルを流したりするのも典型的、
二重国籍だとかセクシーな店に通う官僚とか。
アフリカ辺りやナチスに生まれていれば
心肺停止にさせられたり切り落とされたり
電気を流されたりしただろう)


そしてその反対にオキニ人事を乱発し
忠誠心が強い人間を側近に起用しまくる
能力よりも<男喜び組>として
例えば河野外務大臣時代みたいに
強硬発言を繰返すとかああいうのが増える。

能力才能資質より好き嫌い人事だから
結果がどうなるかは目に見えてる
これは世界共通。

 


内閣改造というよりメリーゴーランドで
同じ顔ぶれで行ったり来たりで回しただけ。