珍しく本のReview

 

独ソ戦(新潮社)

数ヶ月前に発売された本でつい最近読み終えた
書評ではこれまでの独ソ戦の常識を覆すとか
書いていたが読んでみて特別な事は書かれておらず
(その著者が批判していた本を読んでおらず
日本で罷り通っていたかもしれない誤解をしてない)
スターリングラード包囲戦など幾つかの作戦を更に
詳細に解説してあったこと、戦争を解説するのと
ヒトラースターリンの政治も同じく解説した事が
他には見れない良かった点だが最後の方になり
ソ連の反撃となると急にその著述量が減少しすぎ。
(当然だが西部戦線記述なし)

国家総力戦も背景だが戦争の帰趨を決したのは
間違えても兵器のスペックではないと通常の
思考力があれば読み取れる(確かにティガー戦車が
一部では優勢だったがそれで覆せないのが戦争、
優勢だったのは戦闘)