QRFの説明をUpdate

☆QRF 3度目の正直で再訂正

 

 

Quick Reaction Force
緊急即応部隊とアメリカ軍が日本語に
翻訳している。

大きく2種類のQRFがあり本国(アメリカ)
で待機する部隊、若しくは派遣国で展開するチーム。


アメリカ軍に関しては本国で
75th Ranger Regiment
101st Airborne
SPMAGTF(USMCの一部の一部)が各々
一部が交代制で指定され待機し出動する。
ケースバイケースで2つ同時も
有るかもしれないし1つだけかも。
2020年現在イラク情勢が緊迫して
クウェートだったかサウジに3000人程度
緊急派遣されたと思うがあのタイプの本国部隊
(あの部隊もQRFでAirborneだった)
以前は緊急展開部隊と訳していたが近年はQRF
緊急即応部隊と改称している。

(日本国内でも自衛隊の即応部隊が駐屯地で
中隊規模で指定されてるのと同じ、アメリカはそれを
グローバルリーチで旅団規模で行なうのが桁違い)
陸上自衛隊の中央即応連隊(CRR)
Central Readiness Regiment
アメリカ軍が本国で待機させ出動させる
部隊に該当する(自衛隊兵站輸送力上で
1個連隊全部を即時地球の裏側までは運べないはず
1個中隊なら数日後以内に、海自輸送艦
間に合う時間なら通常部隊よりは早く移動できるが
QRFの特性上軽装備になる)
本国で待機するタイプに関しては此処まで。


実際にアメリカ軍が緊張度が高い海外で展開している
QRFの説明をより詳しく書く(このタイプのQRFの戦闘が多い)
現在10カ国以上派遣していて
(正確言うと派遣国で一定数のチーム編成してる)
この部隊この地域ではこの中隊をQRFと指定し守るべき
隷下の部隊とかきっちり範囲が決まってる。
海外派遣されてる部隊は特に窮地に陥った
味方部隊の救出や援護の為に基地から飛び出して行く
というタイプのチーム。
(必須の条件としてCQBや戦闘捜索TCCC訓練を受ける)
当然クイックで動く必要があるので
一箇所に固まらず分散配置されてる
(広大な国だと数箇所に分かれてる)
自衛隊イラク派遣時でもチームはあった
南スーダンでも編成されていた
ただし自衛隊の場合は実戦経験国と違い
高度に訓練され優れた装備の部隊ではない。
駆け付け警護がまさにQRFの任務で
アメリカ軍の場合はイラク戦争
アフガンでも当たり前のようにQRFとして実戦を
繰返してる。

自衛隊のようにブッシュマスター8台では身動きが取れない
(MRAPはQRFよりもむしろ爆発物処理に
必要でそれらに対処できない事になる、
爆発物処理に向かう車列が吹き飛ばされたら
処理が出来なくなるので実戦経験がある国の
EODはMRAP型車両に乗車する)
クイックリアクションの為なら相当な機動力が必要で
輸送ヘリ攻撃ヘリ(輸送ヘリの護衛も兼ねる)
陸上部隊の近接航空支援を行なったりMEDEVACヘリも必要
自衛隊はそれだけのヘリを投入できない。
オスプレイは巡航速度は速いが機内で
医療措置が出来ない、そもそも機内医療訓練もしてない
速度が速くても医療措置が出来ないなら無意味
医療装置を積込めば輸送機としては使い難い)
当然敵がQRFを待ち伏せしてるかもしれないので
タリバンなどの戦闘経験が豊富なゲリラ等は寧ろ
QRFを狙う場合すらある)
移動だけはアメリカ軍も早いが降着してから
掃討しながら移動した為そこに着くまでに相当に
時間を要したり、兎に角アメリカ軍が
実戦で行ってる事は御用評論家やスペック主義者の主張
する事は非現実的で平和ボケがブーメランとして
その言葉を発する側に突き刺さってる。
(実戦を経験してない自衛隊が想定する
甘い事態で済めば問題ないが他国が経験してる
実戦映像みたいに想定外が発生すれば当然対処が
不可能になりそうな事例が多い気がする上に
従軍経験のある退役兵士などが執筆した本を
読んでも凡そ国内の御用軍事評論家が
述べるスペック主義は的外れな事が多い)


陸自の一般部隊が年間150発の射撃数でQRFが派遣前に
800発撃った、アメリカのEOD分隊(12人)が派遣前に
一人当たり400発を30分程度で射撃させられ
それでも用意されてた残弾は9万発くらいあったそうで・・・
(コンタクトドリル、待ち伏せなど相手が優位な場合は弾幕を張りその
間に離脱する訓練/FAM)その800発を以って自衛隊
凄いとか抜かしていたが・・・発射数もアメリカ軍の1/10で
問題だが訓練内容や状況設定も重要
(負傷兵が出たとの設定で退却や搬送を組み込むのが
アメリカ流でその負傷兵がハリウッドの特殊メイク並みに
現実に即してる)

装備に関してもアーマーやヘルメットも自衛隊は酷いし
ライフル等も特殊作戦群レベルのを先進国なら
一般部隊の戦闘員が標準装備してるのも珍しくない
レンジャーが未だに単眼のナイトビジョンで無線機も旧式
(そもそも無線すらアメリカはチャットに変更してる
部分があるあの文字送信のチャットに。
無線機が一斉に鳴り出すと誰とも話せないとか聞き取れないとか
戦場ではそういう面で苦労して、1番救われたのは
司令部要員で戦闘時に煩い無線に煩わずに
済むようになったそうだ、これらのチャットの文面すら
アメリカ軍は一部公開しており内容が読める、
ネット検索でも直に出る)


Very High Readiness Joint Task Force
NATO-OTANがエストニアラトビアリトアニア
ポーランドに派遣してる即応統合任務部隊<VJTF>の部隊と
空海軍もQRFとは呼称しないが任務としては
QRFを課せられてる(NATO-OTANが
VJTFをQRF/spearheadと説明してる)
因みに直訳すると高度準備統合任務部隊となるが
ホビー系とは言え軍事雑誌に1ページを持ってる
外部ライターは高速統合任務部隊と訳するレベル・・・・・
最近はあの手の雑誌もイデオロギーが出過ぎで
これが日本の軍事評論家のレベル。
数え上げればキリがないがけっこう
用語を間違えて記載してる事例が多い。
(私も間違えるが金をもらってない)
因みにこのVJTFのコンボイや訓練の映像も
見る価値がある。

QRFを動画検索したらアメリカ軍とSWE軍しか出てこない
(X国は危険地帯派遣先の様子やパトロールと射撃訓練映像もある、
いくらQRFでも常時基地に閉じこもってない、タイトルにQRFを
付けてないが部隊の紹介でQRFとクレジットしてる)


英語圏でもNATO-OTAN加盟国なら
英語に統一するのでQRFで危険地帯に派遣された
派遣してる国なら普通に編成しそれらの
幾つかの国は公開してる。
(タイトルにQRFがないので見つけるには
地道に国防省か陸軍等の広報を見まくる以外にない
こつを掴めばグーグル様がおススメしてきたり
サムネから近道が出来るかも)
タイトルを記載する親切心などは持ち合わせてない。

 

Op Red wing
(映画ローンサバイバー)でも
一瞬だけ台詞が出てくる


理由不明だがビンラディン暗殺作戦
(OP ネプチューンスピア)でもQRFの記述が
あるが検索結果には反映されない、その辺の理由は不明。
これらの特殊作戦においても特別に編成される
ビンラディン暗殺作戦においてはヘリでの
QRFで作戦内容によって臨時に編成されるタイプ。