平和ボケが喜ぶアクション映画 ハンターキラー

 


☆映画レビュー 
レビューサイトは文字数制限があるので
ブログに全文を掲載する、この書き方が
どういう書き方をしてるかは直に想像できると
思う、起承転結で綺麗に書くつもりはない
自分が後から調べたり見たり思い出したり
する事を前提に書いてるため。

 

 

☆1087
原題< Hunter Killer    >
邦題「ハンターキラー  」2018

01.消息不明
02.新艦長
03.潜航
04.魚雷発射
05.敵艦救出
06.敵地潜入
07.クーデター
08.未来の問題
09.案内人
10.大統領救出
11.絶体絶命
12.戦争の危機
13.部下への呼びかけ
14.対艦ミサイル
15.EC


A非現実的だが映像の迫力で面白い
B非現実的で全く面白くない
Cあれは非常にリアルでロシアが西側ヘリに
大統領が搭乗していたりベンツが大統領専用車
細部に拘っていて軍事に詳しい私には非常に面白い
特殊部隊員が部隊章氏名階級国籍表示もせずリアル

Cを選んだあなたは平和ボケで少なくとも
海外の軍事を知らない事が明白
自衛隊マンセーを除き)


バレンツ海 
ロシア アクラ級 コーニク潜水艦
アメリカ ロサンゼルス級 タンパベイ
バージニア級 アーカンソー ハンターキラー潜水艦SSN800
フィスク所掌
ジェーン ノーキスト NSA
ジョークラスCO
エドワーズ XO 
アンドロポフ艦長 ミカエルニグヴィスト 

パッシブソナーは一定以上の音はカットする機能があるので
BOSE>ヘッドフォンを外し痛がる必要は全くない
(映画では描かれてないがBOSE製が多い)
発令所などの再現はリアルとか言われてるが
せいぜい80点(あんなに広くない)
非船殻貫通式潜望鏡で従来の潜望鏡筒がないのは正しい
中央にあるコラボレーションテーブルMMD
海図 ASUW ASW ダメコンetcを表示できる機能があるが
<単色のデジタル海図のみしか表示してないし海図は白地ではない>
他のモニターの色もカラーディスプレイがメインで単色は少ない

因みにヴァージニア級潜水艦の操舵もジョイスティック
(潜望鏡もジョイスティック、ただしヴァージニア級に
限らず非貫通型はジョイスティックを採用してる国は多い、
ロシア型の最新型以外はUFOキャッチャーに使ってるような
その辺の鉄の棒に丸いプラスチックの球を乗せた凄まじく
雑な棒切れ、サイズもUFOキャッチャーのと変わらない)

シースキャン等の無人潜水艇も開発途上でまだ配備されてない
ASDS小型潜水艇は開発中止

「次の通信で」1日に1回は潜望鏡深度程度まで浮上し
送受信してると思われる

ディーコイを2発発射して魚雷が囮にひっかかり
2つを追い掛け回し燃料切れにさせるのは正しい
魚雷は2重反転スクリューでああいう尾部ではない
発射菅への装填も異常に時間が必要

8000トンの潜水艦がアクロバット飛行みたいに
簡単に動くわけがない

あれだけのショックがあれば汎用品のディスプレイは
役立たずになっていないほうが奇跡でこの映画は奇跡が多い

ロシア側の潜水艦内部の機器類の配色はきっちり描いてる
(計器類のアナログ計も信じられないほど多い)
これも70~80点は出せる、ロシアが案外自衛隊以上に
公開してるので分かる。
駆逐艦巡洋艦CICにも凄まじいアナログが残ってる
新型艦はそこそこデジタル化が進み逆に艦橋は
自衛隊護衛艦より進んでる)

統合参謀本部議長に軍事行動指揮権は全くない
大統領に対するアドバイザーでしかない


偵察(SR)のためにドローンではなく特殊部隊派遣
シールズと思われる特殊部隊チーム
隊長のセリフの喋り方が凄まじく演技ッぽい
B級映画丸出し)

特殊部隊のHALOもチョーウソっぽい
コンテナは誰かが一緒に抱えて降りて
着地前に切り離す、そうしないと何処に行くか分からない
中身は緩衝材がメインとなり殆ど入らない
特殊部隊員はドラえもんポケットがあるみたいで
後から後から描いてない装備が出てくる。
ましてや酸素マスクなしで飛び降りるのは自殺行為

FASTヘルメットがないとライト、ビーコン、NVGを
取り付けられないのにヘルメットをしてない
ネットを見ていたら特殊部隊員は何故ヘルメットを
被らないのか?と解説していたがその人は
映画のシーンから画像を取っていたが、映画だから被らない
フェースマスクゴーグルで顔を隠したりしたら
俳優が誰か分からないので非現実的に演じる
実際にはデッドスペース、OPなどメインベースから
離れ管理が緩い場所の隊員が時々着用しない程度。
(訓練ではなく実戦・作戦中の隊員の映像や画像では
寧ろ着用してないのは例外、夜間作戦は絶望的)

 

防大臣がクーデターを起し警護を射殺し
大統領を拘束、アメリカ政府内でも目的が不明で
もめる大統領はロシアのザカリン大統領の
救出作戦を認め、キャリアストライクグループも
派遣する。

司令部でのモニターは実際のライブ映像ではなく
記号シンボルに変換したデジタル映像の
場合が多い(公開しないのは自衛隊だけ)

ロシア軍基地に接近する為にアンドロポフ艦長に
パイロットを頼む

ロシア基地周辺で通信電波を傍受したので
探しに来るが徹底的捜索を行なわず
ご都合主義的に発見されず済む
(ロシアの特殊部隊は少なくとも
自衛隊レンジャーよりマトモな装備でないとおかしい)

随分広い艦長室
艦長が来る度に首を向けない
戦闘配置ならアンチフラッシュギアを着用
消火チームも完全装備になり顔は見えない
火災が発生したら全員酸素マスクを着用するため
顔が見えなくなる

既に女性が配置されてる事がわかる
西側でまだ配備してないのは自衛隊を含め
女性の社会進出が遅れてる国と一致してる

音響機雷は静かにしていてもノイズを記憶し
敵艦と判明したら自動的に放たれる
(自国艦には反応しない)

海底を歩いて接近する魔術師達
無音銃を保有してるのはロシアだけ
サイレンサーを付けても音はする
映画の演出もいい加減に止めた方がむしろリアル
アサルトライフルフルオート射撃も普通はしない
映画だけ
AKの乱射はあってもRPGは一発も撃たない
ヘッドショットは人質でもいない限りしない

駆逐艦ヤヴェチェンコ
ノイズ音で判別しないのが普通
音をシグナルに変換しモニターに映し
一致する特徴を探す(一部自動でやってくれる、
記憶やカンに依存しない)
敵を発見したらイギリス海軍なら間違いなく(原作はイギリス)
「TWO SEVEN TWO TOPPLATE TWO SEVEN TWO」
(方位 2-7-2 ロシア水上艦 方位2-7-2)と大声をあげる
ロシアの対艦ミサイルなら爆薬量300キロ以上あり
親切に撃墜してくれても50m以内で爆発すれば
艦は廃棄せざるを得ないくらい損傷を受けてるだろう
(あの駆逐艦が飽和攻撃に対処出来るとは思えず)


アコースティックソナー音も似てるが違う

あんな衝突する着底も有得ない
スローなら可能

ロシア北方艦隊としていて実際はアメリカ等西側

ロシア側の兵士達がロシア語を喋ったり
英語になったり面白い

駆逐艦側がクーデターを知って
艦長の撃沈命令を聞かない

逆に駆逐艦からミサイルを撃たれ
クーデーター側が殲滅される

クーデーターを起すなら
通信システム メディアも管理下におく必要が有るのに
してない