シュプリンガーではなくホッパーがノルウェー

 

陸自初の女性隊員

2月くらいに空挺部隊に初の女性隊員が誕生した
世界の潮流からすれば遅すぎと思うし、保守系メディアは
数年前に女性には無理だと書いていた。


日テレ系のバラエティで自衛隊礼讃コーナーがあり
海自東京音楽隊の三宅さんだったかを取り上げていたが
あれが自衛隊と日本メディアの広報の能力であり
ガラパゴスと時代遅れに気付いてないのが痛い。

海外なら特別そういう<美人軍人>で特集が出来る訳がなく
(一種の性差別になりかねない)、女性隊員として報道するに
しても普通は<そのミッションの中での女性隊員>つまり
南スーダン自衛隊が派遣されたときにあの中での
女性隊員だけを抜粋する、それ以外は基本的に戦闘部隊が
お約束(女性隊員として扱う場合、対象が女性だった
という場合は部隊は関係ない)

もちろん自衛隊より女性隊員の割合が多い海外とはいえ
自衛隊が6%程度に対し一般的でもその2倍で最大でも
20%程度が女性の割合でマイナーなのはどこでも同じ。

何時ものように長くなった前置きだが、女性特殊部隊員の
テキストでの説明を探していたらあっ気なくヒットして
アメリカ軍女性特殊部隊員初の戦死者(中尉)が2011年位に
出たのは知っていたが2013年に2人目の軍曹クラスでも
戦死していた。アフガンでの作戦行動中のそのチームの
動画もあった(戦死者が出たチームとは限らない)
2016年に出版されたその本を書店で見て後から
買おうと思ったが次に見たらコーナーか本の位置が変わり
タイトルも覚えてなく1~2年後に図書館で見つけて
初めてその存在を知った、この手のノンフィクションでも
私は兵器のスペックなど全く興味はなくたとえば訓練内容
であり、女性が多いといわれる米軍でさえ女性特殊部隊員
向けのウェア類などまだ開発というかメーカーが相手にせず
やっとで作ってもらったとか(メンズのサイズを小さく)
女性隊員の下着ブランドまで(戦闘服の着脱が便利なため
そのブランドが好まれるそうだ日本にはないがアメリカでは有名)
書いてあったり、アフガンに派遣後は基地内での様子
全盛期はアメリカのファストフード店には事欠かない勢いで
出店していたとか、初めての出動で夜間ファストロープ降下が
上手くいき別の女性通訳とハイタッチをしたらNVG越しに
(因みに双眼はそのまま binocularsがスラング
シールズ隊員が「ダメだこりゃ」という顔で頭を左右に振ったのが
見えたとか、女性隊員のPEEの処理(男は何処であろうとそこを
トイレに可能とする特技がある)として、スポーツ用などの
氷嚢があるがあれに似たものがあり装着し車両内で移動時にも出す
(男の場合はペットボトル、あちらは口サイズが大きく大きな
アメリカ人でもOK)、下車した時のそのPEEの話が
笑い話になっていて夜間作戦移動中(基本的に特殊部隊は
夜間作戦が中心で昼夜逆転生活だそうだ)に我慢できずに
隠れて出していたが無線は切るわけにいかず、リーダーか
誰かに<音が聞こえて>その男性が「誰がションベンしてるのだ!」と
怒った「私です」と女性隊員が答えたから「やあ ハーイ」と
ビックリして返信したそうだ(男なら堂々とションベンすると言って
出せる)

御用評論家やスペック主義者には分からない戦争の世界
この本は映画権も買い取られたそうだが、どうも
実際に撮影配給にまでは届かないのか?
半数以上は没になるらしく厳しい世界だ。