映画レビュー 歴史は繰り返す。ブラッククランズマン

 

☆1068作品目

原題<BLACK K KLANSMAN   >
邦題「 ブラッククランズマン 」2019
FOCUS FEATURES、UNIVERSAL

原題は黒人のKKK(メンバー) 中間のKは本来はない
オープニングにFOCUSロゴが出た時点で良作決定。


コロラドスプリング
TOAD 黒人をカエルと呼ぶ
黒人初の警官として採用されるが
署内でも平気で黒人差別がなされてる

Oh HAPPY DAY(BGMと物語りがリンク) 
NARCOTICS DIVISION 麻薬課

ブラックパンサー党の元リーダー
クワメの演説会に潜入しその演説の反応をモニターする任務。
演説が上手すぎる
カメラワークも上手い 黒人個々に焦点を当てる
白人と黒人の対比 並行描写


憎しみ暴力は自分に返ってくる
映画では黒人差別ユダヤ人差別を描くが
人種国籍宗教などの普遍的差別に警鐘

ベトナム人よりレイシストの警官が危ない
現在よりも酷い扱いだった
ダンスシーンも良い

情報部へ転属になったときに
暇つぶしに新聞で見たKKK1458-1209へ電話
ニガーユダヤイタ公中国人が大嫌いだと
ロンストールワース ウォルターという<団体>の支部

純正英語と黒人英語のアクセント
白人至上主義

フリップとロンをシンクロさせる為に
住所仕事通勤経路好きな歌手などの打ち合わせ

HUH ッハツ
フリップがユダヤ
落ち合ったのがイカレ野郎フェリックスでウォルターではない
(こいつが危ない野郎)
KLANとは言わず ORGANIZATION(馬鹿か?)


KKKがこの時期には既に差別主義の
凶悪集団というよりネズミ講になっていた部分も描いてる
(10ドル+15ドル 衣装代別)

デビットデューク 全米理事憎悪を広める為政界入りを目指す
差別撤廃措置や犯罪移民問題を利用する
今時偏見を声高に叫ぶのはクールじゃない
国民は受け入れ賛成するそして気がつけば
奴はホワイトハウスで憎悪を広めてる
ネトウヨトランプ大統領を指す)

「国民はデュークみたいな男を選びませんよ
アメリカ合衆国は」「黒人なのに楽観的だな目を覚ませ」
(トランプを揶揄)


十字架燃やし
大量の銃器 ショットガンレミントン1900

FELIXに招待されるがその地下室で
ユダヤ人じゃないか確かめられようとする
嘘発見器)素人がやっても全く意味がない
名言「ホロコーストって言うのはなかったユダヤ最大のでっちあげだ」
「ヤクでも?ホロコーストは称賛すべき事実だ」
DICKを見せるように銃を見せ付けて脅されるが
ロンが石を投げ入れ逃げる、それを銃を持った
FELIXが追いかけるがフリップが銃を奪いわざと外す。
巡査部長は激怒し作戦中止にしようとする。

レッドネック
ロンは更に進め魔法使いデュークに偶然電話し
会員カードを貰う、「何時の日か会いたいもんだ」

コロラドスプリング支部で射撃訓練をしてると
空軍の防空司令部の現役兵士スティーブと
ジェリーも秘かに参加していた。

FELIXはFLIXの登録住所に行くがそこには
当然の如くロンがいた。

<分離を望んでいる>憎んでない
ウォルターが支部長を降りFLIXに
交代してもらうつもりだが当然FLEX達は嫌がる
「僕が白人のふりした黒人だと思いません?」
「are」 (are-uh)
デュークがコロラドスプリングスに来た日曜日に爆弾テロを計画

FBIからの呼び出しで情報交換C4が基地から盗まれた
ロンはパトリスに身分を明かし危険を知らせるが嫌われるだけ
捜査で縁結びではない本物ロンにデュークの警護任務が課せられる

デュークは映画を見せ黒人への憎悪を訴え
黒人達はリンチ殺人の証言を聞き対比
並行描写してその白人の異常さと黒人の怒りと苦しみを描く

ジェシーという知的障害の黒人が
レイプ殺人容疑で有罪になり集団リンチされ
吊るされ燃やされていく様子市職員も警官も何もしなかった
「國民の創生」 The Birth of a Nation /1915
KKKを再生させた映画(差別的過ぎる映画だが
与えた影響は監督の主観も大きい)

WHITE POWER
BLACL POWER
AMERICA FIRST

会合で過去にFLIXに逮捕されたメンバーが
正体を見破り彼がアンダーカバーだとフェリックスに
チクル。ロンはデュークに一緒に証拠記念写真を頼む。
食事時にばらそうとするがフィリップの妻CONNIEから
爆弾を仕掛けられないと電話が有りプランBに変更し
仲間3人で黒人の集会から会長のパトリスの家に変更しようとするが
帰宅したので自動車の下に置いて逃げる、爆破装置をフィリップに
自分たちがスーサイドボマー状態。
(この時コニーを拘束しようとした黒人ロンが白人を襲う黒人になり
白人警官からボコられる)

建設したのはそうかもしれないが
維持に欠かせなかったのは移民黒人
ランダースはついに職権乱用で捕まる。
「彼はラッキーマン
BORN READY
BUDGET CUT 予算カット
捜査証拠の破棄を命じられるKKKとの接触は一切禁止
デュークからの電話で正体をばらし手玉に取った事教えてやる。


何処まで史実を正確に描いてるか不明だが
コメディー要素も入り有得ない設定もなく許容範囲。
ラジオと電話が重要な道具

ラストはバージニア州2017年現在のヘイトクライムを描き
共和党の牙城を民主が崩しその反動であのデモが発生
決して過去の事ではなく今のアメリカも危機的状況だと描いてる。

アメリカ国旗を逆にするのは不敬ではなく
<危機>の信号