自衛隊には不可能


☆CSAR


以前にAFSOC所属Pararescuemen (Pararescue Jumper/PJ)で
Conbat Search And Rescue/CSAR 戦闘捜索救難の事を書いた
SARとの違いで自衛隊には捜索救難は出来るが
戦闘捜索救難が不可能と・・・・・

動画を埋め込もうと思っても失敗するのでリンクを貼るが
災害時や自国領内で救出するのがSARで敵支配地域で
行うのがCSAR(或いは自国でも自軍が劣勢な地帯)
イメージとしては以下のアニメ↓言葉が全く分からなくても
CSARのイメージが分かる。(HH60の解説もあり
スペックマニには堪らない?)


軍や国防省の訓練映像などはそこから空軍のチャンネルに辿り着けたら
他にも色々見れるので貼らないが、USAFは既にフルCGで
一瞬実際の映像なのか区別が付かないハリウッドレベルの
CSARのコマーシャル(リクルート映像)を掲載していた。
(走ったりする動きやストーリー展開と流石に今は
試験段階の技術などでやはりCGと分かるが、最後のナイトフライトだけ
なら全く区別が付かない)

空軍にある事は以前書いたのでこれ以上は書かないが
海兵隊にも救出部隊が存在する事を最近知った。
(1個小隊レベルだからかなり大きい)
戦闘捜索救難を行うだろうが
想定はパイロットなどの航空要員。

戦闘能力は海兵隊には及ばないが海軍にもこの手の救難救出
特殊部隊員サークがいるのは以前書いた(シールズではないが
特殊部隊員手当てが出ると書いてある、NASOCに所属
してないみたいなのだが・・・・)
ウィキで入隊試験で100m走や腹筋腕立てなどの
メニューが掲載されていたが何処から知ったか知らなかったが
公式HPには各国掲載してるのか・・・最近はテキストは
読まないので殆ど知らなかったけど・・・入隊試験をクリアしても
途中の訓練内容はウィキでは掲載されずそっちが重要だと思うが、
ウィキの出典も公式チャンネルならユーチューブでもOKに
しないと内容は充実しなさそう
このサークもミッションとしては航空要員の戦争捜索救難
海兵隊*リーコンかレイダースと共同で)で空軍の協力を
求めなくてもいちおう自軍でパイロット救出をする事を
可能としてる。

陸軍はまだ見てないが陸軍機が敵地奥深くに行く事は
ナイトストーカーズ以外はなさそうで救難救出専門の
チームがいるかは今は不明。

敵基地攻撃能力・先制攻撃能力をイージスアショア配備断念が
決定して自民や安倍総理まで言い出した、ミサイルを撃ち込めば
解決すると思ってるのがやはり自民党議員レベル(と御用評論家等)の
平和ボケだと分かる。
トランプ大統領がシリアのアサド大統領が市民に化学兵器を用いたと
巡航ミサイルで攻撃したが全く何も変わってない、欧州のコソボでも
空軍・ミサイルと空爆で解決しようとしたが何も変わらなかった。
仮に北朝鮮の発射機やミサイルを攻撃出来たとしても数年後には
また工場で同じミサイルや発射機などを製造されたらまた叩く必要が
出てくる・・・・工場を叩けば純粋に軍事目標でもその付随被害
(巻添え)で民間人が死ねば北朝鮮が大騒ぎして日本の
立場が悪くなる、1発も打ち込まれてない状態で先制攻撃をすれば
日本が開戦したとみなされアフガニスタンイラク戦争アメリカが
憎まれたのと同じ状態になる。

心配不要なのは移動式発射機は日本の情報能力では位置を把握するのは
不可能(アメリカ軍でも不可能なのに出来るわけがない)

ミサイルだけでは撃ち漏らしも出てくるので普通は攻撃機による
反復攻撃を数回繰返す、その際に被弾撃墜された時に自衛隊なら
カミカゼ特攻になりCSAR能力が皆無でパイロットは見捨てるしかない。

アメリカ空軍の救出訓練映像でPJがヘリから海面へジャンプ(ヘローキャスト)
してるのがあったが何故背後でA-10攻撃機がいるのか暫く分からなかったが、
どうもデモンストレーションをしていて近接航空支援で周辺の警戒をしてる
この同じ映像の別シーンは空中給油のデモンストレーションをしたり
自衛隊には実行不可能なことばかり(実際に訓練を繰返さないと
その場凌ぎで組み合わせ出撃したらたいてい悲劇が待ってる)

そしてアメリカ軍が先制攻撃をするよりその前にCSAR部隊を
周辺国に派遣して自軍兵士を救出する態勢を整えて攻撃する
これがない場合は空軍は出撃を拒絶まではしないが、
なしで出撃させたパイロットが捕虜になれば大統領は
汚名を残し更に相手に主導権を握られかねない。

ミサイルを撃ち込んで終了ではなく、パイロット救出が出来ない
出撃を求めるのはカミカゼの再来で自衛隊が先制攻撃をするのは
無謀、それより防衛に専念するほうが効率が良い。
(攻撃は最大の防御で太平洋戦争を戦いボロ負けしておいて
今も同じ事を唱えるのは・・・・無知無恥全開)
アメリカ軍に限らず実戦経験国の先進国なら
普通この手の戦闘捜索救難チームを海外派遣時には
編成配備していた(アフガンイラク・航空機を派遣した
軍事力ランキングで10位以内に入るような国)

戦闘捜索救難(CSAR)とは欧州はあまり呼称せず
personnel recovery 直訳すれば隊員回収
人員救出と呼ぶことが多くこれは民間人の救出でもそうよぶ
民間人を救出するのにCSARはまずしない。

 


PS
ロシアの
S-400トリウンフ対空防衛システム

1個師団1.1億ドル
(PAC3の50%OFF程度)
32発のミサイルが1個師団
レーダー車両が3台あり
パトリオットと異なり回転式レーダー
師団長は大佐
ロシアの発射訓練で面白いのは
通常のミサイルをそのまま標的にし
撃ち落す事が多いこのミサイルの
発射訓練でも1目標には2発撃っていた
官制車両内部もモニターも隠さない
オペレーターは5人で1人はリーダーで
実際の官制射撃等は4人で行っていた、
輸出を考慮してモニター画面類は英語