パッパ


☆パッパ


前回見たのはアフガニスタン戦争の大規模戦闘終了後の
PRTで派遣されたミッションの映像だったが
(復興支援で戦闘はほぼない)
今回は同じHRTF(QRF)大隊でも
2007年くらいの部隊(首相がブッシュと会談後に
派遣されている)で明確に戦闘任務が付与されてる。

タイトルそのものが<戦争の代償/犠牲>で
よく言って中立、どう見ても戦争を肯定的には
捉えてない(極端な反戦ではない)

自衛隊で言えば中央即応連隊に相当する部隊で
アフリカやこのアフガンでも派遣された
(つまり実戦を重ね)精鋭部隊であっても
戦死者が出るときは出る、いやこのタイトルからし
何ヶ月間の密着をしたか不明だが他の部隊を含め
合計5名戦死した。

IEDで車両が吹き飛ばされ1名は左足切断で
帰国後のリハビリなどを描いていた。
別の映像では装甲車がIEDで吹き飛ばされ
1名戦死(たとえMRAPでもVEIEDで
真横に来た時に側面で爆発させられたら
MRAPでも防げない、この爆発は通常の
装甲車だったが)


そしてもう1つ密着したのが特殊部隊で
ジープみたいな車両とバギーでパトロール
しているとタリバンの待伏せ攻撃で銃撃だけではなく
RPGまで飛んできてバギーなら防ぎようもなく
その爆発か銃弾かで戦死した。(恐らく海軍特殊部隊)
(いちおうそのジープがバギーを庇おうと
側面で保護していたが駄目だったらしい)

FOBに地元アフガニスタン人が何かの抗議で
殺到して投石したり門を揺らすだけでなく、
ついには車両に火炎瓶か何かを投げ込んで
まさに炎上してしまう、ここで銃で反撃すれば
民間人の虐殺になるので基地に侵入するならともかく
何も出来ない。


1番悲しかったのがこの海軍特殊部隊員の
遺族、海軍関係で3~4名戦死したらしく
何処から搭乗したのかは不明だがその遺体搬送に
防大臣が同乗する(アフガンも訪問したので
若しかしてアフガンから?)
そして駐機場でランプセレモニーをした後に
格納庫でミサか軍葬儀をしていた。

そしてその特殊部隊員や海軍兵を追悼する為に
首相自ら遺族に勲章を授与したりする式典に
妻と小3年くらいの少年を招いたり食事をしたり
するが(首相閣下と)それで気持ちが晴れるか?

アフガニスタン人も戦争の犠牲になり
妻を亡くしたり自らも義足になった
男性に取材をしていた。

海軍基地でその戦死者達を称えるモニュメントが
建てられ数名の遺族が招かれ特殊部隊員の
妻と子供も招かれ除幕式をしたあと
子供がスピーチをするが泣きながら
「パパ」というシーンが悲しい、それ以外には
何を言ってるか分からないが喜んでるとは
思えない事だけは分かる。

 

戦死者に対する敬意の払い方が
日本では想像できない、ネット上で
日本がアメリカに守ってもらってる
自衛隊が人員不足等々で文句を言うなら
取りあえずグリーンカードを取得し
アメリカ軍に志願、今すぐ自衛隊
志願して文句を言おう自分が志願せず
他の人が志願しない事を吠えても
全く説得力なし(アメリカ軍は
グリーンカード取得者であれば国籍を
まだ取ってなくても軍に志願できるので
よろしく、その後のオマケで国籍をもらえるかも、
もちろん簡単には取得できず
専門職など相当厳しいトランプのお陰で
しかもコロナがあるからマスマス厳しい、
自分が怒ってるのだからそれを乗り越えろ)

 


PS

NZ国防省がダイレクトに配信していた映像で
戦死者の帰還(海外から米軍C-17で輸送してもらい
夜間にNZの民間空港に到着)し遺体を降ろした後に
霊柩車に載せる前に陸軍兵達がHuge Hakaをしていた
ラグビーでは有名だがそういうときにもするとは
知らなかった。

国防省が直接戦死者に触れる映像は珍しい
(隠したいのが何処の国でも本音)
戦死者が出た部隊や遺族が発信するのは多い。
上記のアフガンでの戦死者のセレモニーも
一瞬だけ流した。