とにかくバックグラウンドが多いFIN映画

☆1100 原題<UNKONWN SOLDIER> 邦題「  アンノウンソルジャー      」2017FIN 知られてない兵士、つまり無名戦士(身元不明戦死者) The Tomb of the Unknown Soldier 無名戦士の墓 オープニングは倒叙法でロッカが戦時を振り返ってる (つまり彼は戦死しない、ラスト近くで 撃たれたので?と思ったが死亡しておらず 子供が泳ぐシーンと重なってる) ロッカ伍長 スシ ヒエネタン イケメン ヨルマ少尉(大尉) コスケラ中尉 ヴァラハラ やや知能が低い こういう状態でも徴兵されていたのだから 敗北は疑いようがない。 北欧の美男美女といえばノルウェースウェーデンを 直に想像しがちだがフィンランドも負けてはいない (ただし民族的にはフィン族で北欧系の民族とは やや異なる) フィンランド継続戦争 1940年 冬戦争後ソ連に攻め込む フィンラドがそもそも中世はSWEとUSSRの領土で 近世1917年のロシア革命後に分離独立した国家で領土紛争を 繰返していた(この映画の舞台) それから100年後の今は表立っては領土紛争を抱えてないが 陸続きの国境線を抱えロシアへの恐怖度はアメリカの比ではない 食事 タバコ セックス  特に戦争中戦闘がない時のセックスは重要 1942に敗北撤退気味に転換してる フィンランドといえばサウナ バトルバディ 召集兵が低年齢化と高齢化し兵士不足=負け戦気味だと 示してる 士官VS兵下士官の描写 庶民の酒 塹壕戦 「戦死者の殆どは頭を出した奴だ」 新兵もその統計上の1人になる アジ 宣伝放送に言い返したりするシーンが 笑える  「人でなく敵を撃つ」「割り切って敵を殺せ」 ソ連の狙撃兵 少尉~大尉に昇進していってる 前線塹壕内でのクリスマスと ロッカ伍長の不在の家のクリスマスの対比 フィンランドといえばサンタクロースだが さすがに前線では難しい 塹壕内で大隊副隊長(大尉)にでかい態度で 喋ったので激昂され馬鹿げた命令をされる 家族の為に戦ってる (理由は知らないが士官への軽蔑の 描写が多い) 救急車が攻撃される (ハーグ陸戦規則ジュネーブ条約で禁止されてる) 中佐が撤退を禁止する (犠牲を生むだけで戦術戦略的には どの戦いでも100%失敗してる) 遺体を残し負傷兵だけを運ぶ為に 装備機銃を捨てる(マキシム機銃は50Kgほど) 1人を運ぶのに4人が必要なので 全体の1/4が負傷戦死したらその部隊は 戦闘能力を喪失してる。 武器弾薬食料が不足し劣っていて 勝てというほうが間違い 「付き合いにくくしてるのは自分では?」 カレリア地方 ソ連ロシアの首都に1番近い敵対地帯だから ソ連ソ連で多少なりとも恐れてる。 1944/09 休戦   シェルショック ロッカ伍長だけは生き残れた フィンランドが日本と同じ敗戦国仲間というのは 案外知られてない。 彼らの誇りナショナリズムに響いたのだろう ナショナリズム排他主義の猛毒に侵されてない 国は少ない。 国王を守る 親しい人を守る 国を守る 将来を守る