作風


☆半沢


もちろん見たことはない
(チラ見や予告程度で一瞬だけは別として)
櫻井ナチスよしこが勧善懲悪の時代劇が好きだから
日本人は勧善懲悪が好きで半沢直樹が好きだと
書いてたが・・・・・しかし勧善懲悪が好まれるのは
<世の中がそうではない>反動でもあり良い事ではない。

コロナでも露呈したが凡そ日本人の美徳より悪徳が目立ち
善意のつもりだろうが医療関係者へ拍手や賛辞を首長主導で
強要したり埼玉県かさいたま市でも似たような事があった。

マスク警察自粛警察だけではなく、マスクをせず地下鉄で
咳をしたした男性とトラブルになり福岡地下鉄をストップさせた
奴がいたのに<韓国のマスクトラブルを叩いて溜飲を下げる>
フジ系列のニュース等凡そ麻生副総理が誇った<民度の高さ>の
欠片もない、これらが善行だったのか?

 

半沢直樹に限らず邦画でもそうだが過剰な演技と
能面日本人には不釣合いで絶対にやら無さそうなあの
<絶叫><変顔>でのセリフなど有得ないのは
銀行員が大臣と対等に会話する設定よりそっち。

控えめの演技が絶対とは言わないが殆ど
ケンカ腰での会話の応酬など普通に会話できないのか?と思う。

GREEN BOOKのワンシーンで(ラストではないが終盤)
ボスのドクターがトニーにイタリア語で語りかけるシーンがある、
それが意味するのはトニーが偶然出会ったNYCの友人達同士の
会話を理解出来ていたという事で、それを敢てナレーションでも
セリフでもなく<イタリア語を話す事でイタリア語が理解できる>
と間接的に証明しトニー達が聞こえないようにイタリア語で喋っても
ドクターには筒抜けだったと鑑賞者に悟らせる事でそういう表現が日本では
殆ど出来ない。


直接描写 間接描写 の好みもあるかも知れないが
壁にかけてある絵画から読み取るとか(主役は一言もその絵画の
説明もしない)このようなことを出来ない邦画が世界に
打って出る事は単なる愚挙、是枝作品とか評価されるのもあるが
あれは社会的問題を扱うからで表現力とはまた別の部分に負う。

映画の物語性を評価する人は多いがこのような表現力や
表現方法に言及する人が少ないのが残念(流石に
プロの評論家はしてる人もいるが一般レビューアー、
私がズレてるのか・・・・)