低レベルで首を絞める


☆日本の相対的絶対的劣化

 

ある映画レビューを読んでいたら
確かにややこしい流れと登場人物の
多さ複雑さから単純な物語りではない
作品があった。

特に欧米作品に多く、逆にワイルドスピードみたいに
単にアクションと泥棒で成り立つ爽快系でもなく、
<スポットライト>みたいに告発系の映画や
民主主義自由人権の大事さを訴える社会派的でもない
サスペンスなのにその程度の理解力しかない人も多い。
(因みにスポットライトのエンディングで訴えてるのは
カトリック教会の隠蔽や加害者達への批判だけではなく、
それを当初無視した自分達メディアの怠慢すら自戒を込めて
資料庫倉庫のファイルで終わってる、そこまで気付けないのが
大多数の一般レビューアー、そういう事件があった報道が
あったと思うだけカトリックを嫌うだけでも映画の価値は
有るかもしれないが)


そしてその中である人が書いていたのだが、この映画が
理解できてない事が日本の鑑賞者が低レベル化してると
書いていた、確かに言われて見ればその通りで近年その
レベルの高さが国際的にも称賛されビジネスでもヒットしてる
韓国作品を見れば、自国の政治的暗部を批判した映画も
珍しくないしパラサイトみたいにやや自虐的に描いて
敢てユーモアに込めて韓国社会を描く(批判もある)作品だけでなく
俳優女優の世代交代(ヨン様はもはや映画上では死亡したも同然)
物語の展開など邦画とは掛け離れたハイレベルが多い。

製作側がリスクをとるとか日本の芸能事務所と製作側とTV局主導など
悪弊に絡まって悪循環しかしない製作体制が異なる事や鑑賞者の
レベルが高いとヘタな映画で失敗すれば自らの首を絞めるので邦画みたいに
<初めにキャスティングありき>でジャニを起用して後はファンの皆さん
ヨロシクみたいな作品は少ない。
(何処の国もキャスティングが優先された駄作は有るが数回失敗すれば
画面から消えるのが鉄則なのに日本だけは例外)


TV番組も基本的に中国韓国を蔑視して日本凄いと自意識過剰が
先に来るのが大まかな傾向として未だにあるし、別に書いてるが
初めに政府擁護でそのためには嘘すら平気で垂れる事が普通になってる。
それは製作側も悪いがそれしか求めない国民が多数だから正しさより
視聴者が求める事しか言わなくなってきてる。