☆マンガ<いぶき>


あれに限らず映画<アイインザスカイ>
<ハートロッカー><ハンターキラー>の
圧倒的多数レビューは”リアル過ぎる” 面白かった
等々の礼賛一色で映画の為に脚色とオーバー程度なら
ともかくハートロッカーがアメリカのEODには極端に
不評で爆発物処理の実態とはかけ離れてることは有名な
話なのだが・・・ただし映像と音やスロモなど映画の
醍醐味自体は否定しない。
アメリカの軍人が執筆した本やBBCドキュメンタリーや
ドラマなんか見ない奴等がそれら軍事マニアヲタの圧倒的多数派の
スペック主義だからリアルさのリアルが分ってないのも仕方ない、
もちろん私にも実体験はないが自衛隊員すら戦場でのIED解除の
実体験はないし少なくとも経験者の執筆ややドキュメンタリーでの
EOD密着とは全く違うのがハートロッカーなのが分ってない)


娯楽映画でリアルさを問わずドンパチで派手な爆発だから
面白いというならまだ分るが、あれが戦争戦闘のリアルと
真面目に書いてるのが普段他人を平和ボケと書いてる側だと思う。

アイインザスカイはコラレテラルダメージとHVIの暗殺のバランス
で上は大臣から下はドローンパイロットまでが即断できず
日本語なら小田原評定で時間を無為に過ごす事を100分程度
描いてるだけの駄作で、あの地下司令室のチープな雰囲気より
具体的なことは忘れたが<殺害ターゲットの重要度×民間人の
巻添え者数×係数>を計算して重要度が高ければ巻添えが
多数いても気にしない、重要度が低く巻添えが”多少いても”
気にしないと判断する計算式があったと思う/つまり
どっちみち気にしない、アフガンやアフリカの貧国みたいに
人命が極端に軽視されてる国だけで巻添えを減らすために
ドローン搭載用のマーヴェリックミサイルの改良型か進化型が
あったと思う(爆薬を減らし威力を弱めてる)、まだ研究中で
配備されてなかったかもしれない。

誤爆と巻添えは全く違い誤爆先にはターゲットはいない)


ハンターキラーもロシア大統領をアメリカ軍が救出という
設定そのものから疑問だが(日本でクーデーターが発生し
中国軍がクーデーターを制圧し秩序を取り戻す事態を
想像すればあれがリアルかどうか分る)
戦術やテクニックや技術殆どがリアルではないのに
リアルと書いていたのが日本の多数派。
(むしろアメリカだから徹底的にリアルに出来たはずなのに
なぜあんなフィクションだらけの演出にしてしまって
たんなる娯楽に変換したのかが意味不明、ゼロダークサーティー
チーム6などが非常にリアルだったのに対し、もっとも
ゼロダークも一部の設定はフィクションだがあの程度は
許容範囲)

いぶきも基本的に毎回毎回フィクション妄想だらけで
短魚雷で敵の魚雷を撃破するとか、護衛艦巡洋艦
その辺のモーターボートみたいに軽快に動くとか
ドッグファイトが<エアショーアクロバット飛行>
になってるとか何処がリアルなのか分らない。

CICのモニターもWW2のアメリカ軍みたいでレーダー等でも
基本的にモニターは普通の長方形でそこに薄い円形のラインが
入るかどうか(国によって違う)、アニメと異なるから
ディティールを詳しく描くのも可能なはずだが。
対空対水上探知も基本的には民間のと変わらない部分がある
(火器官制用は違うらしい)


概ねレビューアーに酷評される戦争映画が
実際の戦闘に近い、2時間連続で撃ちっぱなしという
場面も激戦地で緒戦ならありえるがそういう戦闘は
例外に近い「13HOURS 
/THE SECRET SOLDIERS OF BENGHAZI」も13時間を
2時間に絞ったから銃撃戦ばかりが映像中心になれる。


あれも判断ミスや情報の錯綜そしてROEなど
見るべき点は人によって違うと思うが
派手なアクションではないと思う。

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空中戦訓練

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ディスプレー上

ターキッシュ

 

下は無関係のフランス軍でハンドシグナルどころか、フィンガーシグナル

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指に注目

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ウィングマンが上昇