とうとう

 

ムーンショット研究支援


文科省の研究開発支援が<薄く広く><基礎研究中心>から
<厚く狭く>で特定の有望な研究にイッキにカネを注ぎ
研究開発を支援し月面着陸並みのブレークスルーを目指す方針に
転換し対象が絞り込まれだした。

その1つが2010年アメリカ映画
「THE MAN WHO STARE AT GOATS」
(原題:ヤギを見つめる男)
邦題:「ヤギと男 と 男と壁と」

で描かれたテレパシー等の超常現象研究を髣髴とさせる
人間同士を会話アイコンタクト等を交わさずに交信する研究
(正真正銘テレパシーと言うと思うがこの手の事象に
興味が無いため正確に知らない)が候補に残った。


丁度ベトナム戦争の頃(冷戦期とも重なるしベトナム戦争も背景)に
ソ連が潜航中の潜水艦に核攻撃指令を伝達する研究(テレパシーなど)を
していたのに<インスパイヤー>されアメリカ軍の超能力研究を開始した
史実とフィクションを織り交ぜ描いた笑えるコメディー
(当事者は真面目だが後年に第三者が冷静に判断したら
コメディーにしかならない)
映画・史実も発砲率の向上も命題として研究されこれは成功した。

映画の登場人物の1人が実在したCIA創設以来の破天荒クレージー変人と
言われた人そしてもう1つの隠れた存在がDARPAでもある。

「DARPA秘史

世界を変えた戦争の発明家達の光と闇

DARPA(アメリカ国防高等研究計画局)

シャロンワインバーガー光文社¥3200」

に記載されてるがロシア戦略潜水艦への核攻撃指令研究で実験対象になったのが
<兎のうさちゃん親子>で親ウサギを潜水艦乗組員に指名する
(消火訓練脱出訓練等の潜水艦学校は免除)そして子ウサギを殺害する
すると親ウサギは子供が死んだ事を検知し行動が変わるのでは?
それを核攻撃の合図と受取るという実験で割烹着の小保方貼子も真っ青な
動物殺害実験を行ったそうだ(子ウサギが事故死でも病死でも反応するかも
しれないし実際には反応しなかったようだが、したところでそれに人間が
反応する=気付くとは限らず当然ながら実験は失敗した)

 

DARPA秘史は2020/11/23日くらいから読んだのだが
如何せんあまりにも出てくる事例が多くDARPAの失敗史とも言える
数々の研究が書かれその栄光と挫折と変遷と世間の誤解を女性が
情報公開やインタビューや資料を基に解き明かしてる。
(レビューを書こうと思ったがノートにメモをしてそれを
PCに転記するのが面倒だから
BOOKレビューのUPが滞ってる)

序に言えばマトモな人も多いが奇想天外狂人破天候レベルでないと
ゲームチェンジャーレベルの発明は出来ずその意味では
日本人に兵器開発をさせても究極の未来兵器等は絶対に開発できず
その意味からも大学で兵器研究をしないのはケシカラン平和ボケと
ネット上では多数派だが大学の研究兵器が中国軍を叩きのめす事は200%
有り得ず期待するほうが完全に平和ボケしてる。
(優れた兵器でも数が少なければ意味が無く
運用思想や戦略戦術そしてそんな優れた兵器が低予算で開発製造できるわけがなく
国家予算とのバランスで本当にコスパが優れて有効な兵器、
自衛隊が凄いと思っても実戦経験国は1国も購入してない輸送機哨戒機
潜水艦などと違い世界が本当に挙って輸入したがり間違えても
戦略上輸出が出来ない優れたゲームチェンジャー兵器)

ソ連アメリカがテレパシーの研究に失敗した事を
知ってムーンショット研究をしようとしてるのだろうか?

SF上ではテレパシーはその才能が有る人しか発揮できないが
研究が成功すれば凡人でもテレパシーで意思疎通が出来る世界が
来るのだろうか?しかし凡人でも出来るなら研究せずとも
今もやってると思えるし、超人しかできないならやっても無駄な気が・・・

 

PS
インターネットが巷間では核攻撃後の通信機能残存性の為に
研究開発されたという<都市伝説>も明確に否定されてる。
だからネットが民事軍事のデュアルユースで効果があったから
日本も大学が軍事研究すべきと提唱する奴は軍事技術開発の
実態DARAPの事を知らず誤解を元に発言していて、
そいつらが提唱する事が正しいかどうかは聞かなくても分る。

DARPAがインターネットの基礎を築いたのは事実だが
そこからは都合のよいツマミ食いと飛躍し過ぎ理論になる。