アフガニスタン作戦

 

☆東欧軍アフガニスタン派遣

 

2021/02/04に掲載した分を抜粋+追加

☆アフガン戦争


欧州国防省が単発90分のドキュメンタリー番組を公開していた
半年以上にわたり派遣された特殊部隊員達を描いてた。
特殊部隊だがグリーンベレーデルタレベルではなく、恐らく
レンジャー連隊レベルの隊員達らしく顔も何も隠さなかった。
(装備や兵器が母国一般兵とは明らかに異なりエリート兵なのは
分るし母国語だけではなくアメリカ軍基地に同居してるので
アメリカ兵とは英語で会話する、英語が出来なければ特殊部隊員に
なれないのか?)
ただエリート兵と言ってもアメリ海兵隊の一般戦闘部隊程度
もっともそれだけでも自衛隊一般部隊より遥かに進化してる。


FOBに派遣配置されシャワーは掘っ立て小屋の上にタンクを置き
ホースにバルブを付けて上から垂らす程度、兵舎は一応自衛隊で言う
ソイルアーマー/巨大な砂袋で囲み安全だがそれ以外も殆ど簡素で
キッチンはアフガン兵が石で囲った直火でこれがホントのキャンプファイアー
(鍋とかもアフガニスタン流だがMREよりはマシだと思う)

野球場の半分程度の広さに1個小隊~2個小隊レベルの規模で
アメリ空挺部隊兵とその欧州特殊部隊員とANA)
タリバンが嫌がらせか何かで数発撃ち込んで来た、監視哨の
機銃数基が文字通り火を吹き撃って撃って撃ちまくるだけではなく
120mm迫撃砲も撃ち反撃するが多分戦果はない。

笑えたのがアメリカ軍の大型の手投げ式ドローンを
欧州兵が投げるのだが1回目は見事に離陸失敗で墜落し
主翼が取れた(直に組み立てなおしは可能だったが
それが不能な破損も当然発生する、だから通常2機セットで
ドローンは配備する)、それを隠さなかったのは立派で
沸騰ワードなら凄い凄いで失敗シーンは隠したと思う。

他に笑えたのが補給はC130輸送機によるエアドロップで
そのシーンは何と危険地帯(タリバン側で住民がいるところ)に
幾つか落ちて川にも落ち自軍には1つも届かなかった。
その駐留の間に一度だけしかなかったかもしれないが
この手のミスは戦時では日常的に発生する、映画ホースソルジャーの
中でも描写がある、物資に貧しいアフガニスタン人達は
サンタクロースの季節でもなく信仰も別だがありがたく殺到し受取ってる。
(パレットは燃料・パラシュートはなんにでも使える生地、水食料は胃袋)
ホースソルジャーの原作本では無線機などの軍用品は
流石に返還交渉をして返してもらったとしてた、アメリカ軍所有物を
金を払って返してもらったと言うからアフガン人の金の汚さは
下から上まで染まってる。

~~~
90分もあり英語字幕かアメリカ兵同士など英語会話は
字幕もないため30分程度で区切って3回に分けて見てた。
(途中早送りしたりしたので2回見ないと何を言ってるかとか
分り難い)


半年以上に渡るアフガニスタン派遣を満月の数でタイトルにし
具体的に何ヶ月いたかを示し<アメリカ陸軍基地COP→FOBは訂正>
への派遣到着から撤収(ただし半数の兵士のみ)までを完全に描く。

最初の30分ので笑えたのが数日前か前日にタリバンが攻撃してきたので
RPG迫撃砲弾が基地内に着弾し爆風で兵舎部分のドアとも呼べない
シートが捲くれ爆風が舞込むほど)攻撃地点付近まで車両移動し
数百メートルの<アフガン登山>で具体的な攻撃箇所に近付いてると
待伏せか偶発かでタリバンに攻撃され銃撃戦になり基地に戻ってきた
<完全にノリノリ>で戦争初体験バージン卒業で大騒ぎして
アメリカ兵も歓迎していた(恐らく無線報告していた)
別のドキュメンタリーではアメリカ兵達が初IED解除で喜んで
記念撮影したのも笑えるが<FBにUPすると騒いでいた>

その後に基地へ戻った隊員達のARRでその基地の隊長が
彼らを褒めていた。

中盤の部分を02/04に書いていて2回目の基地への攻撃で
反撃してる時に120mm迫撃砲弾を相手に撃ち込みそれが
爆発すると<NICE>を独特の発音で<ヌアイ~ス>と言うのが
流行ってたらしく今で言うCOOLみたいな感じで使ってた。
AWESOME/YEAH/YESは爆発時に興奮して叫ぶのが当り前で
これらを米軍兵が言ったから自衛隊凄いは情けなさ過ぎ)

この後に敵の攻撃地点へ偵察調査に行く際に大型手投げドローンを
発進する際に失敗した(彼は正直だからこれが2回目の失敗と自白)
ドローン映像を受信するPCはパナソニック、飛行プログラム等も
それでやるらしいしカメラ映像や位置情報(高度速度なども隠さない)
米軍は攻撃を受けた後に具体的にどの角度から何発とか交戦時間とか
物凄い量の報告書を作成するらしい(当然自軍の実弾消費量も)

家族からの荷物は缶詰などの食べ物と
<ゴキブリ殺虫剤やネズミ捕り>


2回目の<アフガン登山>では一番高い岩山で両国の国旗を
掲げ記念撮影もちろん合言葉は<ヌアイ~ス>
下る時にAT4などのロケット弾を数発撃った意味が分からなかった
タリバンとの交戦はない)

最後は本国へアメリカ兵の一部と東欧兵が帰国するので
<今度は何時アフガンに戻る?>とか冗談を言ったり
<ベストガイ達とお別れだ>とハグをしMRAPに乗って
去っていくシーンで終わり。

残されたその東欧軍兵士の悲しそうな顔が
派遣時より痩せた事と<チャラ男>なのに
その雰囲気が抜けてた。

その基地では1名のアメリカ兵が戦死しそれ以外は
無事に帰国した、東欧軍兵はその後も軍に留まってるとしてた。


1回目の戦闘後に基地に帰還しAAR後に隊長が言った事が
本来は一番重要なことで避けられない場合もあるが
<皆無事に戻ってきた素晴しいそれが1番重要>


アポロ計画ケネディが言った事は何故か日本では
削除されるが彼は1960年代に月へ人類を送りこみ
(ここまでは日本でも普通に書かれてる)

「無事に帰還する事」が目標だった。

哲学的になるがアメリカ軍がイラク戦争中に
部隊派遣する時にある将軍も士官連中にもそう言って
「無事に全員を帰国させれば良い」他の事よりも大事だと。

 

PS
CH47チヌークによる物資輸送もしてた
ただし<夜間飛行で当然航空灯などは消す>

 

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ミリタリースマートグラス

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ドローン映像と肉眼 映像は切替可能