映画レビュー ジョンデロリアン


☆1129

原題< DRIVEN  >        
邦題「 ジョンデロリアン 」アメリ

原題はDRIVEの過去分詞
ジムとデロリアンの<運転>のドライブと<運び屋>
FBIが<追う>意味、ジョンは準主役だから逸脱邦題。

1.あの車を作った男
2.新車発表会
3.FBIの犬
4.危険な出会い
5.<3,000万ドルの資金源>
6.偽の取引
7.デロリアン逮捕
8.判決下る


ジムホフマン /ジェイソン サダイキス
妻エレン クリスティーナ デロリアンの妻
モーガンへトリック 密売のボス
モーガンの妻ケイティ役もけっこう有名女優
コリーストール FBI ベネディクト
マイケルカドリッツ
リーペイス
ジュディ グリア


邦題ならデロリアンの物語と勘違いする
彼は半分しか描かれない
INSPIREは<インスピレーション>で史実ではない
例えばエンドで車と現金を貰うが
(秋元司被告と同じく汚い卑怯な証人買収になる)
史実がそうであった可能性は低いし事実とかけ離れてる事が多数あり
邦題も酷いがINSPIREを事実に基づくでは誤訳


麻薬の密輸人が悪人なのに憎めない
FBI<special agent>がスキンヘッドだった
ので直に誰か分からなかった。

裁判がコメディー気味に進行したので
配役が良かったコメディータッチ描写が
親しみやすい部分があるのでその点は
配役も流れも面白かった
(FBI特別捜査官との掛け合いが爆笑)

優れた技術者=優れた経営者ではない
優れた経営者=優れた人格者でもない
ビジネス的には麻薬取引がなくても失敗してる
ただし先駆過ぎた悲劇もあり、技術やデザインは
時代の半歩先ならともかく先進過ぎた
商品製品はどんなに優れていても失敗作
(成功者は時流に乗ったから成功してる)
現在進行形の法廷劇と
証言の為に過去回想の2つで描く


ただ人を惹きつける話術やカリスマ性はあったらしい
(凄まじいナルシストで自己顕示欲も、経営者等には
ある程度必要だが度を越してる)
BASEDとINSPIREの違いがあるので何処までが事実か不明
大まかな流れは一致してるがけっこう違う点が多い

法廷時のアドバイスを全て守らない(爆笑)

WAKEUP CALL
潮時

1977年

SNITCH
アゴ カリフォルニアでは整形は常識
アゴが不正の始まり

デカイ自分の写真=ナルシスト
商品の自分の名前をつけるくらいだ

「俺のチンコ10%吸わせてやる」
「123ドル弁償させる」「もっと安く買えるのに」
こういう無駄な一言を繰返す

コメディライクながら伏線示唆は至る所にある

映画の流れではジムのテキトー
アドバイスデロリアンの経営に影響を与えてる。

BRUSH CONTACTでモーガンとの会話テープを
受け渡す(明らかに映画上の演出)

「俺が育ったアメリカでは男は仕事で判断される」
俺達が住んでる日本では勤務先で判断される

ボトムがハイライズ(つまり40年前のファッションを
最新流行と現在の流行気取りの人が穿いてる)

チェックチェックとテープレコーダーの再生で間違えたとこ

盗聴器が妻に見つかり爆笑シーン
「説明するから座って」「あなたが座りなさい」(ワンコ扱い)

トロフィーワイフの不幸どんなに美人でも夫がトラブルメーカーなら
むしろ一生独身が幸福だったかも(離婚再婚できたなら別だが)
妻もトラブルメーカーの首相は国民も不幸になる

デロリアンのパーティーモーガン夫婦を
誘うから爆弾を抱えたも同じ
ジョン夫婦の寝室に勝手に入り
ドレスを勝手に着るやらドラッグを
部屋で吸う→プールに飛び込むでメチャクチャにする
ドレスはボロボロ(他人の不幸は蜜の味で爆笑、まして上流階級に等しい)

この時代のダンスミュージックも素晴しい
ジョン夫婦からのプレゼントは割引券と
キーホルダー(金持ちほど倹約する)

資金不足で思い通りの車ではない

証人のはずのホフマンが裁判の主役
(映画の演出上とは言え)

経営は決して上手くいってない
モリー不正経理を新聞社へ垂れ込む
(その事で揉めていた)

ジョニーカーソンからの罵倒電話を
スピーカーで流す馬鹿役員
デロリアンが表向きの顔と裏の顔がある
(誰でも公とプライベートはあるが)

何故売れなかった?

ジョンの残り手持ち200万ドルで
麻薬を密輸し3000万ドルで米国内
ディーラーに売ることで資金を得る計画だが
その200万ドルすらない

この時の4人の取引が笑えてジムが
裏切ってるなら家族諸共処刑だと脅す。

嘘吐きジョン
いくらFBIでも即座に200万ドルも用意しない
(というより出来ない)

エレン(女性)のカンが正しかった
男達はほぼ馬鹿だった
モーガンの女ケイティもお馬鹿に含む)

モーガン達を逮捕する時にジムも一緒に
拘束すれば誤魔化せた可能性があるし
FBIの尾行はあまりに下手

HISTORY IS WRITTEN BY VITORES.

密告者もマトモな神経をしていたら
命を狙われてなくても後悔や不安などないのだろうか?


パイロットの麻薬密輸といえばトムクルーズ
<AMRERICAN MADE>でフライト+国境警備隊などの
追跡が描写されるが、USCGやDOHSが本物の
麻薬阻止の<監視><警告射撃>(機銃や信号弾)
<エンジンを撃ち抜く>映像やMSRT(USCG特殊部隊)
のボート停止等も見せてくれる