レビュー 天国でまた会おう

 


☆1141
原題<  AU REVOIR LÀ-HAUT     >        
邦題「  天国でまた会おう     」GAUMONT
CANAL+
FRANCE2TV(フランス公共放送)&カナダ2017
原題「あそこでまた会いましょう」

美しく残酷な復讐(社会と父親へ)
親子の和解
戦友との友情(一種のバディ映画)
戦争の悲惨さ
悪い奴は最後には破滅する
映像美
アート

1920年モロッコでの倒叙法で始まり、
彼がここへ来る顛末を憲兵の司令への取調べに
答えることで物語を構成する。
写真(フォトフレーム)で伏線どんでん返しが
何度か起こる。

1918/11WW1の終戦間近に好戦的A型人格障害
プラデル中尉中隊長に停戦命令が届くが彼は
無視するだけではなく偵察兵を2人選抜し敵の攻撃に見せかけ
<テリウー><グリゾニエ>を背後から射殺する。
戦闘が勃発し混乱の中背後(はいご)から撃たれたのに
気付いたアルベールを中尉が殺そうとした所に砲弾が落下し生き埋めになるが
エドゥアールが助けてくれる・・・しかし更に砲弾が
落下して破片でエドゥアールの顎付近がほぼ吹き飛ばされる、
彼は後送され生き延びるがその姿を見て殺してくれと
懇願したり痛みでモルヒネ中毒になってしまう。
この当時から形成外科が存在し現在の技術には及ばないが
戻す努力をしてたのは知らなかった(モルヒネの配布をしたのも)
絵が好きだったが父親に認められない為に家出同然で
出征した過去が明かされる。
看護師は大量の負傷兵で看護ではなく流れ作業
父親に再会したくないので彼と身元不明戦死者の名簿を入替え
記録を日本の財務省も真っ青に改竄する。ウジェーヌは生き延び
エドゥアールは死んだ事にする
復員しようとしたアルベールを中尉が呼び止めエドゥアールの
姉マドレーヌが遺体を捜してるので案内しろと言うが、
当然墓はなく中尉もそれは知ってるので適当に墓を見つけ
セネガル兵をエドゥアールとごまかす。

戦後の不正戦争中も多くの企業や経営者は不正をしたし
不正がなくても軍需企業は儲けた。
アルベールが底辺の仕事をしエドゥアールを養うが
モルヒネまでは買えず傷痍兵に支給されたモルヒネを襲って
彼に打つ(後に彼らからリベンジされる)
プラデルは埋葬関係の会社で大儲け中国人が移民で言葉が分らず
人違いで全然違う区画に別人を埋葬、しかも指摘監査を
軍と市当局に責任転嫁。
アルベールはボンマルシェ百貨店のエレベーター係
かつての婚約者は色男と一緒だった。

エドゥアールに創作意欲が戻り仮面を作り直そうとしてた時
偶然目にした新聞記事に着想を得て戦没者追悼記念碑での
詐欺を思いつく、当初アルベールは拒絶し2人はけんかし
エドゥアールが出て行くが下の階に引越ししただけでな
仲直りし2人(と少女1人)で詐欺/冒涜を開始。

エドゥアールが追悼記念碑のパンフのイラストを描く
その印刷費用をアルベールが稼ぐ、エドゥアールの姉(父親)に
夕食に招待され部屋で待っている間にポートレート写真を見て
行くと・・・姉マドレーヌの夫はプラデル中尉だった・・
隠れて難は逃れる、総裁に銀行での就職を打診されそこで
<ため息橋>という口座からの横領を開始して印刷費用をまかなう、
当初は依頼は来なかったが7/14日になると<殺到>しいきなり
大金持ちになり高級ホテルへ引越しパーティーで大騒ぎし
<ドイツ皇帝><オーストリア皇帝><フランスの将軍>達の
代理をシャンパンのコルク砲で倒していく
騙したお金でモロッコへ逃亡しようとアルベールが提案し
エドゥアールも同意するが(表情から行く気はないことは自明)

総裁が自分の住む地区でも追悼碑を設置する為5万フランを
拠出するが見事に騙された、シグネチャーから詐欺師が
息子エドゥアールだと悟る、娘婿プラデルの詐欺的商売が
エドゥアール経由の査察官による告発で発覚するが総裁が
揉み消す代わりにエドゥアール(詐欺師)の所在を掴む事で
取引(この時の査察官選びと棺桶での現金買収、収賄されたと
みせかけそれを証拠に告発は爆笑)、プラデルにホテルの
スイートを突き止められ父親に知らせ父親と息子の再会。
2人とも親子の再会と分っていても敢て気付かないフリをして
和解(これが1番泣ける)「お前が正しかった人は自由だ、
お前は絵の天才だ認めないほうが馬鹿だった、
それから言いたいお前は私の息子だ誇りに思ってた」
この言葉を戦争が始る前に言っていれば・・・・・
エドゥアールはパラシュートなしスカイダイビング。


ポリーヌへの嫌がらせを見たアルベールが
プラデルを尾行し工事現場で銃を持ち追詰めると穴に落ち
砂に埋り未必の故意で死んでしまう。

取調べをしていた憲兵隊長が部下達を帰宅させるだけでなく
10分間外出し鍵を置き忘れ電話線を引きちぎる
プラデルが殺害したテリウーの父親
彼はゆっくり逃亡し外で待っていたルイーズとポリーヌと一緒に
何処かへ向かう。