勝つためなら

 

☆ブレクジットと憲法改正


2016年 べネカンが主演のBBC作品で
ブレクジットの経緯を描いた秀逸な映画がある。

ブレクジット賛成派が過半数獲得する経緯を
変人カミングス(べネカンが演じる、カミングス本人は
ジョンソン首相と決別し政権を去ったのと、トランプが
バノンを切断してバノンが去ったのが同じでポピュリズム
結末が一致したのも偶然ではない)が従来の選挙方法を
抜本的に変えデータ中心で<離脱賛成が勝利する事のみを目的化>し
勝利する為に<THE UNCIVIL WAR /副題>を行う過程を描く
もっと分りやすくいうと<汚い手を惜しまなかった>


到着した列車は皆が待っていた列車ではなかった

スローガンを越え心に響く言葉 

人々の怒りの油田を見つける 

データマイニング

マイクロマーケティング 

 

国民投票は決定方法が愚か複雑な問題を白か黒で割り切る
もっと繊細な方法がある

残留派と離脱派のオフィスの対比がそのまま
敗者と勝者を象徴してる。


憲法改正ではないがイソジンの会が進めた
大阪都抗争みたいに負けておいて少数派の民意を
尊重し結果を翻して大阪都抗争から改名した都抗争を
実行する汚いやり方は流石に憲法では通用しない。
(自分達の都合よく多数派と少数派の民意を都合よく
尊重するなら維新そのものが少数派の民意を尊重してない
存在だから存在意義がないのだが・・・)

ブレクジット賛成派はグレーゾーンに手を突っ込み
FBを使い虚偽の懸賞みたいなので情報を集め
その応募者達にターゲティング広告を多数ばら撒く等
あらゆる不正に手を染めた結果が勝利になった。


Inhustice anyhere is a threat justice anyhere.
あらゆる不正はあらゆる正義の脅威

となり今のイギリスが妄想どおりのEU離脱での幸福の
恩恵はありえず、愚かな首相を選んだ自己責任として
コロナでも苦しめられた。


しかしそれと比較すると憲法改正急進派の
奴等が主張する事は子供じみ過ぎてる。

憲法記念日のニュースでそういうアンケート選択肢を
用意した事自体がメディアも低レベルで
アメリカに押し付けられた憲法だから>が改正の理由になってた。
実際には違うのだが仮に<押し付け憲法>だから改正と言うなら
<何で緊急事態条項>が入るだけで押し付け憲法が解消される?
(9条の自衛隊明記も同じ)
押し付け憲法改憲するなら全条文を改憲する必要があるのに
自己満足のために1行でも改憲したら全てが変わると思い込んでる。


安倍元首相や産経新聞も何時もの<都合の良い切り取り>
<一部を切り取って>で国民世論では70%は自衛隊は合憲と
言ってるのに枝野が国民世論の圧倒的多数は合憲とした
主張は国民と乖離してると批判してる
(産経の世論調査がその70%と示してるのだが・・・
分らないとか答える人がいるので70%は圧倒的多数に入る)


憲法学者が50/200人が憲法違反と指摘していても
1/4しか違憲と答えてない、どんな条文にも問題があるのに
9条だけに固執し過ぎてる、しかもその1/4が理由だといった
次の日は<自衛隊員の子供が違憲だから虐められた>と
それこそ子供並な理由を出したり、事故などで多数の
殉職者が出てるのに違憲は気の毒と言った後に、
安保法制で自衛隊員に戦死者が出たらどうする?と聞かれると
<感情論には答えられない>とか
<既に多数の殉職者がいるから問題ない多少増えるだけ>との旨で
何時もの切捨て発言を平気で垂れ流す。

しかもこの憲法学者のアンケートは朝日新聞が行った事で
普段朝日を攻撃し捏造嘘記事と批判する安倍と産経が
意見の根拠にするのがこの朝日記事ではその根拠と
主張が惨め過ぎる。
(日本凄いとか世界が絶賛の根拠に中国人と
韓国人インタビューを用いるようなウヨ泣かせで、
世界が絶賛の場合は白人金髪が言わないと世界ではない
メディアの基準では)