正確さ

 

 

☆ワクチン接種率


フレーミング効果は、英語で「framing effect」。
枠組み・額縁を意味するフレーム(frame)を語源とします。
ノーベル経済学賞受賞者でプリンストン大学名誉教授の
ダニエル・カーネマン氏と、心理学者の故エイモス・トヴェルスキー氏が、
米国の権威的な学術誌『サイエンス』上で1981年に発表しました。
カーネマン氏は、フレーミング効果を次のように説明しています。
問題の提示の仕方が考えや選好に不合理な影響を及ぼす現象
(引用元:ダニエル・カーネマン 著, 村井章子 訳(2014),
『ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?(下)』, 早川書房.)
フレーミング効果は、絵画のフレームのようなもの。
どこを強調するかによって与える印象を変え、意思決定に影響を及ぼす心理現象が、
フレーミング効果なのです。

 

アンカリング効果とは、最初に提示された数字や条件が基準となって、
その後の判断が無意識に左右されてしまう、という心理。
船がいったん錨(アンカー)を下ろすと、そこからほとんど
動けなくなることになぞらえています。


政府やメディアが発表報道するワクチン接種率に関する
数字が<1回目の接取が終了した人が1,000万人>とか
印象操作的な報道が目立つ、もちろん政府発表の方が
不正確と言うか<成果を強調したいために大きい数字を出す>ので
本来は2回目までの接取が完了した<完全に終了した人数>まで
発表すべき。