映画レビュー キーパー

 

☆1194

 

原題<THE KEEPER >
邦題「 キーパー   」BETA CINEMA
LIBLINGSGILM 2018

オーバーラップや場面転換など
表現方法もうまい

反外国人排斥に通じる
前半1/4はユーモラスな部分もあり
差別を乗り越えた物語はどこに?と思った
.(しかし最近のイギリスの外国人排斥差別も
日本ではあまり報道されないが褒められたものではない)

FREYA  MAVOR  マーガレット 
初めはこの美女が誰か気付かなかった
デヴィットクロス(トリリンガル?)
ジョン・ヘンショウ 「天使の分け前」イギリスのダメオヤジを演じさせたらいい味
デイヴジョーンズ わたしはダニエルブレイク 
ゲイリールイス
妹バーバラ 

ベッツイー /ビル
1944年イギリス セントへレンズ ダンスとビール
1945年ドイツのクレーヴェ戦線でのオープニングの対比(連合国に追詰められる)
ランカシャーキャンプ
スミス軍曹がドイツ兵を憎んでるラスト近くでその理由が明かされる
鳥のペンダントを持っていた理由も
降下猟兵 トラウトマン 反抗したので糞掻きの懲罰的作業
(これは現在のアメリカ軍でも懲罰的にやらされる
公式広報では見せないがプライベートビデオでは
その映像が見たくないのに見れた)

煙草を稼ぐためPK戦をしていたのを商店主/サッカーチーム監督の
ジャックが偶然見る、今度負けると降格+羊の取引きをソートンから
(サッカーの試合での賭け)申し込まれ優秀なキーパーが
欲しいジャックは所長の大佐と取引きして
バート・トラウトマンを自分のチームに入れる当初は反発したチームメイトは
キーパーのアルフ以外は全員受け入れる、そして彼はほぼボールを
止めるのでチームは残留(BGMはクラブの演奏)

当初イギリス人達が反発したのは仕方ないむしろ当然の反応。
羊肉5頭分を羊5頭で仕返しするのが笑える。

収容所内でナチスユダヤホロコーストの映像を再教育で
見せられる。

最後の試合でマン・シティのスカウト/トンプソンが来てバートに
入団テストを受けろと言う、その夜はトラウマンへのサプライズパーティー
なんやかんや言いながらセントへレンズの住人達も良い奴だった。

話と時間が飛んでマーガレットとバートが結婚
1949年マンシティに入団するが会見時に欧米の記者は容赦しない
アイアンクロスも末期には量産されて若干価値が下がった
(それでも誰でも叙勲されるわけではなかった)
新聞売りの子供が時代を反映してる

ラビアルトマン

「罪は消えないが許す事は出来る」
「命令に従っただけ?」
「許しを与えるより憎むほうが簡単」
ラビの声明
「シティへの支持を継続する
ナチは恐ろしい犯罪を犯したが直接加担して無いものまで
糾弾すれば我々も加害者になる良識有る人間なら問題ない
力量で判断すべき」

息子がジョニー生まれる
キャンピングカー
決勝でバートが頚椎骨折し優勝をするが入院
病院から電話をしてる時に息子ジョニーがアイスを買いに行き
お釣を貰おうと戻った時に交通事故死。

勝戦時とバートの少年時代をシンクロさせる
戦争中に何があったか入院時のベッドで回想し
真相が明かされる(上官が現地の少年のボールを取り上げ
10数えるから取り返せと言って射殺するのを止められなかった)

ジョニーを失ったマーガレットが気落ちし怒りを
バートにぶつける、バートが墓参りに行くと
収容所のスマイス軍曹と偶然出会う
彼の挑発が本心なのか?
戦争で子供を失うのが辛いか交通事故で失うのが辛いか?
バートは辞めるつもりだったがスマイスの言葉に
刺激されたのか?復帰


大英帝国勲章 
1980年マーガレット死去
2013年バートが死去 

サッカーにはあまり興味ない差別や苦難そして
事故を乗り越えたバートと支えた家族、そして
当初は反発したが受け入れたセントへレンズのチームの仲間や
住民は素晴しい、全員が全員が受け入れたわけではないが
それも仕方ない何時の世も何処の国にも差別主義者は
存在する(それら差別主義者が自分達の差別は当然の権利で、
逆に差別をされたら猛反発するのは惨め以外の何物でもない
コメディーなのも分ってないらしい)

この作品を低評価してたら99.99%差別主義者。