映画レビュー カセットテープダイヤリーズ


☆1198
原題<BLINED BY THE LIGHT>
邦題「 カセットテープダイヤリーズ  」イギリス

ジャべド パキスタン移民の息子
ループス(友人)
クレイ先生
イライザ ガールフレンド?
マット 近所の有人
ブルーススプリングスティーン

イギリスがサッチャー政権下で下々の人々は苦労
ミュージカル要素が幾つかあるが違う
collegeはアメリカのカレッジではなくイギリスのカレッジ(公立校の意) 
ソ連のアフガン侵攻から363日目(1980年を遠回りに言うとこうなる)
1987~1988
1980年代のイギリス料理だから不味そう(近年のロンドンはあの代名詞は
過去の話になる)

父親もキャラも自分の父親なら困るが映画なら笑える
Lessons in love / by Level 42 がBGMで流れ校内を歩いてぶつかってストップ
サントラ(BGM)の曲名を探す時<サビ>が曲名と一致すれば
簡単だがそうでない場合も洋画なら簡単に探せるサービスがある
(邦画邦楽はアメリカのサービスの為対象外)
ECで探すより簡単、日本で同様のサービスがないのが不思議で
日本発のSNSやネットサービスが世界制覇をしないのが納得出来る、
レビューを書く事がネトウヨの根拠のない自意識過剰と根拠のない
自尊心と根拠のない自負を的確に否定するのが目的となってしまい
時々脱線してしまう


国民戦線 ネオナチ ネトウヨと血縁関係のない親戚

音楽の歌詞が状況説明というのは定番
<ボス>の歌がアメリカ労働者階級の悲哀 苦しみ 楽しみなどを
描いてるとは知らなかった

ボスを教えた友人(ループス)
教師
隣人
誰が欠けても彼は大学に進学できなかったかも知れない
誰が1番大事だったか
実は家族父親との相互理解を描いてる映画でもある
父親

結婚相手は親が決める


移民差別
子供が玄関か郵便受けから小便を、奴等が大人になって
EU離脱を支持したのだろう。

クレイ先生は最大限控えめに言っても美人
高市早苗は控えめに言っても女ヒトラー
総裁選に出たのはサナエノミス

放送室ジャックをするが校長がどうやら<ボス>が好きらしく
処分にならない処分で済ます。

 

ロンドンの南にあるルートン 
父親は解雇される

サッチャー政権下の労働者階級(彼は高校生だが)を描く
映画は名画が多く、ケンローチ監督作品やビリーエリオットは秀逸。
グロウイングアップストーリー スクールムービーでもあるが
その中でのイギリス国内に於ける移民の立場が浮き彫りになる
サッチャーを毛嫌いする台詞と描写が幾つかこの映画でも出る)


彼女が出来たジャべドが調子に乗りすぎ親友マットを
彼の父親とからかい絶交される


この当時も移民排斥とネオナチがいたのは知らなかった
日本にも<はすみとしこ>など難民差別主義がいて
恥を世界に発信するレベルだから批判は出来ない
(しかも擁護する奴等がいるのが信じられない)


自分の才能と言うのは本人は客観評価できない
ジャベドは人並み以上に優れた文才があった

彼女イライザが自宅に誘ったらガチガチ保守主義者の
両親が困惑

妹シャジアにイライザとの仲を見られ口止め代わりに
学校をサボりギグに連れて行く
(ヘッドフォンでブルースを流し踊るアホが
1人いるのが笑える)
妹にも彼氏カリームがいたのを厳しい目で
見つめ怒ると思ったらダンスのセンスを褒める

 

 

同じ高校生でも白人男性はクソ野朗として描かれてる

<ボス>が愛される理由の1つがアメリカンドリームを実現した
(つまり決して裕福でない家庭出身)のも背景にあるのでは?
現在ならアーティストとして成功するには一定の経済力がないと無理

ブルースがルートンに来るのでコンサートチケットを買いに
行く日と姉の結婚式がバッティング、それでも行ったら
ネオナチのデモで父親が殴られたり散々だった上に
コンサートで揉めて家出、クレイ先生が勝手に出していた
「ルートンの消えた成功の夢」という論文が入賞し副賞がモンマス大学への
招待でトラブルが有るがループスと一緒に行く
(ブルースの故郷でそこで語られるブルースの出自や
環境はなかなか感動させられる)入管が許可する時に
いう言葉も笑える。

イライザが表彰式の事をジャべド両親に伝え家族が来る
「米国を越えた(全ての)人間的価値」これが映画の骨格
懸命に働き夢を諦めず過酷な現実で自分の良さを失うな
「夢が実現したら素敵だがまず現実を生きろ
欲しければ手を伸ばせ代価を払え」

「今の僕があるのは全て両親の犠牲のお陰」
「認めて欲しいと願う息子がいた」
つまり彼はブルースと自分を重ねた
「1人ではない友人と家族がいる彼らの思いも大切」
出たいと思うほど街は追いかけてくる
「皆が勝たない限り勝者はいない」

父親が1番笑えた
「彼は本当にアメリカ人なのか?
パキスタン人だ!!」物分りが良い父親だったら
この映画は面白くなかった
最後に母親に金のリングを買い戻すのが泣ける

 

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