映画レビュー 権力に告ぐ


☆1197
原題??
邦題「権力に告ぐ」2019韓国


1.IMFの金融支援案が本日締結されました
2.話とは?
3.ちょっとお尋ねします
4.こんばんは
5.よくも顔を出せたな
6.大韓銀行売却審議15日前
7.携帯電話を
8.ER


報道では何となく知っていた韓国検察の凄さ
<検察の辞書に忖度の文字はない>がこうして映画で見れて
初めて納得できた、暴走が弱い者に向かったら恐ろしい事が
予想されるが本来は3権分立で検察庁法務省の組織としても
独立性が確保されるべき組織である必要性が浮かぶ・・・
しかし最後に<証拠・協力者>がなければ無力だとも。
どこまで違法捜査が許されるか?
弁護士が捜査が違法だと裁判で主張し認められたら裁判では
採用されない

儒教社会の影響で上司には徹底して敬意を払わざるを得ない
それより驚いたのが女性弁護士キムナリの英語力!!
ブラインドで聞けばアジア人と分らないほど
日本人が英語下手と嘲笑されるのも仕方ない
日本の俳優が喋る英語が下手くそなのは歴然
(私は”高額な報酬”で英語を喋るのではない)

笑えるのが「今話題のセクハラ検事」と紹介されると
女性がバックを2人の間に挟むシーン
(こういうところで笑えるかどうか)

2006年  ローンスター売却事件を描いてるが
その不正は実話でも映画はそれ以外は創作意欲に
書き立てられたフィクションの娯楽作品、
幾らなんでもBISがFAX一枚で決定したり
その疑惑の渦中にある2人が一緒に事故死不審死を
とげれば鈍感な連中でも怪しむし、陰謀論が世界中に
拡散する時代で丸く収まるわけがない。

ソウル中央地検のセクハラ<ヤンミニョク>検事、
通称ゴリ検が疑惑を晴らすために調査してる過程で
スターファンドの
不正疑惑に気付き調査しとめようとするが結局は
阻止できなかった(2012年くらいに
ローンスター側が訴訟を起し既に結審してるはずだが
その結果は探しても見つからなかった、これが
日本報道の酷さで起訴や送検までは報道しても
判決は報道しない事も多いし、訴訟が起されないと
過労死やパワハラも報道しない企業寄りで
その割に企業の宣伝は必死でやる)

検察官同一体の原則

刑事訴訟法第234条
「公務員は犯罪があると思科する時は
告発せねばならない」
日本の刑訴法では第239条
「官吏または公吏は、その職務により犯罪があると
思科するときは、犯罪を告発しなければならない」だが
有名無実化してるのは分かり切ってる。


韓国社会の汚さ
韓国経済の歪さが描かれてるが日本が本当に
美しい国」かどうか、経済政策が正しく成果も
口先だけでなく実体経済や国際指標で繁栄されてるか?
他国の事を嘲笑する権利があるかどうかはよほど
経済に疎くない限り分る。
中韓の経済が崩壊すると10年以上前から言われてるのに
未だに崩壊せず、日本の成長率など指標が低い事を
棚上げしてる、既に一部の指標は韓国に敗北しつつある
経済至上主義で経済が勝れば国・国民が優るという
誰かたちの思想発想でいけば韓国が日本より上になりつつある
中国に至っては指摘するまでも無い)

この事件ではないのだが
アメリカ企業が韓国と日本で同じような金融不正を
行った時に韓国監督庁は厳しい処分をアメリカ企業に
科したのに対し日本は忖度して大した処分しなかった
アメリカの金融業界がどっちを評価したか?

(このローンスター事件そのものは海外メディア企業と
韓国内での視線と評価は180度異なり、国内では
ハゲタカの代名詞で反吐が出そうなほど嫌われてるが、
海外からは韓国/司法が批判されてる)