映画レビュー ラストブラックマンインサンフランシスコ


☆1205

原題<LAST BLACKMEN IN SANFURANSISCO>
邦題「   」A24


ジム/両親とは疎遠
モント/ペインター&演出家
OGという服役経験者が説教
「土地の為に闘え、地元のために闘え」
「我が家に勝る場所はない」
「友情」
「夢目標」
「サンフランシスコへの地元愛」
「人種差別・人種問題」

オープニングの素晴しさはA24作品に相応しい
(ただし2人乗りのボードはグリーンスクリーン)
ただし映画のテーマというかメッセージ性はともかく
演出の一部はイマイチな点も多い
(A24以外なら問題ないがA24作品なら問題になるくらい
クオリティーを求める)

服を脱いで追いかけてきたり
バス停では生まれたままの姿のオッサンとか
変人が描かれてるのも笑える。

父親が経済苦で手放した家がその購入者が
相続トラブルで出て行かざるを得ず、美しい家に
勝手に住み着く・・・・・
家宅侵入で刑法犯になるからこの生活が
長続きせず成功しない結末になるのは容易に
想像出来たが、実はジムの祖父が自分で作った家でもなく
自分が信じたかった事実は事実ではないと
モントの芝居で指摘され彼の元を去っていく。

ジミーフェルズ1世?
素人では建てきれないと思う
仮に大工だとかその手でも難しい
(分業制)

そこに家具を運び込む為に伯母の家に行ったりするうちに
ジムの過去、家族関係などが明かされていく。

アメリカの不動産問題(住宅購入)の一部も
映画上とは言え描かれてる。


環境汚染 環境問題
(この設定挿入が余計でリアルさが欠如し
映画の良さが失われてる、良さが有ったとして)

路上に何時もいる<マイルドギャング予備軍5人組>は何なんだ?

あなたいい人ね

サヴォイハウス レントコントロール
安い家賃で100人も住んでいたから大家が火をつけた

ジムの父親も<道徳>の教科書に取り上げられるような
立派な人間ではなくその真逆

コストコ=コスコー

フィルモア地区959番地
とんがり屋根

不動産屋が要潤に似てた

本来は家という<土地建物>より
誰と住むか、どういう生活を営むかが重要

1800年代に建てらた
日系人が住んでいたが太平洋戦争時に
強制移住させられた。
(国籍差別での黒歴史をそこはかとなく
描いてる)
実際はその空き家に祖父が移り住んだのを
自分で建築したと嘘を言ってた

 

人を罵るやつにも良い所がある
銃声の伏線

元の持ち主の女性が玄関前に

バスでジムの母親と偶然再会
バスから下車すると女性達が悲しんでいて
コフィーがベイエリアの売人とケンカして
射殺されていた
(そして恐らく警察はまともな捜査をしない)

インスタグラムでコフィーを調べる
ブランド管理がしっかりしてるSNSは
演出上で簡単に利用許可を出さない事が多い

不法占拠家に戻ると不動産屋が家財道具を
全部放り出していた
(ある意味当然)
白人が徹底的に悪人として描かれてる


ストリトーパフォーマーが歌う
サンフランシスコの歌が素晴しい

一転してモントの独りよがり
独壇場が1番酷かった

バス車内の会話
「この街を憎まないで」
「悪いけど憎むのは私の勝手」
「この街を愛してる?」
「住んでるけど愛さなければならない?」
「愛と憎しみは一体」
(この辺だけを描いて訴えるなら兎も角。
ラストシーンの小型の手漕ぎボートは
幾らなんでも外国には行けないしせいぜい対岸にしか
渡れない終わり方とか良いシーンもあるが、このボートとか
悪いシーンが残念)

置手紙