映画レビュー サムジンカンパニー

 

☆1218
原題<Samjin company English class>
邦題「 サムジンカンパニー  」2020 LOTTE


紙コップのインスタントコーヒー

1.サムジン社のオフィスレディ
2.汚染された川
3.疑惑の検査数値
4.隠された事実
5.常務を追え
6.深入りはご法度
7.真犯人は誰だ
8.ネバーギブアップ
9.希望に満ちた日を

直接的には3人の<女性の活躍>を描くが
それを通して韓国社会企業内での強烈な男尊女卑も浮き彫りにし
コメディーで事実をデフォルトしたとはいえ、
<行き過ぎた経済至上主義>への皮肉、結果的とは言えSDGsも入ってる

内部告発者が屈辱を味あわされるのはどこの国も同じ
日本企業でもたとえば日本郵政など問題になってる。

時々箱入りクッキーとか食うシーンがあったが
ロッテ製品だったのだろうか?
天才ゲーテもまさか登場人物名がこんな後世まで残るとは
想像つかなかったと思う。
サムジンはもちろんサムスンでバレバレ
コメディでも特定の企業を批判する作品を作る凄さ
(日本では”空飛ぶタイヤ”くらいしか思いつかない)

才能が有ってもそれを抑圧し無能が抜擢される企業と社会が
衰退するのは万国共通で<喜劇>として繰り返されてる。

ファッションが1995年を舞台にしてるから・・・・

男性社員達が経費で美味しい飯を食ってるのに
女性社員は弁当

伏線
TOEIC

ハリウッド映画の特徴は基本的に<スーパーヒーローお一人様>で解決する
アジア系の特徴は<集団・グループ>で解決していく集団主義
(流石に1人だけでなく誰かの手を借りるがそれでもこの場合は三銃士になってる)
汚染物質の流出で住民被害が出てることを知った<高卒>女性社員が
内部告発し解決するまでを基本的に<コメディー>で描く、
サスペンスタッチでリアルに再現するのも悪くないが恐らく
シリアスすぎて面白みに欠けるからこうなったと思う。


常務が出社する時に秘書が立ち上がり挨拶をするが
アメリカの場合まともな神経をしてる人は
<リラックス>と言ってそういう挨拶を断る
(しかしその神経を持ち合わせる人が少なくなってる)


フェノール リッター/488
ミスリーディング
水質検査書 隠蔽
サムジン本社へ住民や民間人が抗議にきて
<エッグボーイ>

BEAR HUG PROJECT
脅迫的な企業買収つまり買い叩き
グローバルキャピタルは日本企業に転売する為に
敢て悪材料を出した
「盗んだ書類に法的拘束力はない」

ガンの元部長が責任を被り失敗した
内部告発でクビにはならずに済んで
減俸だけだったが、彼女達の居場所はなくジョヨンは
<壁に向かって仕事も事務用品も与えられず座ってるだけ>
日本企業の追い出し部屋や退職勧奨も真っ青な処遇。

めがね ボラム 経理
ユナ 広報

怪我した時に病院に連れて行き治療費を払った「98300ウォン」

社長と対決しようとするが言いくるめられる
しかし<株主>は個人株主が含められるので個人株主に
合併反対してもらい法人・グローバルキャピタル側に勝つ
(個人では太刀打ちできないが団結すれば勝てる)

当初は仲間割れとか仲も良くなかったその他大勢の女性社員達も
3人に協力する。

6ヵ月後のオチが笑える
「楽しいと思うことをしなさい」と先輩面して言ったら
「余計なお世話です」

「私は自分が大好き」→EV内で女同士のバトル
「そろそろ私じゃなく自分の人生を見つめたら?」


どこまでが本当か知らないが大まかにはそうだったのだろう
以前は調べていたがコメディーなら調べない。