映画レビュー ローズメーカー

☆1222
原題<LA FINE FLEUR>
邦題「 ローズメーカー  」2020フランス

原題 THE FINE FLOWER 
(と思う、仏語と英語はスペルが似ても全く違う意味も多いが)




エヴヴェルネ/カトリーヌ・フロ クソ女オーナー 育種家兼経営者
ヴェラ 事務員
フレッド 男性主役 若いジェイソンステイサム 抜群の嗅覚
天使の分け前のフランス版)
サミール オヤジ
ナデージュ ドジで軽い吃音
ただあんな地味な服ノーメークであれだけのルックス

ヴェラが最初から最後まで花柄BLかスカートを
着ていてデザインは兎も角、日本ではあまり目にしない
綺麗な花柄のデザインが多くあれがメンズシャツなら
絶対に欲しくなる柄、全く関係ないが合計10枚だけしか持ってない
花柄シャツのうちバラ柄は1枚しかなかった。

3人に説明してる設定で実際は鑑賞者にも行ってる
挿し木
接木
押木

ダサい着物

社会復帰とヴェルネ・バラ園の経営再建

DXであのバラ園が経営改革できるか?

フレッドの登場後に台詞で彼の嗅覚が
非凡なのは示唆

良き種苗開発が出来てもエヴの人間としての資質社交性などは
疑問符だらけだった、それが彼ら彼女3人が来た事によって
彼女も変わった

ラマゼルの経営スタイルをエヴが嫌っているだけで経営上では
彼の行っている事が正しい、フランスが極端な経済至上主義に
染まってない事も表しCDIで雇用されたら解雇が簡単には出来ない。
(フランス映画は経済至上主義を極端に嫌う設定が多く
ハリウッドの拝金主義とは真逆)
年代設定が正確には不明だが2019年以降はマクロン大統領が
CDI/日本でいう正社員の解雇も可能とする法改正を行った
(有期雇用はCDD)

日本では解雇を出来ない事が企業成長と日本の経済成長低迷の原因と
その経済至上主義・新経済主義者が正々堂々と珍説を披露するが
<成長産業と成長分野・サービスを開発する事を怠った根本的原因>を
勘違いしてる。IT関係、SNSで世界制覇をするサービス・技術・
製品/ネットSNSやメタバース等々で日本が先駆したモノは何一つない。

経営危機のバラ園で移民労働者すら雇用できずに
犯罪者の社会復帰プログラムで訳ありの3人を雇って
あれこれしながら改善していく

品評会では9年間は優勝とは無縁のはず
ラクターまで差し押さえられ、取り合えず
ない知恵を必死に出し、マンションアパートへ
訪問販売をして押し売り、スポーツバーで買って盛り上がる
酔っ払いに妻や彼女への侘びの印にとバラを贈らせるなど
当座の金が一時期は稼げるが次から次に困難が続く、
雹が降ってきてバラが駄目になったり

「バレたのが6回」

買収されそうになってるが拒否してる

12万ユーロ必要

下手くそな事前偵察でせっかく盗撮カメラ付きサングラスで
撮影してもその撮影の練習まではしてないので指を撮影しに行っていた。
(時計型 アクセ型のビデオなどを使うべき)
せっかく窃盗してきてまで新種のバラを交配したが
失敗、ラマゼルに売却する契約寸前に落ちこぼれ達が種まきし
自然交配していたバラが完璧なバラ<イパネマの娘/略称CDI>
になっていてそれを商品化することで経営再建のメドが付きそれぞれが
新しい道を選ぶ、エヴァは経営を続けフレッドは
香水の調香師を目指しパリへ、フレッドと


「才能と好みは別」

最後にエヴがフレッドへ贈った本に押し花と花言葉の解説があり
<ありがとう><あなたがいないと寂しい><私を忘れないで>
もちろんエヴの気持ちでストレートに言わない間接表現を
簡潔にしかも押し花で表現するのはさすがフランス。


欧米先進国は軽犯罪者の場合はムショに入れず
強制的社会奉仕や社会復帰プログラムで
代替する事も多い、税金の節約にもなる




PS
レビューの制限文字数が4000文字にまで
増え従来の2倍で実質的に無制限に近くなってるが
(私は質より量で見るから1作品に特別に思い入れが
あるわけでもないし基本的にそこまで詳しく書かない)

従来の2000文字前提で書いていてそのストックが
4ヶ月先まであるから2022年後半以降に
4000文字オーバーが出現するかも、前作は
調べた事があったり削除してないバージョンで
4000文字ギリギリ)