映画レビュー ゴーギャンタヒチ楽園への旅

 

原題<GAUGUIN VOYAGE DE TAHITI>
邦題「ゴーギャン タヒチ楽園への旅   」
STUDIO CANAL

原題:ゴーギャン タヒチへの旅

1.ゴーギャンの決意
2.タヒチでの再出発
3.テフラとの出会い
4.名画の誕生
5.楽園の日々
6.芸術家の愛と苦悩
7.決別
8.ゴーギャン最後の決断


彼の人生を抜粋しタイトル通りタヒチへの旅立ち
~滞在~フランス本国への帰国までを描いてる。

ゴーギャンゴッホみたいに存命中にはそこまで
高く評価されず死後(後世)に評価されるような芸術家と
存命中から評価されるが後世は専門家以外には忘れ去られる
芸術家はどちらが幸せか?
TVメディアで散々もてはやされ著名人扱いされるが
数年したら<あの人は今>の自称専門家連中と
目立たないが功績と実績で評価される人はどちらが正しいか。


日本でも明治期の石川啄木正岡子規、そして
金子みすヾ、みたいに文学系で知名度が高い人は殆ど評価されず
むしろ後世になって知られ評価されてる人は多い
漱石など存命中から今も四国のある地方では熱烈に愛されてる
作家もいることはいるが)

これは現在の音楽界や芸能界にも共通していてTVでの
露出は多いが来年は<あの人は今>になる人と、露出は少ないが
高く評価される人。


ここからレビュー本題
一部の芸術家は<セックスにも貪欲>で、当時と今のモラルを
比較するつもりはないが、少なくとも<高齢男性が幼児性愛レベルで
結婚した相手に嫉妬するのは哀れ>と思う。


奥地タラバオへ向かう途中に現地住民と交流
テフラ15歳を現地でめとる
アルピニスト野口健>も真っ青児童婚
ゴーギャンは当時の性的な倫理観や現地の倫理と
その偉大な功績で今更誰も批判しないとおもうが、
野口健は他人を批判しまくってるからブーメランが直撃し
炎上してエベレストより高く成層圏まで炎が上がった、
卑怯な野口健は直にアカウントを削除して逃げたが
ほとぼりが冷めると復活するとか卑怯の3乗効果で
アカウント削除するなら2度と復活するなと思う
(別のSNSでやるならともかく継続するなら
削除する必要ない)

つまり野口健を出演させるCMや番組は児童婚や
性的搾取して逃げる卑怯者を推奨応援する番組企業。

 


「月の満ち欠けが一回りしても幸せに出来なければテフラは去る」

ただ独占欲と今の基準で言えばモラハラDV気味は問題

医師は人がいい
画材も事欠く貧乏
麻袋をキャンバス代わり

テフラがタヒチでのモデルになってるとは知らなかった
ディティールはかなり違うみたい

糖尿病で梅毒
晩年はかなり酷かったみたい

絵を描く創作意欲は何だったのか?
どこから来たのか?


絵が売れず人足のアルバイト

隣人の若い男とテフラが不倫

タヒチに資本主義の荒波が押し寄せる
今と比較するとまだまだ可愛いもんだが

コケ ゴーギャンと発音できない

木彫り彫刻 30フラン希望を10フランで
買い叩かれるその金で画材は兎も角<酒>も

島の中心地に引っ越す

テフラの愛情も失ったゴーギャンは1893年
島を去るパリを去るときもこの時も失意だらけだったろうが
この時描いた41作品が後々は高く評価される
(この時は現在ほどの評価はなかったが、彼が
タヒチに来なかったらあの作品は無かった)
フランス イギリスはこの手の芸術家を直接
描く映画が多いのは関心する(間接的に作品や
芸術を描く作品はハリウッドより欧州に多い、
邦画は需要がなさ過ぎで採算が合わないと思う)
そして殆どの芸術家に<聖人君子>は存在せず
<性豪>とも呼べる人物も多い、当時の倫理慣習で
売春が普通だった事を除いて。

マルケサス諸島

1903/05/08死去

 

フランスに帰国後もトラブルメーカーだが
ここでは描かれてない