映画レビュー サイレントソルジャー

 

☆1231
原題<SORDO>
邦題「サイレントソルジャー   」2019スペイン


「原題 聴覚障害
1.プロローグ
2.逃走
3.ロサ
4.追跡
5.ダリア
6.尋問
7.屈辱
8.感情
9.作戦
10.同士
11.エンドロール


1944年10月レコンキスタ作戦
人民戦線が橋を破壊しようとするが事故で
火薬が爆発してしまい失敗しアンセルモは聴覚を失い
他の仲間も捕虜になるか最終的に戦死

10月8日
主役 アンセルモ
ビセンテ 捕虜になる
ロサ ビセンテの妻

フランコ
ボシュ大尉 部隊長
ダリア 女性スナイパー
カスティーヨ軍曹


スペイン内戦を描いた映画にハッピーエンドなし
しかもそれなりに感動したり、よい映画も多かったが
この作品ほど陰鬱な映画も珍しい。

西部劇の要素

狼が何のメタファーか分らない

唾を吐きまくる
敬意でない事は誰でも分る


アンセルモは殺害してはいけない相手を殺害し
するべきだった敵をその時殺害しないなど
リーダーどころか兵士の素質もない。
(戦闘はしたくない事を行い、したい事を
我慢できるほうが有利)
もっともこの映画は戦闘スペイン内戦というより
狩りの要素が強い。

スペイン作品らしくコメディーではないが
ブラックユーモアが混ざったりしてる。

そしてアンセルモは「究極の貧乏神」で
関るすべての人を不幸と死に追いやる。
フランコ独裁政権側も汚かったが、ボシュ大尉は
良い面もあった、その点アンセルモは仲間の妻を
NTRとか”したいことを我慢”しないなど褒められない。
(行動中に口笛吹いてたり映画とは言え)