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原題<THE LAST FULL MEASURE >2019US
原題:究極の献身 リンカーンの言葉から
2021年8月のAFGカブール空港でアメリカ兵が爆発物テロで
犠牲になった後バイデン大統領が犠牲者について語った
言葉でも使われた。
LAST ○○というのは戦死者に対し用いる事が多い
例:最後の点呼(LAST CALL)
アメリカ戦争映画でラストコールを描写してる作品は幾つかある、
誰も言及してないのは自称軍事に詳しいのに知らないため。
A1C/ Airmen First Class
Willam HART Pitsenbarger(愛称ビル)
現在のU.S. Air Force Special Ops Pararescue Jumper
通称PJ スラング的に<J>
当時は空軍特殊作戦部隊が創設されてなかったので
通常部隊扱いだが能力は一般部隊員以上
(当時の訓練内容も調べられたが、当時は無かった
ハイテク機器の取り扱い以外は現在とほぼ同じで
かなり厳しい訓練)
ジミー PTSD
ピッチェンバーガーに勲章を求めるなら
退役兵達はもっと協力的になるべきなのに
FNGのガキ扱いで煙に巻く答えが多い
1966/04/11
C中隊がアビリーンで待伏せにあい多数の戦死負傷者がでて
陸軍メディックも負傷した為にPJピッツが志願して
地上で負傷兵の手当てをする。
(状況は違うがブラックホークダウンで
デルタ隊員達がヘリパイロットを救う為に降りたのと
似た事をした)
現代戦では待伏せに対応する訓練が重要視され
FAMを何度も行う(弾薬を浪費するので自衛隊は
あまり行えないが他国は繰り返す、因みにウクライナ侵攻時の
ロシア軍がやってない事が多い、もっともウクライナ軍も
出来てないからロシア軍特殊部隊に襲撃殺害される映像も
ロシアが流してる)
最終的にピッツは戦死するが名誉勲章ではなく
その下の空軍十字勲章しかもらえなかったので
戦友達が何度も申請をするが却下される、そして
スコットハフマンが<長官をトイレに尾行してまで訴えた
タリー元軍曹のアピールの結果>担当する事になり
調査をしていく事で、当時の中隊長ホルトが今は上院議員で
国防長官目前であり中隊長の作戦ミスが部隊を壊滅
させかけた為に途中で周囲が握りつぶしていた黒歴史が明かされる。
(しかも議会の承認が必要なのに当て付けで1人の
議員が議題にさせず1度は流れる)
小隊長が砲撃距離range/方位bearing/座標coordinateを
間違え自軍付近に着弾friendly fireし
多数の戦死負傷者MASCAL=MASs CAsuaLtyが発生した事も彼が
自白して判明アビリーン作戦の立案者がホルト中隊長だった
(史実は上級司令部の師団レベル大規模作戦の一環で
この中隊だけの作戦ではない)
妨害調査
蒸し返させたくないカールが脅迫するが
ハフマンは出世を棒に振ってまで調査
レスキュースコーンドローン(RQS)
ハックマイヤー将軍
空軍十字章
オハイオ州ホルト議員に直談判
「何もしないから何時までも苦しむ」
サウスカロライナ州の上院議員が邪魔する
ハフマンがマスコミに公表して不条理を訴える
2000/12/8 デイトン国立空軍博物館
The National Museumu of the US Air Force(別の場所でロケ)
地位より名誉勲章を望む
サーカムマイ
32年前
生き残る事が終身刑
ピーターフォンダ
クリストファープラマー
(彼の遺作に近い作品と思うが、彼は
反ナチスなどそういう作品作風の出演も多く
その点に於いて敬愛できる俳優だった)
結婚した姿を見たかった子供を抱く姿を
カール(邪魔をする同僚?上司)
タコダ
バー
ケッパー元軍曹 ベトナムに住んでる
退役兵達が<銃保有権熱烈支持者>
元空軍と元陸軍の証言
search and destroy索敵殲滅(ベトナム戦争)
殺傷率や死体数も水増し
Chain of command document
北ベトナム兵とべトコンが混ざってる
ブルーオンーブルー
至近着弾 デンジャークロース
(自軍との着弾距離が600m以内の砲撃、砲撃要請)
シルバースター
ベトナム帰還兵(PTSD)
パラレルストーリー
継承
帰還兵が自分を責め生き残ったのに苦しむ
自分が死ななかったから安心した
勲章の申請書が行方不明
戦争は終わってない
AAR レポート
ブロークンアロー
(空軍と陸軍では意味が違う、空軍は核兵器重大事故だが
映画は陸軍用語)
ベトナム戦争時には複数回あったらしい、そして別の
ベトナム戦争映画でも陸軍ブロークンアローが描写された作品がある
次官補
ビルの両親達が今でもビルの思い出話をするのが泣ける
タイとジョージア州でロケ
アメリカ陸軍第1師団第16連隊第2大隊C中隊
ECは生存者へのインタビュー映像
空軍長官が人たらし
演説も上手いが最後に退役兵達も讃えた
THE MEDAL OF HONOR /MoH
空軍はたった18で下士官は3名
もう1人は2002年アナコンダ作戦―アメリカのアフガン失敗作戦
AFSOC CCT /チャップマン軍曹
もう1人は調べない(チャップマンの最期はCIAプレデターDTVで
シールズ合同作戦時交戦映像が公開されて死亡時刻まで分る、
この時にシールズ隊員も同時に戦死した、アナコンダ作戦がアフガン大失敗作戦の
典型例だがこのチャップマン軍曹が戦死した経緯と
戦闘がそれを象徴するような激戦と失敗。
この時敵RPG攻撃により被弾損失するCH47ヘリにそのRPGが命中する
映像まで映りこんでる、アフガニスタンでCH47ヘリ13機を被弾損失し
その1機―事故損失は別に28機、シールズやCCTならそのCH47を爆破破壊処分も
出来るが、アメリカ軍には救出+爆破破壊処分を専門に行う特別中隊までいる
ピッツが所属したPJではない)
ピッツのスナップ写真も空軍が公開し広報で英雄扱いされてる、
それを見るとRQSのヘリはUH1ではなくH43ヘリ、CSARで飛ぶときは
ヘリがリードとテイルの2機でそれぞれに2機の護衛機が付き
合計6機出動(SARはヘリのみ2機)
約900機が撃墜され10%をそれらRQS(PJ)が救出した。
この映画公開と当時に米軍・米空軍もコラボ的に
ピッツの勇敢さを讃えだしたが、だったら最初から
名誉勲章を授与しておけと思う、入館した時は気付かなかったが
空軍博物館にも彼の遺品などが展示されてたのか・・・
Medals of Honor
2022年更に3名追加され合計3,530名
アメリカ軍の名誉勲章者の所属別割合
ベトナム戦争 戦死者統計抜粋
(あちこち切り貼りした結果数字の頭が揃い難く
レビューでずれていても修正しない、合計が一致しないのは
一部省略と検索日のズレMoHが3527名は2021年)
MoH(名誉勲章)所属別受勲数
陸軍 2,458 70%
海軍 749 21.20%
海兵 300 8.50%
空軍 19 0.53%
沿警 1 0.03%
空軍は第2次大戦後に創設された組織で独立戦争時から存在した
陸海軍と単純比較し難い
年 戦死者数 比
1964 122 0.2%
1965 216 0.4%
1966 1928 3.3%
1967 6350 10.9%
1968 11363 19.5%
1969 16899 29.0%
1970 11780 20.4%
1971 6173 10.6%
1972 2414 4.1%
1973 759 1.3%
1974 68 0.1%
マイコメント
「1968年からジョンソンが本格介入し海兵隊を本格投入し
犠牲もイッキに増加していく地獄の入り口」
州別
CALIFORNIA 5,575
NEW YORK 4,119
TEXAS 3,415
PENNSYLVANIA 3,147
OHIO 3,094(内1名はピッツという事になる)
ILLINOIS 2,936
MICHIGAN 2,657
FLORIDA 1,954
NORTH CAROLINA 1,613
GEORGIA 1,581
INDIANA 1,534
NEW JERSEY 1,487
MISSOURI 1,418
MASSACHUSETTS 1,331
VIRGINIA 1,305
TENNESSEE 1,295
ALABAMA 1,208
WISCONSIN 1,161
MINNESOTA 1,077
KENTUCKY 1,056
WASHINGTON 1,047
MARYLAND 1,014
OKLAHOMA 987
SOUTH CAROLINA 895
LOUISIANA 885
IOWA 851
WEST VIRGINIA 733
OREGON 710
MISSISSIPPI 636
KANSAS 627
COLORADO 623
ARIZONA 619
CONNECTICUT 612
ARKANSAS 592
NEBRASKA 396
NEW MEXICO 395
UTAH 361
PUERTO RICO 345
MAINE 341
HAWAII 276
MONTANA 267
DISTRICT OF COLUMBIA(DC)242
NEW HAMPSHIRE 226
IDAHO 217
RHODE ISLAND 209
NORTH DAKOTA 199
SOUTH DAKOTA 192
NEVADA 149
DELAWARE 122
NORTH DAKOTA 119
VERMONT 100
GUAM 70
ALASKA 57
VIRGIN ISLANDS 15
AMERICAN SAMOA 4
FOREIGN 4
CANAL ZONE 2
Total 58,220
マイコメント
「犠牲者上位10州で総数の半分を占める」
給与ランク別
兵 48717 83.4%
将校 6404 11.0%
下士官 1277 0.2%
マイコメント
「通常はピラミッド状になるはずの割合で
下士官が異常に少ないのは政治的原因、因みに
ウクライナ侵攻でのロシア軍将校の戦死割合が推定
17%と言われ若干高い」
所属別
空軍 2586 4.40%
陸軍 38224 65.70%
USCG 7 0.012%
海兵 14844 25.50%
海軍 2599 4.50%
合計 58220
マイコメント
「沿岸警備隊が参戦した事はあまり知られてない、
海兵は全軍に占める人員の構成比からしたら異常と言えるほど
犠牲者が多い」
人種別
アジア系 226 0.389%
黒人 7243 12.50%
ヒスパニック 349 0.6%
白人 49830 85.60%
合計 58220
マイコメント
「一般的に黒人と白人貧困層が戦死者として多いといわれるが、
実際は圧倒的に白人が多い」
死因別
事故 9107 15.70%
DOW 5299 9.10%
殺人 236 0.41%
KIA 40934 70.30%
自殺 382 0.65%
合計 58220
マイコメント
「殺人は<上官殺し>も一部横行したらしい、
アメリカ軍は検視もキチンと行うから背後から
5.56mm弾が命中した事が分ったら戦闘死でないのは自明」
他にも宗教別割合など様々な数値があるが
私が興味のあった数値のみ抜き出した。
面白いというか恐ろしい別の統計上の数値は
ウェストポイント卒新米少尉殿がベトナム着任後
死亡するまでの時間というのもある。
この時間を知ったら驚く1日どころではないもっと短い
どういう基準で計測したか知らないが時間だけは
独り歩きしてるから知ってる人は知ってると思う、
確か他のベトナム戦争でも会話の中に出てくる
もちろんヤフーは軍事に詳しい方々の巣窟だから
私がイチイチ書かなくても知ってると思う。
アメリカ軍は論理的に統計で戦ったが、ベトコンに
統計は通用しなかった、いくら非合理的でも
侵略者を追い出すなら犠牲を厭わないのが普通なのに
気付かなかった。
しかし例えば「敵1人を殺害する費用」
「敵1人を殺害するのに浪費した銃弾数」
「戦闘時に実際に発砲した兵員数」等々あらゆる数値を
後々とは言え取るのが如何にもアメリカ的。
この映画のお陰でベトナム戦争に関し調べて
分る事があった。
それと今は既にアカウントごと無くなったから
見ることは出来ないがアメリカ軍裏アカウント的な
「OFF TRACK PLACES」が以前あって、そこを辿ると
ベトナム戦争時の大量のドキュメンタリーが見れた
オリジナルはアメリカ軍しか撮影出来ない、デジタル修復する
莫大な資金技術もあるから国防省かアメリカ軍以外に行えないはず
しっかりダウンロード保存しておいたから幸にも私は見れるが
TVなどで見る有名なシーン以外に普通に酷いシーンも多いし
完全にアメリカ版のプロパガンダと化していた。
(現地最高司令官の映像だとか、作戦の解説、戦闘の展開だとか
貴重なシーンも豊富にある)
ウィキのベトナム戦争の項目で例えば1968年○○の戦いとしてるのを
約30分くらいの映像で見れた(全ての戦闘が見れたわけではなかった)
ベトナム戦争以外でも