映画レビュー 復讐者たち


☆1242

原題< PLAN  A  >
邦題「 復讐者たち  」2020 独 ウクライナ イスラエル


原題
ナチスに復讐するNAKAM(ヘブライ語の復讐)
というユダヤ人グループが
実行しようとしたA計画から
(水道施設で毒物を混入し600万人のベルリン市民を
殺害しようとして失敗、史実に基づき実際は失敗してるはずと
容易に想像つく問題は組織の結末)

1.1945年ドイツ
2.希望の力
3.家族の行方
4.ナカム
5.潜入
6.悪魔の計画
7.配管図
8.命の水
9.真の復讐
10.私には無理
11.A計画
12.いい人生を送ること

マックス:アウグスト・ディール
ナチス残党たちを報復殺害するユダヤ人集団があったとは
知らなかった。


老人アブラハムが持っていて渡した死神の袋は
空っぽだったのだろうか?

ユダヤ人キャンプに老人と向かおうとする
途中でイギリス軍ユダヤ旅団の食料をギンバイしようとして
見つかるがユダヤ人同士だから助けてくれる

ミハイル軍曹が指揮官で
(厳密にはイギリス軍人がチャージ)
復讐部隊のサブリーダー

尋問で答えない<事務員>の口を割らせるのに
家族の話をさせる
ああいう尋問テクニックはナチス仕込のマニュアルが
南米などに広がったという噂が有る
そして自供したのに<最終的解決>する。

女性も殺害していた(ナチスの女性看守なども
ユダヤ人を殺害していた)

イギリス軍もユダヤ人部隊が殺害に関与してる事に
気付いて旅団はベルギーへ移動する命令、ミハイル軍曹は
止めてハガナー(イスラエル軍の起源)に入る
(1945年はイスラエルは建国されておらず
厳密には国家の軍隊ではない)

パレスチナに向かえとか言ってる

1 家族がいる時は実行しない
(証人と通報者を作らないのとそこまで残酷ではない)
2 複数の情報源で常に確認すること


夜の森の中で元ナチスのドイツ人を処刑する為に
当人に墓穴を掘らせてる時に明らかにユダヤ人たちの
警戒が緩みすぎ、しかし強制収容所で何故抵抗しなかったのか?
これは被害者批判ではあるが一部の人は疑問に思ったのも事実
(恐怖に支配され出来ないのが普通)

アッバコブナー ナカムリーダー

ロケ地が<ユークライナ>
東欧の現在西側に属する国はこの時代の
ロケ地に選ばれる事も多い

公共事業求人に潜りこむ為についた嘘も
凄いことを言わせる
「過去五年間国に仕えて人種の浄化に努めた」
受付女性はそれを肯定してる

ニュルンベルグ

裁判による正義なんて待てない

迫害には直接間接加担したドイツ市民もいたが
収容所の虐殺は多くの一般市民は知らなかった
(一部は薄々知っていた)

水道修理のマックスの同僚は一応
ヒトラーを憎んだ、戦後も好き嫌いは半々

疲れたマックスに主任が休憩を命じるのがドイツ的
日本だったら過労死を命じたに違いない

幸せに生きるのが復讐


最後は当時のハガナー?の生存者達

イスラエルも意外と長寿国みたい

 

 


デッドドロップ

アッバ NAKAMのリーダー
敗戦直後のベルリンでドイツ国民が
ユダヤ人を暴行してる事が描写されてる

 

夢・妄想シーンはどんな映画でも私は
嫌いだから止めて欲しい監督の独りよがり
恐らく殆どの人が一瞬騙されたと思う
(ベルリンで大量毒物混入事件が起こってないのに
何故そうなったかおかしいと思った)
いくら何でもやり過ぎ
全く関係ない市民やユダヤ人を匿ったドイツ人も
いたのに・・・・

1945年9月2日?


ハガナー イスラエル国防軍モサドの前身


ウクライナ リビウ
(時々ミサイルが弾着した西部の都市)
イスラエル ロケ地


家族を殺されたと知ったら?
直接殺害した兵士、命令した士官などに
復讐した事を批判はしないがさすがにプランAは
暴走しすぎ。

エンドでハガナー兵士?この復讐暗殺部隊の兵士?
その生存者達と思える老人たちが出てきた、
ああいう重みが有るのは経験者・本物しか
出せない。

ドイツが良い意味で過去と向き合ってるし
イスラエルとの合作でもあるから
二国間に蟠りが少なくとも公式には無い

最後に幾ら末期とは言え戦争従軍経験がありそうな
老人が出てイスラエルは長寿社会化?と調べたら
世界9位で日本より2歳低いだけ、医療と保険も
コロナで発揮してるがむしろ日本より進化してる
分野も多い。

 


試験潜航


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