映画Review 荒井秘書官なら 見るのも嫌だな素晴らしい映画

 

☆1270
原題<  LOS  AMANTES  PASAJEROS   >
邦題「アイム・ソー・エキサイティッド   」スペイン

原題:<乗客が大好き>
邦題は確か機内でダンスした時の曲名

ぺニュシュラ航空
こんな飛行機に乗ってみたい・・・・人はいるのか


冒頭からかなり豪華な出演者でなかなか笑わせる始まり
伏線もしっかり仕込んでる(現実的かどうかは別として)

スペイン発メキシコ行きのはずのA340機が地上員の
怠慢のお陰で車輪が片側しか出なくなりハードランディング
(クラッシュランディング)するまでを大量の酒盛りと
<セレブのステータス>つまり<飛行機の中でヤリまくる>を
する物語、ただし乗員やビジネスクラスの乗客全てが事情を
抱えておりそれが大問題、ついでに性的嗜好に関しては
男性乗員は全て<バイ>か<ゲイ>でノーマルのはずの
ファーストオフィサーまで単独操縦中に恍惚の表情を浮かべ
コクピットから出てきた乗務員の口には白いものが付いてる
エスカレートして酒にドラッグを入れるほど暴走する

銀行頭取/ 娘との関係が疎遠 焦付いた融資

占い師/ 超感覚で悪い予言と良い予言をする・・・

殺し屋/ダムがターゲット

テレ/ 高級エスコートクラブ経営してたが命を狙われる

リカルド/ 妻アルバは自殺未遂、愛人ルティは去っていく

新婚夫/ 三日三晩パーティー三昧 
(新郎は親切にも空洞に隠しておいたメスカリンを提供)

ネトウヨ/ 嫌われ者で唯一の不満の捌け口がネットで差別中傷

 

ラマンチャ州のトレド上空を旋回

「私達3人でこの旅を快適なものにします、
方法は分りませんが僕はお酒を断ちます
私達には得意のミュージカルナンバーが、
お望みでしたご披露したいと思います」
<曲のリクエストをまわします、不謹慎とお思いなら
やめましょう 皆さんのために祈ります>
不謹慎でなく場違い

極めつきは公衆電話が故障して相手側の音声が
客室に聞こえるから秘密が守れない
(こんな笑える設定をよく思いつた)

機首側トイレで機長と乗務員が杉田水脈に言わせれば
<生産性がない>事をしてる時
トイレのドアにしっかり<PUSH>普通はドアノブ付近にある
(ドアのプッシュと腰のプッシュ)

「兵役でアレを咥える事を覚える私も星の数ほど咥えたわ」

この機体が無事に着陸するか死傷者が出るかは
コメディ要素もあるが機種を<A340>とNFの割に
リアルに設定したから想像するまでもない
(死傷者が出るならエアバス社が機種名使用許可を
出す訳がない、墜落死亡事故が発生するフィクションで
日航全日空が自社名を許さないのと同じでコメディー
フィクションなら架空機種と架空会社)

カルティエ
シャネル
ナイキ
ディオール
プラダ
リーバイス
ジャックダニエル
モエシャンドン
アップル
等々の豪華ブランドがこれでもか!!と出演してる
こんなゲス下品な映画に出してイメージ悪化すると思うのは
ビジネスを理解してない、逆にLGBTに理解を示す企業として
コメディーだろうがブランド価値が上がる、しかも断ったら
LGBT作品に自社商品が出るのを断った>と批判される、
映画に出したから買わないと言う人は1度も買ったことがないタイプ

荒井元秘書官(と他の全員の秘書官達)なら
<見るのも嫌だ>
<隣に住むのもいやだ>
<日本から出て行く>レベルの映画

PS
コクピットビデオは民間旅客機・軍用機両方とも海外は
普通に見せるので(公式・個人)大量にある
秘密作戦の機密解除には時間がかるので公開映像は
古いがそれでも米軍は<人質救出作戦/実戦下30分>や
イスラエル軍の<イラン・オシラク原子炉空爆/10分>も見せてる

プライベートジェットでパイロットが公開するのは
分るが民間航空会社や軍用機まで個人で公開する
自由度も日本と違う(流石に軍用機の一部モニターは隠す、
しかし2015年くらいまでのはOPSECが緩かったらしく
モニターの数値もばっちり読めるくらいにほとんど
モザなしで見せる映像が多い、2018年くらいが境目で
2022年以降はかなり厳しい)

いまひとつ理由が不明なのが<海軍><海兵隊>は
個人等で大量に映像を配信する人が多い割に
空軍機の方が絶対数が多いはずなのに殆どない
(いることはいる)