映画レビュー  マーシャルの奇跡

 


原題<  WE ARE MARSHALL     >
邦題「 マーシャルの奇跡      」2006年

1970年の航空機事故でマーシャル大学のアメフト部主要メンバーが
死亡し残りの人数では試合が出来ないからチームの活動休止を
しようとしたら別大学のコーチが名乗り出て一緒に復活させる
しかも全米優勝チームにまでなる
(日本の2倍の人口があるから単純に考えても試合数が多く
レベルもそれなりに高いはずのアメリカ)

この物語映画で感じたのは50年前だから起り得た事かも知れず
現在のアメリカ人が失いつつある<寛大さ>と絶望的な状況に
陥っても決して諦めずに挑戦した勇気に改めてアメリカ・
アメリカ人が持つパワーに感動

日本で同じ事例が発生したと仮定した場合に20,000%
<自粛警察>が登場し練習再開でもした日には大炎上間違いなし
東北大震災が発生した後に当時の石原東京都知事
<花見自粛命令>を何ら権限が無いのに発令しメディアも
<音響係兼忠犬として無料広報>したけど
その是非などは決して触れなかった
(東北の人にインタビューしたら誰もそんな事
して欲しいと言う人はいなかった、としてる番組があった)

この事例だけではなくアメリカの9.11テロが発生した後に
NYC以外ではコンサートやパーティを中止する事は
テロに屈した事になるので普通に行う事が我々の姿勢を
示す事になると何ら変わらず開催されたのも日本と違うその
考え方が分る(流石にNYCの一部では物理的問題で
難しい部分があったらしいが)

パリ市内で発生したイスラム教徒によるテロ後でも同じで
オペラデパリスやコンサートなども決して中止しなかった

個人本人が何をやろうと勝手で自粛するのは自由でも他人に
強制するような日本が本当に優れて世界から尊敬されてるかは疑問