フランスの高速鉄道、**TGV(Train à Grande Vitesse)**における猫などのペット同伴のルールについてご説明します。
フランス国鉄(SNCF)は、TGVを含む列車でのペット同伴を許可していますが、明確なルールが定められています。
🐱 TGVにおける猫(小型ペット)の同伴ルール
フランス国鉄(SNCF)のルールでは、猫などの小型ペットをTGVの客室内に同伴することが可能です。
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 同伴動物 | 犬と猫のみ(他の小動物も含む場合あり) |
| 料金 | 一律 7ユーロ(2022年6月以降、ペットのサイズに関わらず一律化されました)* |
| 持ち込み方法 | 閉じた専用のキャリーバッグまたはケージに入れる必要があります。 |
| ケージサイズ | 体重 6kg未満の動物の場合、**45cm × 30cm × 25cm程度(またはキャビンバッグのサイズ目安:55cm × 35cm × 25cm以内)**の容器に入れる必要があります。 |
| 車内での場所 | 膝の上または足元に置く必要があります。ペットのために座席を確保することはできません。 |
| その他 | 他の乗客の同意も必要とされます(アレルギーを持つ人の近くには座らないなどの配慮)。 |
*TGVの格安路線であるOUIGO(ウィーゴ)では、ペット同伴料金が一律 10ユーロとなるなど、路線によって料金が異なる場合があります。
🙅 「抱いて座る」ことについて
ご質問にあったように、猫をケージから出して抱いて座ることについては、TGVを含むSNCFの公式なルールでは許可されていません。
* 猫は必ず蓋が閉まる専用の容器に入っていることが義務付けられています。
* これは、他の乗客への配慮(アレルギーや動物嫌いなど)と、運行中の安全を確保するための規則です。
したがって、TGVに乗車している映像で猫が抱かれて座っている場合、それは公式ルールからは外れた行為である可能性が高いと考えられます。フランスではペットの社会化が進んでいるため、短時間であれば黙認されるケースもあるかもしれませんが、ルールとしては「ケージ必須」となっています。
何か他の国の飛行機や列車のペット同伴ルールについてもお調べしましょうか?ふ