ハイドリヒを撃ての真実



☆ハイドリヒを撃ての真実 史実との相違点
ウィキ博士も満足の創作物語


原題 anthrpoid  
2016 英 チェコ 仏

原題は(Op)anthrpoid類人猿作戦
当時英国の作戦名偽名にお約束があり
<関連あるが関係ない事>
お腹が弱い人→ガスター10
丁寧に説明する→ピノキオ
膿を出し切る→ミイラ

ハイドリッヒは人間ではない悪魔
→anthrpoid



ヨゼフガブチーク

ヤンクビシュ

家政婦マリー/シャルロットルボン脇役のヒロイン
小顔美女で稲田朋美議員の顔サイズを木星とすると
彼女はエウロパ


GESTAPO オスカーフライシャー
SS カールへルマンフランク中将
ハイドリヒ以外のナチ人名を明示すべき



最初の2分は宣伝省が撮影していたプロパガンダ映像
紛い物ではない現実感

ハイドリヒの対レジスタンスはナチの創設勃興時に
その能力と知性を発揮し出世するくらいだから
効果的な対処法を編み出していた
市民も飴と鞭に懐柔された<独裁では効果的>
残虐性とその有能さが仇となった。
彼は浮気を繰り返しその妻リナもハイドリヒの部下と
不倫・・・・


反ナチ組織のスパイ、ゲスが直接スパイになるのではなく
怪しい人を拘束し拷問と脅迫で寝返らせる


出退勤時間を調べる(SOEで訓練する) 
諜報や防諜等のレジスタンスの一端が描かれてる
(現地組織が例えばADで武器供給を受けていたとか
細部までは描いてない)
暗号の受信 チェコの小説本を暗号書
5桁で一文字 ページ 行 文字順 


現地の反ナチ組織と対立 ラジルラフ 

大抵の作戦は計画通り進まないのが当然で
その場合にどう対処するかが重要、
柔軟性がない組織やリーダーだと対応できない。


パリに転勤すると協力者からの情報で
翌日に急遽決行する、即死せず1週間後に爆発物破片 
馬の毛皮革 スプリングが脾臓肝臓に
ダメージを与え敗血症で死亡
(経過良好とプロパガンダを垂れ流した)


ナチの報復
リディツェ村の16歳以上男199人を全員虐殺
(映像が現存)
噂が理由→カール中将はニュルンベルグ裁判で死刑

全体で5000人以上


音楽がそのまま悲劇の暗示



DA CD CPを考慮しないのはカミカゼと同じ
(軍事作戦を精神論で語ってるのが日本流で結果を
軽視して平和ボケとか言ってるのが真の平和ボケ・スペック主義)
結果が重要なら特攻は愚かな戦術なのに高尚な作戦と
吠える矛盾で、この暗殺も結果論に過ぎない矛盾
一歩間違えれば失敗していた失敗しても報復は凄惨で
このOPは映画化されてない

軍事上の物理的効果はない
精神的効果は測定不能(B29の通常爆弾と同じ)


IG→IA→計画→訓練→<侵入 実行 離脱>→DA
(一部描写され離脱は断念していた)
軍事作戦は凡そ上記の流れになり大規模作戦は情報兵站
(補給整備 救命救出等々)が勝敗成功を左右する
不思議な事に日本は実行しか主張されない
(しかし軍事知識は豊富らしい スペックヲタとは思う
戦闘と戦争の混同はご愛嬌)


斬首作戦も似た構図で民間人犠牲が大きい上に
成功可能性が低い作戦は正常なら実行しない
願望を大予言し外した方々が
平和ボケと言ってブーメランに気付いてない


結果レジスタンスが壊滅し目的の1つだった生産性低下
(MIO定義の生産性ではなく軍需工場の生産性)はなく
報復が想定以上でレジスタンスの活発化を期待したがナシ
最小の犠牲で最大の効果という戦争の鉄則に反し
以降高官の暗殺作戦を中止してる



SOEはイギリスで青酸カリを各個支給
(配布を描写しないと手品になり
史実に忠実と勘違いに丁寧に説明するため)

イギリスで既に生還の可能性なしと言われてる
(独身者を選抜した理由/ロマンスは創作)

婦人の最期

運転手クライン軍曹の追跡/彼は死んでない

待ち伏せ合図 +新聞

ヨゼフがチェルダに家で静かにしてろと
怒鳴るがレジスタンスは
「家に戻るな」と厳命
(家族の密告、情が組織を裏切る)
→帰宅→密告


懸賞金 
10,000,000 Kč は
現在なら5億円相当
1,000,000Kčを誇張


教会でのナチ戦死数は14名で
シューティングゲームは発生してない



教会には当初国防軍が1個大隊出動
膠着に痺れを切らしたカール中将は
SSを投入し交代させ現場指揮した。

ヤンは病院で死亡
(首実験画像は現存)



以前の英国映画は本土のSOE訓練から
描写し近年は省く作品が多い
実年齢±5は良いが±10歳は興行優先
(29歳前後が実在の人物)
この辺も再現性を優先してない





他の相違点は省略




チェコ亡命政府の命令 エドワルド元大統領
ブランティセク モラ ヴェツ中佐がチェコ側指揮官で
彼の指示による、チェコ内で完結し亡命政府の意向を
映画で描写せず登場人物に語らせる
末端だけを描き戦略や意図が不正確で
歴史的流れは暗殺だけが要因ではない上に
暗殺で計画通り物事を変えられない。


プラハ チェコ ロケ
チェコ共和国国防省協力(内容は不明 資料提供?)
SOEとナチが資料を残してる

イギリスの<輝かしい>対独作戦だが
ナショナリズム系作品を作りすぎ
対独レジスタンスや独の市民抵抗運動
軍人の抵抗等反ナチの行動を行なった人を
成功失敗に関らず100%尊敬するが







細かい点だが忠実に再現すると
ドキュメンタリーになり
娯楽が目的の観客を敵に回す点と
難しい作品を敬遠する傾向が圧倒的多数
監督脚本家の創作や解釈が
入るのは仕方ないが
ロマンスもイマイチかな・・

ネトウヨは絶賛していたが
根拠がウィキだからその程度は知れてる
ウィキに間違えや意図(明らかに誘導してる部分)
などある事に気付いてない、省略や解釈の違いも
仕方ないがその解釈を素直に受取るか
別の解釈をするかも考慮できないらしい


だいたいチェコを称える映画なら
チェコ系の人物を登場させろよ・・・
チェコ語を話して下さい、ほぼほぼ英語のみ
イギリス人がメインでありイギリスの
イギリスによるイギリスの為の映画
だと気付いてない・・・・・
こういった部分でドイツを批判するクセ
最近は何故かナチスの奇襲侵攻
電撃戦だけを<一部を切り取って>
礼賛するのが珍しくないのだから驚く。

ナチが通商破壊をした結果イギリスが苦しんだとか
事実のみを述べるなら分かるが、ナチスの侵略侵攻の
結果ナチスが崩壊した最後は知らないらしい・・・・・
ナチ高官の出世双六のゴールは死刑か自殺だとか