☆1144
原題< UNGA ASTRID >
邦題「リンドグレーン」2018 SWE/DAN/NOR
NORDSIK FILM
原題:若きアストリッド
(作家デビュー10年前)
アストリッド エリクソン→
アストリッド・リンドグレーン
1.おてんば娘
2.新聞社の助手
3.輝く星
4.2人の関係
5.デンマークの里親
6.こんにちは
7.いつ終わるの?
8.ラッセ・ママ
9.でも私の息子よ
10.やるしかない
11.あの町のお話
12.自分らしく
作家リンドグレーンを描くのではなく
1人の女性アストリッドを描く事によって
当時の女性の地位や扱い宗教感なども描いてる。
(SWEが近世から男女平等や人権・福祉上で
恵まれ優れた国家ではなかった事も)
この違いが分らず低評価されるのは邦題も悪い
NORDSIK FILM作品にハズレ作品なし、
むしろ北欧作品においてハズレ作品を探すのは
近年の邦画で名作を探すくらい有得ない。
ダーラ通り46番地
ブロムベルイ 新聞社の編集長
後妻ベルタ(性格的にキツイ人でこれが後々まで響く)
ラッセ息子
マリー/ デンマークの里親
ストゥーレ・リンドグレーン 30歳 21歳
上司のちの夫/1931年結婚(転職の3年後)
敢て説明しない欧米流の作風が出てる。
オープニングは(恐らく晩年の)<リンドグレーン>が
子供達から”大量の”誕生日カードを受取りそれを読み過去回想し
「凡そ16歳から20歳時代の一部のみ」”一部を切り取って”
知られざる彼女の若き日を描き
ラストシーンでまた現在進行形に戻る事で、彼女が
作家になるきっかけや子供の心が分る事も描いてる。
(子供にせがまれて話を作って聞かせたことが始りで
映画では息子ラッセだが実際は10年後に娘カーリンに
語った事だがその後を示唆してる)
作家と社会活動家存在は知っていたが作品は読んだ事はない。
ソドム=ソーダ水
ゴモラ=おはよう
現在では考えられない<毎週末教会通い>
家族関係が良かった晩年まで、母親がむしろ厳しく
門限が早かったり<女らしく>という事を求める。父親も時代的には相応の
価値観を持ち決してリンドグレーン並の進歩的さは無かったが
無口ながらも家族に愛情を注いでいた
(しかし北欧の俳優女優は美男美女が多い・・・・)
新聞:タイプライラー
インク:紙
ニュース:光
未来:自由
弱小地方紙 死亡記事誕生日結婚式
鉄道の開通で取材 周囲は高齢男性ばかり
若い頃から文章力は輝いていた
スモーランド地方
勤務先の新聞社編集長兼オーナー
法律上は既婚者の子供を妊娠
しかも実娘の同級生になり年齢差からすれば
道義上は犯罪、しかしそこでの経験があったからこそ
その後の人生があったかもしれないから複雑。
レミントンのタイプライター
DIE NEUE FRAU =THE NEW GIRL
田舎で秘密と体型は隠せないのでストックホルムの
秘書学校へ通い出産する予定だったが、デンマークの
里親に預けブルムベルイとの結婚が出来たら引き取る
計画だったが机上の計算は常に変更せざるを得ない。
ストックホルムのアパート(キッチントイレが共同で
これは現在も高級アパート以外は普通)
自由への道 エヴァアンデン弁護士
家族との葛藤。
1926/11/26 パスポートで回数と日付
(邦画だと余計なナレーションしかねない)
1928/07/17
ラーシュだけどラッセと呼びたい
結婚を母親に反対される
ブロムベルイが無神経だった
刑務所行きと脅しておいて罰金刑で済む
デンマークの施設でマリーを実親と思い我侭言う
エッセも仕方ない
王立自動車クラブの上司は私と同じく良い奴
スコール イタリア語でチンチン
マリーが回復の見込みがない病気で
ほぼ1人でラッセのを見ざるを得ず
(アパートの大家が勤務中に世話をする)
百日咳で高熱を出したラッセの看病で
勤務中に居眠りやミスの連発をした
アストリッドに帰宅するように命じた上司
(一瞬クビにしたと勘違いした、あの年齢で
個室で秘書がいるという事は当時としては稀少な
大卒か相当なコネ=家柄だという事になる、実際43歳で
自動車クラブ理事長になってるからエリート)
しかも診察代負担し往診までさせた
眠れないラッセにお伽噺をする
伝記に近いのに<伏線>や欧米的な言い回しや対比
<説明せずに説明>なども面白い
場所がWIMMERBY、
夫との出会い伏線/人物の登場、
オリヴィアベルタ、
ラストのホイップクリーム、
対比/地元WIMMERBYでのダンスとストックホルムでのダンス
鉄道の車両内
カフェ:レストラン・・・
BGMのパイプオルガン
ネース農場
ストックホルムでルームシェアした女性
グン・エリクソンとは後々まで交友が続く
ヴィンメルビー スモーランド地方
ヨンスティーヴェン(エッセ)1925-2007
彼ともその後まで交流してる
彼女の戦時中のクリスマスの日記から食事メニュー
クリスマスハム
自家製レバーペースト
塩漬け牛肉
子牛の肝臓
鶏1匹
燻製ウナギ
トナカイ
シナモンクッキー
ケーキ
ハム タン 塩漬け牛肉
マッシュポテト ニシンサラダ
ニシンのグラタン ニシンの酢漬け
レバーペースト
餓死者が出た日本と比べたら天国にいる
中立国は比較的軽傷で済み戦争をしなかった
SWEに敬意を払ってる。