三十三 「ホテル ルワンダ」アメリカ  ノンフィクション ☆☆☆☆ <NF>




三十三 「ホテル ルワンダアメリカ  ノンフィクション ☆☆☆☆ <NF>


主演 ドンチ-ドル  アフリカルワンダ共和国で起こった多数派民族のフツ族ツチ族


虐殺を描く。元々差別的な扱いがあったらしいが、ツチ族フツ族の大統領が乗った


飛行機を撃墜して徹底的な殺戮が始った、民兵AK47ライフルを持っているが


大多数の市民の武器は中国製の“ナタ”で滅多打ちに、逃れた先が国連平和維持軍がいる


高級ホテル、そのホテルの支配人のドンチードルが賄賂を払って何とか民兵流入を防いでいたが遂に民兵がなだれ込むようになる(殺害は無かったが難民の名簿を持っていく)


国連平和維持軍の応援部隊が来るがホテルから救出するのは「白人のみ」で1300人近くの父族が取り残される・・・・・・・・・・・・・・


別の映画で(ルワンダの涙=原題は ドッグシューティング)イギリスのカトリック


中学校に逃れてきた難民代表が(ベルギーの国連平和維持軍が駐屯)隊長に、ナタで殺されるのは残虐すぎる、どうせ殺されるなら銃殺してくださいせめて子供達だけでも銃殺


して下さいと嘆願するが、勿論拒否される。かと言って自己防衛のみしか許されてない


平和維持軍が殺人を犯すと分かってるフツ族を殺すことも出来ないのだが、隊長が牧師に


野犬が危険だから射殺したい銃声に驚かないように伝えて欲しいと頼んだら牧師が 「


その野犬が君達を殺そうと襲ってくるのか?ツチ族が殺しに来ると分かっていて何もしないのに」と反論したが、国連平和維持軍の殆ど何も出来ない事への非難と言うか問題提起もあるが国連平和維持軍が自己防衛以外で軍事活動すれば“中立”という立場が保てず


組織の存在意義が崩壊するし、活動しないと虐殺を見過ごすだけと言うその矛盾が恐ろしい。似たような感じで国際赤十字委員会もそんなギャップで苦しむらしい。


正解が無いもんな。