不思議な老人達

☆不思議 五百四十四

憲法が占領軍アメリカによる押し付けで”明治憲法近くに戻すのが自主憲法だ”
と主張する人々が少なからず存在する、そうすると明治維新なんか”アメリカ”や
イギリスフランス等による強圧的な開国政策の賜物と言うのが実態だったから
(その結果どうなったかはまた別問題)参考にすべき明治時代と言うのも強烈な
押し付け政策下の憲法とも思える、そして明治憲法も当時のドイツ憲法を参考にしたり
正々堂々と自主憲法だと威張れるものではなく<コピペして改竄した>憲法
実態だから<現憲法を否定して明治憲法を真似てもドイツ等の真似憲法になる>
という堂々巡りはどのように解決するのだろうか?

現ドイツの”基本法”の改正数を引き合いに出して日本が一度も改正していないのが
異常だと主張する人もいるけど其れは間違えても言わないほうが良い言ったら
ドイツ基本法の経緯を知らない事を晒すだけ。
憲法でなく基本法としたのは第二次大戦後の東西ドイツ分裂後に西ドイツが
東ドイツとの併合を悲願としていたため最高法規憲法としなかった事、
(よって”ドイツ憲法”は改正回数が多いと書いたら知識不足の披露になる)
併合を前提として改正が行いやすくなっていた事、そして現実に併合された事
EU加盟でも改正が必要だった事等々全く事情が異なるのにその改正数だけを
取り上げ日本が間違えていると思い込んでいたらとんだ恥さらしになる。

それ以外の国家でも憲法改正を行なってる国は基本的に国民の人権を保障したり
拡大するなど国民側に立った改正がメインになってるのに対して誰かが目指すのは
国家権力の拡大だ(それでいて災害発生時や北朝鮮にミサイル発射でもゴルフ優先)

皇室典範同性婚等では確かに憲法改正が必要だがその手の話題になった瞬間に
憲法改正は不要>になって阻止するけど、仮に改正しても全く無効なのに
北朝鮮にミサイル発射には過剰反応して改正が必要と強硬に主張する。
憲法改正しても探知も撃墜も不可能に近いし”例のゴルフ優先”されたら
ひとたまりも無い)