ロイヤルマリーンコマンドー

☆英国海兵隊


やや古いドキュメンタリーで
25分×8シリーズあった
有るのは知っていたが今まで
DVDばかり見ていて、こっちを
見る時間がなかったし<若干の集中力>を
要するので(英語ナレーションのみで
日本向けではない)見る気力が暫くなかったが
やっとで見終わった。

リクルートの新兵教育とアフガニスタン派遣の
新任少尉(小隊長)の並行描写で進む。


驚いたのが50人中最終的にグリーンベレー
なれたのはその部隊では6人で、他の部隊が5人の
100人中11人しか卒業出来なかった(32週間)
その取材対象の部隊が12%で平均でも11%しか
卒業できてない。


しかも隊長が新兵に<辞めろ>と諭すのだ
(正式にクビを宣告するのではなく
自主的に離隊を勧める)、それ以外でも
体の故障(体を痛める、民間では問題ないが
軍では問題になる僅かな異常)で医学的
レーニングセンター送り(ここで回復しないと
クビ)等々で積極的に<切り捨てる>システムが
出来ていた。


アメリ海兵隊は契約が社会通念の国だから
(イギリスもだが)基本的に辞められない
骨折で回復しないとか明らかに継続不能な場合のみしか
認められないと書いていた。

ところがイギリス海兵隊は各国のパイロットの
審査システムみたいにマニュアル式で
10マイル走を何分以内に走れないと自動的アウト
みたいにどんどん切り捨てていった。
アメリカ軍の資格取得もこのシステムで
試験が数日毎に課され85点以下を3回取ったら
退学、資格が取れないだけで原隊復帰)
もちろん自主的に辞めるやつもいる。



イギリス海兵隊グリーンベレー
呼称してるとは知らなかった、殆どは
アメリカ陸軍の特殊部隊を想像するだろうが
The Royal Marines Commando
が隊員の正式名称らしく海兵隊員=特殊部隊員
に近いから(SBSは完全な特殊部隊)
自衛隊のレンジャーレベルはある、言うまでもなく
マリーンコマンドーの方が上だが。



戦地も戦死者そのものは映さないが
実際に取材対象の部隊から戦死者や
負傷者が出ていた(これらの人々を
撮影するのは可能だが映像送信は不可
の場合が多い、先に家族に知らせるとか
確認するとか時間も掛かる)
遺族の父親が息子を誇りに思うと
語っていたのが立派だった。


他人に命を捧げろだの志願しろだの言う割に
自ら率先しない不思議の国とは違う。
(それらの戦死者を大量に出してる国は
”国家に奉仕する”と表現する)
そして戦争が勃発して志願しても新入隊員として
部隊配置される頃には(数ヵ月後)
国家間の戦争は終結してるから、ネトウヨさんが
計画的にシームレスでこの年は何人、2年後は
何人入隊と送り込まないと対応できないのだが。





もちろん軍事に詳細な知識をもたれる
方々が圧倒的多数のネットだから
私がそのタイトルを記載する必要がない事は幸いである。
まさか私が平和ボケなのだろうか・・・・



PS 
戦地映像=御用評論家の平和ボケの
スペック主義 机上の空論は虚しい
彼らがネット上の軍事記事をリードし
それら無料記事しか読めない
読まない圧倒的多数の層が信じ込んで
妄信し誤った方向へ進んでる。

衛星放送などでもけっこう
軍事に関して放送があってるけど
それらに関しコメントや
レビューを書いてる人が殆どいないし
軍事本も数万部は売れてるはずなのに
アメリカなどの実戦のドキュメンタリー)
それらを発信する人はいない、そして
産経などが掲載する自衛隊凄いは
拡散される。




アフガニスタンでパトロール中の
映像で子供が映って、明らかに
目の辺りを殴られた跡があり
腫れて痣になってるシーンが
一瞬だけあった、DVという概念がない
一昔前の日本だった。
   



インターネットが核戦争での
通信回線の残存性の為に
開発された・・・・・・と
言われてるが、当初の目的はそうではなく
殆ど<狂人>レベルの科学者達が
奇想天外な非現実的な研究開発をしてる
過程で結果的に生まれた要素もあったそうだ

GPSもスプートニク打ち上げの直ぐ後に
閃きは出たが凡そ30年後でないと
実現してない、全てとは言わないが
ブレークスルー、ゲームチェンジャーレベルの開発は
そのような過程が普通で失敗も多々ある。
日本の大学が軍事研究を拒絶する事を批判してるが
研究しても役立つ兵器は99.99%不可能。



B52 B1の1時間当たりのフライトコスト7万ドル
B2が10~15万ドル
ただしB2爆撃機はF35だったかF15の20機分の
積載量がある。