映画レビュー ヒンディーミディアム


☆1157
原題<    >
邦題「  ヒンディーミディアム  」インド


1.序章
2.名門学校見学
3.下町から高級自宅地へ
4.親たちの受験勉強
5.不合格と推薦と賄賂
6.禁断の手口
7.貧困層の住む町へ
8.貧乏暮らしを学べ
9.抽選と後悔
10.露呈
11.バトラの決意


無駄なシーンが豊富にあるの<も>インド映画の特徴で
序章の出会いの経緯やある程度の成功までは全く不要
(妻に呼び出された事から開始しても問題なかったというより
そこからスタートの方が洗練されていた)


娘 ピア
ミータ
ミットー

インドの貧困層の凄まじさ
極端な格差社会カースト制度の悪弊

 


<子供の教育に必要なもの>
<子供の教育に与えるべきもの>を本末転倒に追いかけ
最後は一番大切なものをやっとで理解する夫婦の物語であり
一番の被害者がこの子供である事が普通に描かれている。

日本の教育改革・入試改革にも共通していて
<産業界/企業>と<国家/自民党>が理想とする教育を
最終目的化し導入しようとしたり採用した方針に於いて
全て<児童生徒学生の為>という発想が抜け落ちている点に
酷似して(失敗)してるのは単なる偶然なのだろうか?

また夫婦関係も描写され女性のルックスのみで判断した
結婚に振り回され隷属する夫は経営する店(会社)
では成功した夫も家庭に関しては無能で、まるで
安倍元首相と昭恵夫人みたいな夫婦同姓の割に破綻崩壊した
関係が夫婦別姓なら家族関係が崩壊するという最悪のお手本
自民党みたいな旧態依然とした固定観念の失敗も本筋ではないが描かれてる。

インド社会や教育をコメディー仕立てとは言え垣間見えた
こんな競争が激しい上に人口も多いインドに日本の一部の分野が
太刀打ちできないのは当然だと悔しいが分った。
もしインドの一部の社会問題教育問題が改善され競争力が
向上したらインドの持つ経済力技術力は恐ろしいものがある
(しかし不平等や汚職不正・非効率など日本も酷いが
日本より酷いインドの問題が改善する見込みが低いく
その時間は相当かかる)

バトラのテキトーさに感情移入できず
面白くなかった

真面目にやてるのに失敗するテンポのよいコメディーを
期待したがイマイチな上に、推薦書が効果が無いのに
賄賂を渡そうとするなんかありえるか?